クリプタクト、東京大学と医療画像流通システムの構築について連携
医療AIの発展に向け、ブロックチェーンを活用したデータ流通市場の創設を目指す
ブロックチェーンを活用したシステム構築や国内最大級・暗号資産管理プラットフォーム「grid@cryptact」を提供する株式会社クリプタクト(本社:東京都新宿区 代表取締役 斎藤岳、以下「クリプタクト」)は、国立大学法人東京大学(総長:五神真、以下「東京大学」)の東京大学医学部附属病院脳神経外科 金 太一 助教らによる『ICT活用による医療画像データ流通システムの構築』に関するプロジェクトに参画致します。クリプタクトは、本プロジェクトのシステム・ネットワークの構築およびブロックチェーンを活用したデータ流通を担当していきます。
データ流通が最も困難とされる医療分野において、医療画像データ流通市場の創成に関する検証を行い、日本における医療AI分野の発展に取り組みます。
クリプタクトは、今後もブロックチェーンによるデータ利活用を推進し、産業における技術発展に寄与してまいります。
データ流通が最も困難とされる医療分野において、医療画像データ流通市場の創成に関する検証を行い、日本における医療AI分野の発展に取り組みます。
クリプタクトは、今後もブロックチェーンによるデータ利活用を推進し、産業における技術発展に寄与してまいります。
■実施概要
昨今、医療AIが発展する中で、医療AI業界では教師データの不足による技術発展が課題視されています。特に日本では、医療データは医療機関しか持つことが難しく、医療AIを提供している企業は質の高い教師データを入手することが困難であり医療AI業界の発展の妨げになっています。このような課題を解決するために、市場で求められている大量の医療画像データおよび疾患の正確な教師データを最適化された状態で市場に流通させるために産学連携した実証実験を行います。
本プロジェクトでは、個人のセキュリティを担保しながらデータの情報管理を行い、医療AI企業にデータ提供を行う仕組みを構築します。ブロックチェーンの活用も視野に入れ、医療画像データの流通市場創成に向けた検証してまいります。クリプタクトは、これまでの金融市場で培ったシステム開発とブロックチェーンを転用し、医療データを提供するためのシステム・ネットワーク面の開発を推進していきます。
■概念図
■構成チーム
金太一 (東京大学医学部附属病院脳神経外科):研究開発代表者
[プロフィール]
1975年12月13日生。1995年北里大学医学部卒業。2011年東京大学大学院博士課程修了(医学)。2001年から東京大学医学部附属病院などで脳神経外科医として臨床医療に従事しつつ、医用画像処理、手術シミュレーション、アプリケーション、人工知能およびICT技術開発に関する研究に従事。ドイツ連邦共和国エアランゲン大学リサーチフェローを経て2014年より現職。脳神経外科専門医。2013年アレキサンダーフンボルト奨学金、2012年上原記念生命科学財団リサーチフェローシップ奨学金、2013年日本頭蓋底外科学会優秀論文賞。所属学会:日本脳神経外科学会、日本脳卒中学会、日本VR医学会など多数。
医用画像処理に関する論文はこれまでに57編(欧文44、和文13)、著書18編、特許8件(うち国際申請3件)、著作3件を有する。
金太一助教コメント 「医療にとって個人情報を保護することは極めて重要であり、必須の条件です。しかし、セキュリティに関する過度な警戒感から、あらゆるデータが明確な理由もなく、そのリスクも検討されず病院に秘匿され続けています。事実、データ市場が急成長している昨今で、医療データ市場に関しては成長率が低下しているどころかマイナスの成長になりつつあるといわれています。ビッグデータは質よりも量を追求するあまり、AIの出力結果の質が低下しており、深刻な課題になっています。つまりインターネット上で一般に公開されているようなデータでは社会に変革起こすことはできません。今社会に必要とされているのは価値あるデータです。医用画像データはその最たるものと言われています。 通貨がそうであるように、価値あるものは世に出て流通することによって初めてその真価を発揮します。 東大とCRYPTACTは、ICTやブロックチェーンなどのセキュリティ技術を駆使して、守るべきものはしっかり守り、個人情報やプライバシーに関する安全性を確立した上で、自分自身や社会へ有用な情報を還元することを目指します。特定分野の技術が高度に細分化されるに従って、逆にその応用範囲が先細りしていく現状において、異分野間の橋渡し技術が必要とされています。医療分野の東大病院と仮想通貨分野のCRYPTACTが協力し、培ってきた技術とノウハウを最大限に活かして、これまで困難とされていた医用情報の安全な運用を目指します。我々はこれまでにない画期的なシステムを構築し、データ流通市場にパラダイムシフトを起こすでしょう」 |
斎藤岳(株式会社クリプタクト 代表取締役)
[プロフィール]
2007年4月 ゴールドマン・サックス証券に入社し、自己勘定投資チームである戦略投資部にて、不良債権投資、プライベートエクイティ投資、不動産投資から船舶投資まで様々な投資に携わり、法的整理含めた事業再生の案件も手掛ける。2010年5月 ゴールドマン・サックス・インベストメント・パートナーズにて、資産総額8,000億円を超えるグローバルヘッジファンドに参加し、ヘッジファンドマネージャーとして株、債券、為替、金利、CDS、デリバティブ、ローンなどへ最大800億のポートフォリオの投資・運用を行う。ブロックチェーンやスマートコントラクトのテクノロジーに可能性を感じ、2018年1月アミン、増田とともに株式会社クリプタクトを設立。2001年灘高校卒、2005年東京大学工学部システム創成学科卒、2007年東京大学大学院工学系研究科卒
斎藤岳 コメント 「人工知能がより発展していく中で、どのようにデータを安全な仕組みで利用していくか、ということが喫緊の課題として挙げられます。これはセキュリティに対する高い要求は当然として、大量のデータ処理を可能とするようなスケーラビリティ、またシステムが問題なく稼働し続けるための安定性・持続性などを同時に達成する必要があります。当社メンバーがこれまで金融業界や暗号資産領域で培った経験を活かし、セキュリティ、スケーラビリティ、安定性の全てにおいて高いレベルで達成すべく、東京大学と連携することで21世紀の医療業界の発展に向けたテクノロジーによる課題解決を図っていきたいと考えています。本プロジェクトは、人工知能社会に向けたデータ流通市場の確立が目標ではありますが、目的は「人工知能含めたテクノロジーの発展を通して、個人がより最適化された医療サービスを受けることを可能とすること」です。その結果、社会全体における医療の便益は増し負担は軽減すると考えており、この目的を見据えながら、当社として貢献できるように尽力する所存です。」 |
■株式会社クリプタクトについて
クリプタクトは「暗号資産投資家支援プラットフォーム」としてあらゆる側面から資産管理のサポートをします。サービスリリース半年で約3万人のユーザーが利用する国内最大級の暗号資産の資産管理サービス「grid@cryptact」をはじめ、暗号資産・ブロックチェーン及びスマート・コントラクト技術を通じて、社会の発展に貢献してまいります。
「新しいテクノロジーをよりわかりやすく人々や社会に提供していく」というミッションを掲げ、現在は、ポータルサイト 「grid@cryptact」(https://grid.cryptact.com/ ) にて以下の事業を運営しております。
・暗号資産の実現損益計算サービス「tax@cryptact」(個人向け)「taxpro@cryptact」(税理士法人向け)
・暗号資産取引の実績を投資家目線で可視化するポートフォリオサービス「portfolio@cryptact」
・暗号資産市場分析レポートサービス「reports@cryptact」
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザーログイン既に登録済みの方はこちら
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像