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ウミトロン株式会社
会社概要

ウミトロン、世界初となる海上自律型の魚群食欲解析システム「UMITRON FAI (Fish Appetite Index)」を開発。

機械学習により、海上でリアルタイムに魚の食欲を判定。給餌の完全自動化へ。

ウミトロン株式会社


キーポイント
  • 機械学習による世界初のリアルタイム魚群餌食い評価システム「UMITRON FAI (Fish Appetite Index)」を開発。既存顧客への実装を開始。
  • 給餌船などの大型システムとの連携に向けてシステム連携パートナーを募集。
  • 8月20-22日にノルウェーで開催されるAquaNor(ブース出展はなし)並びに、8月21-23日に日本で開催されるジャパン・インターナショナル・シーフードショーに参加。本件に関心のある方と商談の機会を設ける。
UMITRON PTE. LTD. (所在地: シンガポール、共同創業者 / マネジング・ダイレクター 山田雅彦、以下ウミトロン)は、海上自律型の魚群食欲解析システム「UMITRON FAI (Fish Appetite Index)」を開発しました。「UMITRON FAI」は機械学習によって、魚の餌食いをリアルタイムで自動評価する世界初のアルゴリズムであり、ウミトロンが開発済みのスマート給餌機「UMITRON CELL」と連携することで、電源や通信が限られた海上で、

-魚の遊泳データの自動蓄積
-リアルタイムでの摂餌状況のスコア化
-スコアに応じた給餌制御

を可能とする洋上自律型のサービスです。ウミトロンはすでにUMITRON CELLを活用中の既存顧客に「UMITRON FAI」の提供を開始しました。ウミトロンは今後も、こうした付加価値サービスの開発を継続し、既存顧客に提供していきます。

水産養殖における給餌コスト
水産養殖は世界的な成長産業です。一方で、生産コストの大半を占める給餌コストの最適化は養殖経営における最重要課題となっています。しかし、水産養殖という特殊な環境下がこれまで給餌管理に多くの制約をもたらせていました。

洋上での給餌管理の難しさ
生産者は洋上に浮かべた多数の養殖生簀を活用して魚を育てています。これまでは毎日特定の担当者が海に出て魚の様子を確認することで、きめ細やかな生育を実現してきました。しかし、船で一つ一つの生簀を回るオペレーションは役割分担が難しく、また魚や海の状態変化を知るためには、決められた担当者が現場で日々継続的に魚を確認し、年間を通してほとんど休みなく生育管理をする必要がありました。また、天候不良時等の危険な環境下では長時間の洋上作業は極めて困難で、一つの生簀あたりの作業時間は必要最小限にする必要があります。そのため、これまで給餌中の魚の観察や給餌方法の変更は給餌担当者が洋上現場の限られた時間内のみで素早く行う必要がありました。

海上でリアルタイムに魚の食欲を判定、給餌の完全自動化へ
「UMITRON FAI」は機械学習を用いた魚の餌食をリアルタイムで自動評価する世界初のアルゴリズムであり、ウミトロンが開発済みのスマート給餌機「UMITRON CELL」と連携することで、次の様な水産養殖現場での課題解決を念頭に開発しております。
UMITRON CELLで撮影した給餌中の動画から魚の摂餌中の状態を自動的にスコア化することで、現場担当者が後からスコアの良し悪しを元に給餌状況の振り返りをすることができます。
 
  • 生育期間を通した魚の摂餌状況(時系列データ)や、複数の生簀同士での餌食い状況(生簀間データ)を俯瞰して観察することで、より客観的な目線で給餌戦略を立てることができる。
  • 「UMITRON FAI」を活用して考案した給餌改善計画をスマートフォンを使ってすぐにUMITRON CELLでの給餌スケジュールに反映させることができるため、給餌調整のための洋上作業時間がなくなると同時に、短期間で給餌変更のトライアンドエラーが可能になる。
  • 現場の給餌担当者以外の社員も含めてこれらの摂餌情報を共有することで、給餌を止めるべき判断基準(スコア)を全員でシェアし、今後の給餌計画(量やタイミング)を改善することができる。
  • また、生産者が全生簀の餌やりを1日中観察し続けることは難しいですが、UMITRON FAIが生産者の代わりに魚の餌食を観察、評価してくれるため、餌食が落ちるタイミングなど、より重要な場面のみ直接観察をするなどの生育方法も可能となる。
  • 実際に魚の食欲は生育段階や水温などの環境条件で急激に変化するため、「UMITRON FAI」を使ってリアルタイムに魚の状態を解析することで無駄餌の早期発見や、リアルタイムでの給餌の自動最適化にも繋がる。

図:UMITRON FAIは複数のアルゴリズムを組み合わせて指標化されており、環境や撮影条件の違いを考慮して利用可能図:UMITRON FAIは複数のアルゴリズムを組み合わせて指標化されており、環境や撮影条件の違いを考慮して利用可能

 
これらのシステムを活用し、
「①水産現場における社内での知見の資産化」、「②洋上作業を減らすことによる労働環境の改善」「③無駄餌の早期発見を通した海の保全」、そして「④魚の早期成長や給餌コストの最適化による経営改善」をサポートしていきます。ウミトロンは、UMITRON CELLを活用する既存ユーザー向けにすでにベータ版を実装開始しており、今後も新しい機能を随時アップデートしていきます。本取り組みに関心のある生産者・漁業協同組合・地方自治体等の皆様は、fai@umitron.comまでお気軽にお問い合わせください。

外部システム連携のパートナーを募集
また、ウミトロンは給餌船などの養殖向け大型設備に「UMITRON FAI」をはじめとしたウミトロンのソフトウェアを連携することで、より多くの生産現場に貢献するためのシステム連携パートナーの募集も開始しました。ウミトロンは8月20-22日にノルウェーで開催されるAquaNor並びに、8月21-23日に日本で開催されるジャパン・インターナショナル・シーフードショーに参加し、本取り組みに関する商談を予定しています。ご関心のある方はお気軽に”fai@umitron.com”まで事前にご連絡ください。

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ウミトロンについて
ウミトロンは、成長を続ける水産養殖にテクノロジーを用いることで、将来人類が直面する食料問題と環境問題の解決に取り組むスタートアップ企業です。シンガポールと日本に拠点を持ち、IoT、衛星リモートセンシング、機械学習をはじめとした技術を用い、持続可能な水産養殖のコンピュータモデルを開発しています。私たちは世界中の養殖ノウハウを集積したコンピュータモデルを開発・提供することで、より安全で、人と自然に優しい「持続可能な水産養殖を地球に実装する」ことを目指しています。

お問合せ先
  • 事業連携について:UMITRON  サービス担当窓口 Email:fai@umitron.com
  • 広報/取材について:UMITRON  広報担当窓口 Email:pr@umitron.com

 
 

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ウミトロン株式会社

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URL
https://umitron.com/ja/index.html
業種
情報通信
本社所在地
東京都品川区東五反田1-10-7 AIOS五反田ビル1102号
電話番号
-
代表者名
藤原謙
上場
未上場
資本金
-
設立
2016年09月
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