世界初 レーザースキャン方式による車載ヘッドアップディスプレイ(HUD)用プロジェクションユニットの量産を決定
~鳥取県および鳥取市と事業拡大に係る協定書を締結~
レーザーHUDは2020年に量産体制を構築し、2021年に出荷を予定しております。
本決定により鳥取事業所の設備投資等を行うこととなり、これを支援する鳥取県および鳥取市と、2019
年5 月30 日に事業拡大に係る協定書の調印を行いました。
HUDは、車速やナビゲーションなどの情報をフロントウインドウに投影するものです。従来のカーナビゲーションシステムやメーターに比べ、ドライバーの視線移動を減らすことで、運転時の疲労軽減やよそ見による事故のリスクを低減するメリットがあります。さらに、今後は車両に設置された様々なセンサーとの連携によるドライバーへの高度な注意喚起やAR[ⅲ]技術の実現が期待されています。当社は、そのような高度化するニーズに応えるためリコーのレーザー描画技術、および車載HUD用途で新たに自社開発した2軸MEMSスキャナー[ⅳ]を用い、レーザーHUDの開発に成功しました。
今後、リコーインダストリアルソリューションズは、ニーズが広がるHMI分野でさらなる事業拡大を図るべく、本分野における量産体制を構築し、生産能力の拡大を図ってまいります。
■関連リンク:
「レーザースキャン方式車載ヘッドアップディスプレイ(HUD)用プロジェクションユニットを開発」
https://jp.ricoh.com/release/2018/1107_1.html
[i] 2019年5月 当社調べ
[ⅱ] HMI(Human Machine Interface):人間と機械が情報をやり取りするための手段及びそのための装置・ソフトウェア。
[ⅲ] AR(Augmented Reality):拡張現実
[ⅳ] MEMS(Micro Electro Mechanical Systems):微小電気機械システム
2軸MEMS スキャナー:RGBの3色のレーザーを縦と横に同時に走査してスクリーン上に描画する部品
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リコーグループは、オフィス向け画像機器を中心とした製品とサービス・ソリューション、プロダクションプリンティング、産業用製品、デジタルカメラなどを世界約200の国と地域で提供しています(2019年3月期リコーグループ連結売上は2兆132億円)。
創業以来80年以上にわたり、高い技術力、際立った顧客サービスの提供と、持続可能な社会の実現にむけて積極的な取り組みを行っています。
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