ルーブリック、新バージョン〈Andes 5.1〉を発表 ~データ・ガバナンス、ディザスタ・リカバリの自動制御、継続的データ保護の機能を追加~

●〈Polaris Sonar〉 SaaSアプリケーションが機密データを検出、分類、レポート化し、企業がPCI / DSS、SOX、HIPAAなどの基準、GDPR、CCPAなどのデータ・プライバシー要件に準拠できるよう対応
●〈Polaris AppFlows〉 SaaSアプリケーションにより、完全なDR自動制御やDRテスト、およびアプリケーションをデータセンターからAmazon Web Services(AWS)に移行できる機能を提供
●主力商品であるルーブリックのCloud Data Managementは、業界で初めて、ワン・クリックで継続的にデータ保護できる機能を標準提供し、VMware Ready認定を取得
マルチクラウド・データ・コントロールのソリューションを提供するRubrik (本社:米国カリフォルニア州パロアルト、CEO:ビプル・シンハ(Bipul Sinha)、以下ルーブリック)は、8月14日、Rubrik Cloud Data Management(以下、RCDM) および〈Rubrik Polaris〉 SaaSプラットフォームにおける、データ分類、DRの自動制御、そして継続的なデータ保護に向けた画期的なソリューションを提供する〈Andes 5.1〉のリリースを発表しました。今まで多くの企業では、データ・ガバナンス、ディザスタ・リカバリ・コンプライアンス、およびデータとアプリケーションの完全なリカバリを実現するために、多種多様なツールを使用し煩雑なプロセスが必要でした。ルーブリックは、こうしたまとまりのないプロセスやソリューションを一掃するため、データセンターやクラウドをまたがるデータの管理、統制、調整を実現する単一のソリューションを提供します。〈Andes 5.1〉の導入により、企業におけるビジネス・コンプライアンスの自動化、事業継続のためのデータ・モビリティの確保、社員の生産性向上、各種ツールの統合によるコスト削減などさまざまなメリットが享受されます。

データ・プライバシー要件を満たすためのデータ・ガバナンス実装
〈Polaris Sonar〉(以下Sonar)は、新たなインフラストラクチャの導入を必要とせずに、エンタープライズ環境全体にわたる機密データを検出、分類、そしてレポート化する、まったく新しいタイプのSaaSアプリケーションです。〈Sonar〉では、機械学習を駆使して個人識別情報(PII)などの機密データを検出し、データ・プライバシーの侵害とコンプライアンス・ペナルティにより増大するリスクに対処することで、導入企業が特定種類のデータの配置場所を、本番環境に影響を与えることなく簡単に探し出せるようにします。〈Sonar〉は、お客様がすでに導入済みのRCDMとプロセスを活用することにより、これまでにはないシンプルさと、迅速な価値創造を実現します。

●米国サウスダコタ州・スーフォールズ(Sioux Falls)市 システム管理者 ブランドン・モリス氏のコメント
「以前は高額な費用がかかる第三者による審査員や、複数の常勤エンジニアが必要だったデータ分類タスクを、現在は完全に自動化できるようになりました。手動で行っていたスクリプト作成とスプレッドシート管理を排除し、運用コストを90%以上削減できました。〈Sonar〉プラットフォームでは生産性に影響を与えることなく、既存のバックアップ・データ上で不用意に露出されていたクレジットカード番号や 社会保障番号など、高リスク・インシデントの機密データが配置された場所を、継続的かつシームレスに監視してくれます」

●英国レディング大学(University of Reading) インフラストラクチャ・サービス・マネージャー ケビン・モーティマー氏のコメント
「〈Sonar〉があることで、罰金が科せられるようなリスクを冒さずにPCI-DSSコンプライアンスへ取り組むことが可能となり、複数のリソースを割り当てたり、付加価値を生む業務に職員を配置したりできるようになりました。〈Sonar〉によって、クレジットカード情報、パスポート情報、その他のPIIなど、機密データの分類を自動化して、全体的なリスク状況をより確実に把握し、データの所有権を割り当てることができるようになりました。もし、学生データが侵害されると、学生の幸福と共に、組織の評判も失墜してしまう可能性があるのです」

DRの制御を自動化してさらに俊敏なクラウド化を促進
〈Polaris AppFlows〉は、データセンターからAmazon Web Services(AWS)へのフェイルオーバー/フェイルバック、テスト、そしてアプリケーション移行にあたり、非常にシンプルでネイティブに統合されたDR制御の自動化機能を提供します。導入企業は、ルーブリックを使用することで、VMスナップショットをAmazon Virtual Private Cloud(Amazon VPC)上のAmazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)インスタンスに変換し、RTO(目標復旧時間)を短縮することができます。AWS上でアプリケーションが実行されると、ルーブリックは、クラウド・ネイティブな保護機能を提供し、退出コストを最小限に抑えながらフェイルバックを自動化します。バックアップ、レプリケーション、DR制御の自動化、クラウドのインスタンス化を統合する、ルーブリックの単一ソリューションにより、導入企業においては、複数のポイント・ソリューションの利用や、複雑な管理、無用な出費が必要なくなります。

●IDC リサーチ・ディレクター フィル・グッドウィン氏のコメント
「今日の企業は、マルチ・クラウド環境全体でデータ・モビリティとデータ・ガバナンスを提供してくれるデータ管理ソリューションに投資することが重要です。ルーブリックは最新の機能強化において、データ保護とデータ・ガバナンス機能を、自動化、分類、およびインサイトと組み合わせ、マルチ・クラウド・データ管理機能を拡張しています。〈Polaris AppFlows〉および〈Sonar〉は、企業がデータを駆使し、クラウドを活用してビジネスの継続性とITの回復力を高められるよう、デザインされています」

運用効率を高めながらデータ損失を最小限に抑える
〈Andes 5.1〉では、ネイティブに統合されたContinuous Data Protection(CDP)による継続的データ保護機能により、お客様がデータ保護ポリシーを定義するSLAドメインのシームレスなオプションとして、VMware環境に対してほぼゼロのRPO(目標復旧時点)を提供します。ルーブリックでは、ジャーナル・ベースのアプローチを活用することで、導入企業に継続的な復旧ポイントのストリーム情報を提供し、障害またはランサムウェア攻撃におけるデータ損失を最小限に抑えます。SLAポリシー・エンジンを1回クリックするだけで、最も重要なVMに関する継続的なデータ保護が可能となるため、このような機能を実現するための新たなソリューションをインストールする手間やコストは不要です。

●VMware グローバルパートナーソリューション担当副社長 テリ・ブルンズ氏のコメント
「ルーブリックのネイティブに統合されたCDPソリューションをVMware Ready認定ソリューションとして指定できることを大変嬉しく思います。ルーブリックのCDPでは、vSphere APIを使用してI / Oフィルタリングを行い、VMwareのお客様に対してわずか数秒でRPOを提供することにより、データセンターとクラウド全体のデータ損失を最小限に抑えます。VMwareとルーブリックを組み合わせることで、企業はマルチ・クラウドのハイブリッド環境内でシームレスにシステムを運用でき、運用における複雑さも軽減できます」

さらにシンプルな運用で複雑なエンタープライズ環境を管理
〈Andes 5.1〉では、企業のIT環境が大規模かつ複雑化、そしてますますクラウド・ネイティブに推移している中で、進化し続けるニーズに応えるべく最新機能を導入しています。

「大規模なAWSおよびAzure環境」 を使用しているお客様は、ルーブリックの単一コンソールと一連のSLAポリシーを備えたSaaSベースの〈Polaris GPS〉によって、複数のクラウドとデータセンターのデータ管理作業の統合化が可能です。

データアーカイブでクラウド環境を使用しているお客様は、「Azureへのスマート・データ階層化機能」を使用して、コストを最小限に抑えつつ、データを保存することができます。ルーブリックでは、アクセス頻度と保持期間に基づいてデータを整理する階層化ルールを自動的に構成し、お客様が複数のアクセス階層を使ってコストを最適化できるようにします。

「vSphereタグ、ストレージ・ポリシー、およびリソース・プールのサポート」により、大規模なVMware vSphere環境を簡単に管理することができます。

エンタープライズ・グレードのユーザー・アクセス機能を提供するルーブリック・サポートがアップグレードされ、生産性とセキュリティ対応がさらに向上しました。「SAMLシングル・サインオン・サポート」によって、導入企業は、多要素認証を含むエンタープライズ・セキュリティ標準を活用できます。

最後に、金融サービスや医療など、規制の厳しい業界でシステムを運営されているお客様は、「リテンション・ロックSLAドメイン」を使ってリテンション・ポリシーの低下や削除を防ぐことにより、SECルール17a-4(f)およびFINRAルール4511(c)のWORMコンプライアンスをサポートすることができます。

Rubrik MosaicがAzure Marketplaceで利用可能に
ルーブリックでは、〈Rubrik Datos IO〉を〈Rubrik Mosaic〉として再提供し、Azure Marketplaceで利用できるようにしました。NoSQLデータ管理のマーケット・リーダーに位置づけられる〈Rubrik Mosaic 3.1〉は、DataStax Searchのインデックス保護、トランザクションを使用してのMongoDB 4.0のバックアップとリカバリへの対応、大規模なデータ保護の操作パフォーマンスを3倍向上、そしてAnsibleなどのDevOpsツールや、DataDogおよびSplunkといった監視ツールとの統合を実現します。

ルーブリックのデータベース・ソリューションズ・ゼネラル・マネージャー、タルン・ザクアは以下のように述べています。

「お客様の半数以上は、パブリック・クラウド上で〈Rubrik Mosaic〉を実行し、クラウドによる俊敏性を享受しています。Azure Marketplaceで〈Rubrik Mosaic〉が使えることで、お客様はクラウド・ネイティブなNoSQLアプリケーションの利用をさらに加速することができ、顧客向けアプリケーションをより迅速に市場に投入できるようになるでしょう」

本リリースは、2019年8月14日、ルーブリック本社(米国カリフォルニア州パロアルト)が発表したものです。

関連情報(英語)
[ウェビナー] Rubrik Andes 5.1の概要
https://pages.rubrik.com/5.1webinars
[ブログ] DRの自動制御、CDP、およびSLAポリシー・ベースの新機能
https://www.rubrik.com/blog/dr-orchestration-continuous-data-protection-sla/
 
ルーブリックについて
Multi-Cloud Data Control™ のソリューションを提供するルーブリックでは、企業においてデータセンターやクラウド間で断片化が進むデータの価値を最大化します。 ルーブリックは単一プラットフォームにポリシーを設定することで、データ復旧、ガバナンス、コンプライアンス、クラウドモビリティに対応します。

Webサイト: https://www.rubrik.com/ja/
本社公式Twitter: @rubrikInc
ルーブリック日本法人Facebook: https://www.facebook.com/Rubrik.JP

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会社概要

URL
https://www.rubrik.com/ja/
業種
情報通信
本社所在地
東京都港区虎ノ門 1-10-5 WeWork KDX 虎ノ門1丁目ビル 11 階
電話番号
-
代表者名
石井 晃一
上場
未上場
資本金
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設立
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