エコマーク「バイオマス由来特性を割り当てたプラスチック」の取扱方針(案)の意見募集(パブリックコメント)を実施
エコマークでは、2015年に「エコマーク認定基準における植物由来プラスチックの取扱いについて」を取りまとめ、環境負荷低減効果が確認されたバイオマスプラスチック(PE、PET、PTT、PLAを対象)について、各商品類型に認定基準を導入し、製品の認定を行ってきました。
昨今、化石資源からプラスチックを製造する工程に、バイオマス原料由来のバイオナフサなどを混合し製造したプラスチックが欧州を中心に発売され、今後日本でも普及する動きがあります。このプラスチックは製造時のバイオマス原料の投入量と生産量をマスバランス方式と呼ばれる手法で管理し、バイオマス由来特性を割り当てることを特徴としています。また、このプラスチックは政府の「バイオプラスチック導入ロードマップ」にも記載があるほか、2050年のカーボンニュートラルの実現に向け、新規投入されるプラスチックがバイオマス由来であることが主流化するまでの過渡期の方式として、再生可能資源(バイオマス等)の活用を飛躍的に拡大させるポテンシャルを秘めています。
エコマークでは、2020年10月に事業者からの本件の商品類型化の提案を受けて、検討会にて検討を進め、バイオマス由来特性を割り当てたプラスチックを各商品類型に基準項目として新たに導入するための基本方針を取りまとめました。(本取扱方針が制定後に、各商品類型(認定基準)に基準項目を導入し、製品の認定を開始する予定としています。)
なお、取扱方針案については、6月14日にオンラインでの説明会を行います。
■ 取扱方針案とご意見の募集: https://www.ecomark.jp/nintei/public/
■ ご意見の受付期間: 2022年5月23日(月)~6月21日(火)
■ ご意見送付先: エコマーク事務局 E-mail: info@ecomark.jp FAX:03-5829-6281
□ 6月14日オンライン説明会: https://www.ecomark.jp/info/event/20220614seminar.html
エコマークについて
国際標準化機構の規格ISO14024「タイプI環境ラベル制度」に基づく認定制度です。
1989年に創設され公益財団法人日本環境協会が運営しています。環境への負荷が少ないなど、環境保全に役立つと認められる商品やサービスにつけられ、消費者が暮らしと環境の関係を考え、環境保全の面でより良い商品を選びやすくすることを目的としています。
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