第72回読売文学賞、評論・伝記賞に井上隆史さんの『暴流(ぼる)の人 三島由紀夫』が受賞!

平凡社

『暴流の人 三島由紀夫』『暴流の人 三島由紀夫』

2021年2月1日、株式会社平凡社(東京都千代田区、代表取締役社長 下中美都)より刊行している評伝『暴流(ぼる)の人 三島由紀夫』(井上隆史・著)が第72回読売文学賞の評論・伝記賞を受賞いたしました。

昨年2020年は三島由紀夫没後50年という節目で、多数の関連書籍が出版されました。この機会に、ぜひお読みください。

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その内なる声を掬い取り、
自刃の謎を解き明かす。


自らの内面に渦巻く暴力性、精神を蝕むニヒリズムを
近代という時代の病、人間存在の闇として問うた作家の実像。
『豊饒の海』の完成と自死ははぜ同時に計画されたのか。
没後50年、三島研究の第一人者が満を持して世に問う決定的評伝。

『仮面の告白』や『金閣寺』を読めばわかるように、三島の内面には制御しがたい暴力性が渦巻いていた。また、『豊饒の海』の結末が示すように、すべては幻に過ぎないという冷え冷えしたニヒリズムが三島の精神を蝕んでいた。しかし重要なのは、三島はそれを単に個人の問題としてではなく、近代という時代の病、人間存在の闇として問うたことである。事実、死後半世紀を経て、それは私たちすべてが直面する問題となったのだ。三島はいわば、現代を生きているのである。
(「はじめに」より)
 

  • 【書誌情報】
『暴流(ぼる)の人 三島由紀夫』
著者:井上隆史
出版社:平凡社
体裁:四六判・上製 544ページ
ジャンル:日本文学・評伝
発売:2020年10月21日
https://www.heibonsha.co.jp/book/b512104.html
 
  • 【概要】
​自らが抱えるニヒリズムを個人の問題としでなく、近代の病として世に問うた三島由紀夫。その内面の叫びを掬い取る決定的評伝。
 
  • 【書籍のご購入はこちら】
Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/4582838448
楽天ブックス:https://books.rakuten.co.jp/rb/16437016/
紀伊國屋書店:https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784582838442
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会社概要

株式会社 平凡社

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URL
http://www.heibonsha.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区神田神保町3-29 帝国書院ビル8階
電話番号
03-3230-6570
代表者名
下中順平
上場
未上場
資本金
8280万円
設立
1923年05月