ティー・アイ・トレーディング、スイス製の可搬式止水堤「BEAVER Dam」の取り扱いを開始

実機を国内に配備し、9月1日「防災の日」を前にデモンストレーションの受付を開始

TI

スイスの Beaver Protection Systems 社および LENOIR Protection Systems 社と代理店契約を締結。スイス本社での技術研修を修了し、実機を国内に配備しました。土のう6,500袋以上に相当する防護ラインを5人・約1時間で構築できる、繰り返し使えるモバイル洪水防護システムを、重要施設・工場・自治体向けに提供します。

BEAVER洪水浸水防護システム(BEAVER Protection Systems)

B2B産業安全機器の専門商社であるティー・アイ・トレーディング株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役:立花隆志)は、スイスの洪水・浸水防護システムメーカー Beaver Protection Systems 社および LENOIR Protection Systems 社と代理店契約を締結し、可搬式止水堤「BEAVER Dam」および可搬式止水バリア「LENOIR Water Barrier」の取り扱いを開始しました。

このたびスイス本社での技術研修を修了し、実機を国内に配備したことから、重要施設・工場・自治体向けの提供と、実機によるデモンストレーションの受付を開始します。

▼ 取扱い開始までの経緯

時期

内容

2025年4月・6月

Beaver Protection Systems 社、LENOIR Protection Systems 社と代理店契約を締結

2026年6月

スイス本社にて製品構造・設置・保守の技術研修を修了

2026年8月

実機を国内に配備。デモンストレーション体制を整備

2026年9月

重要施設・工場・自治体向けに提供開始

▼背景

短時間強雨は約1.5倍に。土のうの「積む・運ぶ・捨てる」が現場に残っている

国土交通省『水害レポート2024』によると、時間雨量50mmを超える短時間強雨の年間発生回数は、1976〜85年平均の226回から、2015〜24年平均の334回へと約1.5倍に増加しています。河川からの越水だけでなく、市街地の排水能力を超えて発生する内水氾濫のリスクも高まっています。

一方、現場の一次的な備えは依然として土のうと固定式止水板が中心です。土のうは資材そのものは安価ですが、運搬・積み上げの人手、雨中の作業時間、使用後の土砂の処分という負荷が毎回発生します。当社は、産業安全機器の専門商社として「現場が繰り返し運用できるか」を基準に製品を選定してきた立場から、繰り返し使えるモバイル洪水防護システムの取り扱いを決めました。

▼ 取扱い製品

  • BEAVER Dam(可搬式止水堤) 

水を防ぐ資材でありながら、設置には水を使います。地面に広げて空気で形を作り、給水すると、充填された水の自重で要素同士が押し合いそのまま固定される構造です。ストラップや地中アンカーによる固定を必要としません。メーカー技術データシートによれば、延長100m・防護高80cmの止水ラインを約5人・約1時間で構築できます。同じ防護ラインを土のうで築く場合、6,500袋以上の土のうを詰めて運び、積み上げる作業が必要になります(日本で一般的な土のう1袋20〜25kg換算・当社試算)。BEAVER Dam は使用後に水を抜いて回収でき、土砂の廃棄処理が発生しません。標準型式の最大防護水位は50cm・80cm(アドオン要素併用で80cm・130cm)です。

  • LENOIR Water Barrier(可搬式止水バリア)

折り畳んだバリアを広げて水を流し込むと、水圧そのものが壁を押し上げて自立します。防護高35cmの型式は設置時間0.04分/m(延長100mあたり約4分)で、2人で運搬できます。突発的な浸水への初動のほか、消火用水の貯留にも使用されています。

両製品はいずれも、ドイツに拠点を置く Europaverband Hochwasserschutz e.V.(EVH/欧州洪水防護協会) の認証を取得しています(2025年12月発行、2028年12月まで有効)。メーカーによれば、適切な保守のもとで20〜25年の再利用を想定した製品で、2002年に製造された要素が現在も使用されています。また同社製品は、これまでに1,000件を超える緊急対応で使用されています。

▼ 提供体制

実機は国内に配備済み。受注生産のため計画的な導入を支援します

当社はスイス本社での技術研修を修了し、製品構造・設置手順・保守と補修の方法について直接指導を受けています。実機は国内に配備済みのため、納品を待たずに構造・重量・設置手順をご確認いただけます。

本製品は受注生産のため、納期の目安は発注から約2〜3か月です。現在降っている雨への即日対応をお約束するものではなく、次の出水期に向けた計画的な設備導入をご支援します。現地条件(防護したい延長・想定水位・地面の状態・給水源)のヒアリング、構成設計、概算のお見積りを承ります。価格は構成により異なるため個別見積とし、販売のみのお取り扱いとなります。

9月1日は「防災の日」、8月30日から9月5日は「防災週間」です。備蓄と避難計画の点検にあわせて、施設を守る一次防護の手段を見直す機会としてご活用ください。

▼ よくあるご質問

Q. 土のうと比べて何が違うのですか。 

A. 資材単価は土のうが安価ですが、100m・高さ80cmの防護ラインには6,500袋以上の土のうが必要で、袋詰め・運搬・積み上げの人手と時間、そして使用後の土砂処分が毎回発生します。なお土のうは、安定して積むために袋の1/2〜3/4までしか充填できません(詰めすぎると形が丸くなり崩れやすくなるため)。BEAVER Dam は5人・約1時間で構築でき、使用後は水を抜いて洗浄・保管し、繰り返し使用できます。

Q. どのくらいの高さの水を止められますか。 

A. BEAVER Dam の標準型式は最大防護水位50cm・80cm(アドオン要素併用で80cm・130cm)、LENOIR Water Barrier は15〜70cmです。津波や高流速の激流に対する防護を意図した製品ではありません。設置可否は現地の勾配・地面の状態により異なるため、事前の現地条件確認が必要です。

Q. 導入前に実物を確認できますか。

 A. はい。実機を国内に配備しており、デモンストレーションを受け付けています。設置手順、水を充填した際の重量と安定性、補修の方法まで実物でご確認いただけます。

▼ Beaver Protection Systems 社 CEO コメント

「当社は24年前、スイスで初めて土のうに代わる防護システムを開発し、以来、場所を選ばずに設置できるモバイル型の洪水・豪雨防護システムに専念してきました。現在35か国以上で事業を展開し、各地域の専門性を持つパートナーとのネットワークづくりに力を入れています。日本は以前から重要な市場と位置づけてきました。地理的な条件も気象の傾向も、私たちと共通する点が多いためです。品質へのこだわり、細部まで妥協しない姿勢、信頼性、そしてプロフェッショナリズム ── 両国が文化として共有するこうした価値観が、今回の協業を支えてくれると考えています。」

▼ 代表取締役 立花隆志 コメント

「水害への備えは、水が出てからでは間に合いません。受注生産で納期に2〜3か月かかるからこそ、次の台風・来年の梅雨に間に合わせる準備を、今から始めていただきたいと考えています。当社は墜落防止をはじめとする産業安全機器の専門商社として、現場で本当に運用できるかどうかを基準に製品を選んできました。BEAVER Dam と LENOIR Water Barrier は、少人数で、繰り返し使えて、後始末が要らない ── 現場が続けられる備えです。取り扱いの開始にあたり、日本の重要インフラと地域を守る選択肢として提案していきます。」

▼ 製品情報・お問い合わせ

製品ページ:https://t-i-trading.co.jp/beaver-protection-systems/

資料ダウンロード:https://t-i-trading.co.jp/dl-form/?dl%5B%5D=3556&dl%5B%5D=3558&dl%5B%5D=3560

お問い合わせ:ティー・アイ・トレーディング株式会社 浸水対策事業担当

▼会社概要

商号:ティー・アイ・トレーディング株式会社

 所在地:東京都品川区南大井5-26-12 JSCビル4階

 代表者:代表取締役 立花隆志

 事業内容:墜落防止システム・職場安全機器をはじめとするB2B産業安全機器の専門商社

 URL:https://www.t-i-trading.co.jp/

▼ 出典

・短時間強雨の発生回数:国土交通省『水害レポート2024』

・製品仕様・設置工数・使用年数・導入実績:Beaver Protection Systems 社/LENOIR Protection Systems 社 技術データシート・製品ブローシャおよびメーカー説明

・土のうの必要袋数は当社試算です(THW系の土のう計算ツールによる同条件の算出結果を、日本で一般的な土のう〔62×48cm・1袋20〜25kg充填〕に換算)。積み方・断面の取り方・現地条件により増えます。

・認証:Europaverband Hochwasserschutz e.V. 発行 認証書 EVH040〜EVH048(2025年12月16日発行)

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ビジネスカテゴリ
建設・土木自然・天気
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会社概要

URL
https://t-i-trading.co.jp/
業種
商業(卸売業、小売業)
本社所在地
東京都大田区大森北2-9-14 二島ビル2F
電話番号
03-5763-8177
代表者名
立花隆志
上場
未上場
資本金
1000万円
設立
1985年03月