教員がLGBTについて学ぶ、教材キットを無料公開。個人のeラーニングにも、教員研修にも活用可。グッドデザイン賞を受賞した「Ally Teacher’s Tool Kit」の第三弾として。

認定NPO法人ReBitが制作。LGBTの理解者である「アライ」の先生が増え、学校がLGBTの子どもにとっても安心安全な場となることを目指す。

認定特定非営利活動法人ReBit(りびっと)(東京都新宿区、代表理事:藥師実芳)は、3月1日(月)に、「教職員研修版 Ally Teacher’s Tool Kit」(アライ先生キット)を無料公開しました。本教材キットは、2019年グッドデザイン賞を受賞した、小学校高学年版・中学校版に続く、第3弾として作成しました。
「教職員研修版 Ally Teacher’s Tool Kit」は、教員が多様な性について学び、LGBTの理解者である「アライ」になるための教材キット。個人のeラーニングにも、教員研修にも使え、映像等は無料でダウンロードまたは取り寄せることができます。修了後に、無料で参加できるオンラインコミュニティでは、オンラインイベントを定期的に開催。LGBTの理解者である「アライ」の先生を、校内外の研修や自学で育成するしくみとなっています。
  • Ally Teacher's Tool Kit とは?

教職員研修版 Ally Teacher’s Tool Kit教職員研修版 Ally Teacher’s Tool Kit

Ally Teacher’s Tool Kitは、LGBTの子どももすごしやすい学校をつくる「アライ先生」となり、子どもたちに授業を通じて多様な性を伝えるための、教材キットす。
2017年に第一弾・中学校版、2018年に第二弾・小学校高学年版を公開し、全国の学校・教育委員会等で6万回以上再生されるなどご活用いただいています。2019年にはグッドデザイン賞を受賞。ご寄付により教材キットを無償配布し、先生が主体となり学校を安心・安全な場にするという社会モデルが、グッドデザインであると評価いただきました。


​▼第三弾「教職員研修版 Ally Teacher's Tool Kit」とは? 

第三弾の今回は、「教員研修」に特化。教員がLGBTの基礎知識はもちろん、LGBTの子どもの困りごとや相談への対応、LGBTの子どもにとっても心理的安全性のあるクラスづくりについて学ぶことができます。個人のeラーニングにも、教員研修にも使え、映像等は無料でダウンロードまたは取り寄せることができます。
サイト:https://rebitlgbt.org/project/kyozai/teacher/

​▼教材キットの内容
1. 映像:約40分間の動画。LGBTの若者たちの実体験から、子どもの困りごとや先生としてできることを学べます。
2. ワークシート・配布資料:映像内で使用するワークシートや、研修内容をまとめた配布資料。
3.研修計画書:本教材キットを活用し、教員研修を行う際の研修計画書(60分間の研修を想定)。教員研修を行う際にご活用いただけます。

​▼受講後
4.修了証:研修の受講を示す修了証や、アライ先生宣言書を発行します。クラスなどに貼ってご活用いただけます。
 
  • 修了者はオンラインコミュニティに参加し、定期的な勉強会や交流会を実施

にじいろ地域応援にじいろ地域応援

修了者は、無料オンラインコミュニティ「にじいろ子ども応援団」に参加できます。
このコミュニティでは学びを深めるための勉強会、アライ先生同士のつながりをつくる交流会、そして互いに相談しあえる相談会など、オンラインイベントを定期的に開催。LGBTの理解者である「アライ」の先生を、校内外の研修や自学で育成するしくみとなっています。
 
  • なぜ今、「教職員研修版 Ally Teacher's Tool Kit」が必要なのか
▼LGBTの約7割がいじめを経験。学校が安全な場ではない。

LGBTの子どもの現状LGBTの子どもの現状

 特にセクシュアリティについて思い悩むのは、思春期・第二次性徴期であると言われています。LGBTの68%がいじめを経験し、自死念慮は第二次性徴期(小学校高学年~高校)がピーク。内閣府の「自殺総合対策大綱」にも、「自殺念慮の割合等が高いことが指摘されている性的マイノリティについて、無理解や偏見等がその背景にある社会的要因の一つであると捉えて、教職員の理解を促進する。」と明記されています。
だからこそ、学校がLGBTの子どもにとっても安全な場であることが重要であり、その担い手として学校の先生ができることは沢山あります。しかし、教員の9割はLGBTについて学んだことがない(*3)という調査があります。

 

*3 ReBit出張授業アンケート(2014・2015)

▼教科書の一部にLGBTが掲載。でも、どう教えていいのかわからない。
2019年度に一部の中学校教科書、2020年度に一部の小学校教科書にLGBTについて掲載されました。しかし、教職員の1割しかLGBTについて習ったことがないことからも、どのように教えたらいいか戸惑い、適切に教えられなかったり、偏った情報を教えてしまうこともあります。また、相談をしてくれる子どもがいた場合、どのように対応をしたらいいのか不安や疑問の声もあり、今こそ先生がLGBTについて学びを深めることが求められています。
 
  • 制作者、認定NPO法人ReBitより

ReBit代表理事 藥師実芳ReBit代表理事 藥師実芳

▼ 代表理事 藥師実芳(やくしみか・31歳)
「トランスジェンダーだなんてバレたらもう学校に行けない」そう思って自分を押し込めた、小中高校時代。もしも「アライ先生」と出会えていたら、毎晩布団で泣くことも、自殺未遂をすることも、なかったかもしれません。Ally Teacher's Tool Kitを通じて、全国の学校に「アライ先生」が増え、LGBTを含めた全ての子どもに安全な学校空間と、自分らしく過ごせる学齢期が届くことを願っています。​
 

ReBit教育事業部マネージャー 小川奈津己ReBit教育事業部マネージャー 小川奈津己

▼ 教育事業部マネージャー 小川奈津己(おがわなつき・31歳)
小学校・中学校・高校と、自分のことを「俺」といっても、男子のブレザーで登校しても、何もいわず尊重してくれた先生たちがいたから、私は学校に通い続け、先生になるという夢を抱き、実際に教師としてはたらくことができました。でももし他の学校だったら、他の先生だったら、どうなっていたかわかりません。全国どの地域にもどの学校にも「アライ先生」がいることが、安心安全な学校生活と学習機会の保障には重要だと実感しています。
 
  • 認定NPO法人ReBitについて

認定NPO法人ReBit認定NPO法人ReBit

LGBTの子ども・若者特有の困難解消と、多様性を包摂する社会風土の醸成を通じ、LGBTを含めた全ての子どもがありのままで大人になれる社会の実現を目指す、認定NPO法人(代表理事 藥師実芳、2014年3⽉認可)。
企業・行政・学校などで1100回以上、LGBTやダイバーシティに関する研修を実施。また、マイノリティ性をもつ就活生/就労者等、約3500名超のキャリア支援を行う。2016年より、ダイバーシティ&インクルージョン推進をテーマとした国内最大級のキャリアカンファレンス「RAINBOW CROSSING」を運営する。
ReBit公式HP:http://rebitlgbt.org
 
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