社会全体で働きやすい医療現場の在り方を考えるプロジェクト『#みんなで医療の働き方会議』を開始

2020年11月23日「勤労感謝の日」より医療現場の労働環境改善に関する”本音”を募りシェアするメッセージ広告と特設サイトを公開

Ubie株式会社

AI問診サービスで医療現場の業務効率化をサポートするUbie株式会社は、医療従事者がより働きやすい医療現場づくりを実現すべく、『#みんなで医療の働き方会議』プロジェクトを勤労感謝の日である2020年11月23日より開始します。新聞広告や交通広告を展開してTwitter上で医療現場の労働環境改善に関する本音を集め、特設サイト上で公開。地域ごとの実情や改善策を見出し、全国の医療機関や報道機関へ届けます。

■プロジェクトの実施背景
2020年、世界中で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が猛威を振るいました。まさに今この瞬間も、医師や看護師などの医療従事者たちは現場の最前線で人びとの健康を守るべく闘っています。新型コロナウイルス感染拡大を受けて、社会全体で連帯しようと多くの業界でリモートワークなど“ニューノーマル”な働き方が普及しつつあります。一方で、多くの方々のご尽力がありながら医療現場の働き方にはまだまだ改善の余地があります。

「働き方改革関連法案」の改正により、企業の年間残業時間上限は720時間となりました。それに対し、厚生労働省によると、全国に約20万人いる病院勤務医のおよそ4割にあたる約8万人の医師は、年間残業時間が960時間以上です。中でもおよそ1割にあたる約2万人の年間残業時間は2000時間を超えています(※)。加えて、この調査はコロナ禍以前に実施された点を踏まえると、現状はより過酷であると推察されます。

当社が全国の医療従事者(医師・看護師・准看護師)118名と医療従事者のご家族200名を対象に2020年10月に実施したアンケートでは、医療従事者のおよそ8割が「勤務先の働きやすい環境づくりに期待したい」と回答。さらに医療従事者のご家族のおよそ9割が「医療業に勤めるご家族の職場がもっと働きやすい環境になってほしい」と回答しており、医療現場の労働環境改善に対する強い希望があるという結果でした。

こうした状況を受け、医療現場の業務効率化をサポートする「AI問診ユビー」の提供企業として、本サービス提供にとどまらない、医療従事者が働きやすい現場の実現に向けてできることを社会全体で考える機運を高めようと、本プロジェクトを実施するに至りました。

※ 出所:厚生労働省 第16回 医師の働き方改革に関する検討会資料『時間外労働規制のあり方について③(議論のための参考資料)』(平成31年1月)

■『#みんなで医療の働き方会議』概要
社会全体で一体となって医療従事者が働きやすい医療現場を実現したい。そんな願いを「#みんなで医療の働き方会議」という#(ハッシュタグ)に込めました。

医療従事者やそのご家族、そして患者として医療サービスを受ける生活者。それぞれの立場から感じた医療現場における働き⽅の課題・改善案をTwitter上で募集します。投稿された内容は特設サイトにて公開。その後、本プロジェクトにご賛同いただいた全国の医療機関と共有し、実現に向けたアクションプランを共創します。

全国一律の保険料と治療料を支払う反面、地域住民の人口や年齢層、中核病院・基幹病院の規模や専門性等によって、生活者が受けられる医療サービスは変わります。こうした地域ごとの特性を踏まえ「地域の医療関係機関」や「地域メディア」へ、医療従事者の実際の声をお届けします。

声を受け取りたい方はこちらまでお気軽にご連絡ください。
<本件に関するお問い合わせ窓口> MAIL:pr@dr-ubie.com


アクションプランをより充実させるために必要な関係者たちの”本音”が数多く集まるよう、普段から人びとの健康のために働く医療従事者への感謝も込めて、2020年11月23日の「勤労感謝の日」から新聞広告・交通広告や特設サイトを展開します。

【広告概要】
①ニューノーマルな働き方が進みはじめた、最初の「勤労感謝の日」
コロナ禍で逼迫する現場を支える医療従事者への感謝の声が集まった2020年。社会からの後押しの声と共に、医療現場における働き方の問題と具体的な一歩を社会全体で話し合いたい。そんなメッセージを込めました。

②医療従事者の家族の声を可視化
医療従事者のみならず、近くで心身ともに支えている医療従事者の家族も働きやすい環境になることを期待しています。当社が実施したアンケートでは医療従事者の家族の89%が、「医療業に勤めるご家族の職場がもっと働きやすい環境になってほしいと感じている」と回答しました。

③実際に課題意識を感じている家庭の子供のイラストを掲載
「きょうこそはおかえりっていいたいな」。リアルな当事者の感謝の気持ちと”本音”を、医療従事者のお子さんが実際に描いたイラストと共に紹介しています。

<新聞広告>
朝日新聞 2020年11月23日(月) 15段カラー広告

※本プロジェクトローンチのタイミングでロゴ掲載をご確認いただいた医療機関のロゴを掲載しております。
プロジェクトに賛同いただいている医療機関は、随時公式特設サイトにてご紹介します。

<交通広告>

・掲載期間:2020年11月23日(月)〜11月29日(日)
・掲載場所:霞ケ関駅 東京メトロ日比谷線コンコース、東京メトロ千代田線「A10」出口付近
※駅係員へのお問い合わせはご遠慮ください。

■実際に働きやすい環境づくりに取り組まれている医療機関の事例
  • 『外来患者待ち時間削減プロジェクト』発足。業務効率化だけでなく、患者満足度向上の意識的な取り組みへ
京都府 医仁会武田総合病院 中前 恵一郎 総合診療科部長
 

外来の待ち時間を削減するとともに医師の業務効率化につなげたいという思いからAI問診ユビーを導入。医師の診察時間削減のみならず、看護師の業務効率化にも寄与しています。さらに、導入により院内全体で業務効率化への意識が高まり、外来予約の患者配分の適正化など、患者さんの満足度向上に繋がる取り組みを実施できる体制が整ってきました。現在は『外来患者待ち時間削減プロジェクト』として、待ち時間を1時間以内にできるよう動いています。このようにテクノロジーの活用によって、医師や看護師自身が前向きに業務効率化に向けて動けるようになりました。さらに効率的な診察で、患者さんの満足度向上にも繋がっています。
 
  • 患者さんの滞在時間を20分以上削減できた仕組みづくり
公益財団法人 操風会 岡山旭東病院 土井 英之 副院長 / 榊原 祥裕 情報システム室長
 

従業員の時間外労働を削減すべくAI問診ユビーを導入。患者さんの滞在時間削減が20分以上削減され、医師の診察時間が改善したことに加え、看護師や医師事務作業補助者の電子カルテ記載業務などの負担が軽減されました。

問診情報が充実化しただけでなく、参考病名の表示など医師に役立つポイントが多いため、若手医師のスキルアップにも繋がる点から、医師たちの反発もなく導入できました。サービス改善要望が即座に反映されるので、AI問診ユビーと一緒に当院の進化を感じられます。


■プロジェクトへの思い
Ubie株式会社 共同代表取締役 医師 阿部 吉倫


私が病院で救急外来をしていた頃、患者さんの顔を見ながら診察する余裕はありませんでした。それにもかかわらず、待合室は患者さんであふれかえり、8時から20時のシフトを引き継いだ後にカルテを仕上げて帰る日々でした。医療従事者の献身と患者さんの我慢で成り立つ医療は、早晩立ち行かなくなることは明らかです。そのような状況を変えるべく「AI問診ユビー」を開発し、医療現場の業務効率化をサポートしてまいりました。

社会インフラである医療の現場を維持・発展させるには、ひとつの医療機関、ひとつのサービスだけでは限界があります。本プロジェクトを通じて、医療サービスを受ける一人ひとりの生活者にとってもよりよい社会の実現へ一歩近づけられることを願っています。

【参考】医療従事者118名とご家族200名へのアンケート結果
<対医療従事者のアンケート結果>
①全国の医療従事者の70.3%が「自身の病院での、”働きやすい環境づくり” に期待したい」と回答。


②全国の医療従事者の89.0%が、「”働きやすい環境づくり” のためには、社会全体の理解と協力が不可欠」と回答。


<対家族のアンケート結果>
③医療従事者の家族の89.0%が、「医療業に勤めるご家族の職場がもっと働きやすい環境になってほしいと感じている」と回答。


<調査概要>
「Ubie株式会社 全国の医療従事者の働き方に関する調査」
・調査対象:全国の医療従事者男女20歳~59歳118人/全国の医療従事者の家族である男女20歳~59歳200人
・調査時期:2020年10月
・調査方法:インターネット調査

【AI問診ユビーについて】
「AI問診ユビー」は医療機関における紙の問診票のかわりにタブレットを活用した問診サービスです。患者はAIが個別化した質問に回答することで、診察前の待ち時間を活用し、予め詳しい症状を伝えられます。医師は専門的な文章に翻訳された問診内容と病名辞書の活用により、電子カルテ記載をはじめ事務作業が大幅に削減され、より患者に向き合い診察に集中できるようになります。2020年度「第3回日本サービス大賞」にて「厚生労働大臣賞」「審査員特別賞」を受賞しました。
日本URL:https://intro.dr-ubie.com/
シンガポールURL:https://ubie.life/en

【Ubie株式会社について】
「テクノロジーで人々を適切な医療に案内する」をミッションに掲げ、医師とエンジニアが2017年5月に創業したヘルステックスタートアップです。AIをコア技術とし、医療現場の業務効率化を図るAI問診サービス「AI問診ユビー」と、生活者の適切な受診行動をサポートする事前問診サービス「AI受診相談ユビー」を開発・提供。医療情報格差をなくし、誰もが自分にあった医療にアクセスできる社会づくりを進めてまいります。

所在地  :〒103-0022  東京都中央区日本橋室町1-5-3 福島ビル6F
設立   :2017年5月
代表者  :共同代表取締役 阿部 吉倫・久保 恒太 
会社HP   :https://ubie.life
医療機関向けAI問診ユビー: https://intro.dr-ubie.com
生活社向けAI受診相談ユビー: https://ubie.app
 

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会社概要

Ubie株式会社

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URL
https://ubie.life/
業種
情報通信
本社所在地
東京都中央区日本橋堀留町二丁目4番3号 日本橋堀留町2丁目ビル 6F
電話番号
03-6778-4016
代表者名
阿部吉倫・久保恒太
上場
未上場
資本金
-
設立
2017年05月