TE Connectivity、プラチナ薄膜素子のカスタムパッケージングにより温度センサの精度を向上
市場からの需要に応え、高精度で安定した性能を提供
ペンシルバニア州、バーウィン – 2020年1月22日 – 温度センサは、最も幅広く応用されている測定技術の1つです。 技術が進歩し、産業プロセスがより複雑になるにつれて、デバイスには、複数の産業分野にわたる温度検知についてより高いレベルの精度が求められるようになっています。 数十年にわたる業界経験とカスタムパッケージ機能の対応により、接続とセンサの世界的リーダーであるTE Connectivity (NYSE:TEL、本社:スイス、シャフハウゼン;以下「TE」)は、さまざまなアプリケーションにとって重要となる温度センシングソリューションを提供してきました。 お客様の要望に応え続けるため、TEでは抵抗温度検出器(RTD)プラチナ薄膜素子用のカスタムパッケージを提供しています。
このパッケージは、迅速で正確なフィードバックと安定したエネルギー効率が求められるアプリケーションにおいて、非常に正確で安定した性能を提供します。 柔軟に交換可能なドロップイン素子により、TEはお客様の仕様に適合するために、さまざまなアプリケーション向けのカスタムパッケージングを備えたプローブおよびアセンブリを設計および開発することができます。
TEの製品管理担当シニアマネージャを務めるNoel Burkeは、次のように述べています。「新規および既存のアプリケーションに簡単に組み込むことができる、高精度の測定を可能にする温度センサに対する需要は高まっています。TEのRTDプラチナ薄膜素子用カスタムパッケージにより、既存のセンサソリューションの性能を高め、特に産業機器、医療機器、および自動車業界のお客様へのサービスを向上させることができます。」
TEのRTDプラチナ薄膜素子には、次のような主な利点を提供します。
- 高精度と安定性: プラチナ薄膜素子の抵抗は、温度の変化に合わせて直線状に調整され、0 ℃で± 0.1K ~± 0.6Kの精度範囲を実現するなど、厳しい環境で正確かつ安定した測定を提供します。これらの要素は、現場での故障と交換の必要性を最小限に抑える頑丈なガラス構造になっています。
- 広範な動作温度範囲: RTDプラチナ薄膜素子は、耐用期間を通して低いドリフトを伴う高温での安定性を提供し、-200°Cから+600°Cまでの温度に耐えられるように設計されています。特定の温度範囲は、精度等級とリード線の種類によって異なります。金被膜ニッケルリード線は高温での使用および溶接用途に、一方、銀リード線は低温での使用およびはんだ付けを含む用途に利用できます。
- コンパクトな設計: プラチナ薄膜素子は、小さな外形と低質量を提供し、急激な温度変化のあるアプリケーションに適しています。 外形寸法は4種類の標準サイズが用意されており、さまざまなハウジングスタイルで容易に実装できます。 これらの素子、DIN EN 60751に準拠したさまざまな精度等級で効率を向上させる高速応答時間を提供します。
TEのセンサ事業の詳細については、 https://www.te.com/jpn-ja/products/sensors.htmlをご覧ください。
プラチナ薄膜素子の詳細については、https://www.te.com/jpn-ja/product-CAT-RTD0046.htmlをご覧ください。
TE CONNECTIVITYについて
TE Connectivityは、様々な産業において世界を牽引する年間売上120億米ドルのインダストリアル・テクノロジーリーダーです。より安全で持続可能な社会の実現、より豊かな、つながる未来の創造に貢献しています。TEのコネクティビティおよびセンサソリューションは、広範囲の分野にまたがり、過酷な環境下において実績を持ち、自動車、産業機器、メディカル、エネルギー、データ・コミュニケーションからスマートホームに至る様々な産業の発展に寄与しています。7,500名を超える設計エンジニアを含む約80,000名の従業員を擁するTE Connectivityは、世界約140カ国のお客様とパートナーシップを結び、『EVERY CONNECTION COUNTS』(私たちは、すべてのつながりを大切にします)という理念の下、これからも皆さまのビジネスをサポートし続けます。
タイコエレクトロニクスジャパン合同会社は、TE Connectivityの日本法人です。
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