【オルタナティブ市場の最新調査結果を発表】アジアのプライベートキャピタル市場は2025年までに6兆米ドルに達する見込み

Preqin、アジア太平洋地域のオルタナティブ資産に特化したレポートを発表

Preqin合同会社

”The Home of Alternatives”をコンセプトに、オルタナティブ投資の包括的なデータを提供するPreqin合同会社(本社イギリス、以下プレキン)は、アジア太平洋地域のオルタナティブ投資動向をまとめたレポートを発表しましたのでお知らせいたします。

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https://go.preqin.com/jp/alternatives-in-asia-pacific-2021-report-download

 

  • アジア太平洋地域のオルタナティブ市場の概況

アジア太平洋地域のプライベートキャピタルのドライパウダーが4,460億ドルの記録を達成、今後も力強い成長が見込まれる

 

アジア太平洋地域では、過去最高額となる4,460億米ドルのプライベートキャピタルのドライパウダーを記録しました。同地域のオルタナティブ投資市場は今後数年間で爆発的な成長を遂げ、プライベートキャピタルの運用資産残高(AUM)は2025年までに6兆米ドルに達するとPreqinは見込んでいます。 

同地域のプライベートキャピタル(ヘッジファンドを除く)のドライパウダーは、2021年4月時点で4,460億米ドル、2020年12月の4,160億米ドルから順調な成長を見せています。このうち、77%はプライベートエクイティとベンチャーキャピタルが占め、次いで不動産の10%となっています。

同地域では、急成長している地域への投資需要が引き続き堅調であり、プライベートキャピタルの役割が高まっています。同地域のプライベートキャピタルのAUMは、過去10年間ですでに約6倍に成長しており、2020年9月には1.71兆米ドルに達し、2020年だけで1,330億米ドルが調達されます。2020年第4四半期時点のヘッジファンドの1,560億米ドルと合計すると、この地域は2兆米ドルに急速に近づいています。

同地域のオルタナティブ投資業界の成長を牽引しているのは、ベンチャーキャピタルでありAUMは5,740億米ドルに達しています(2020年9月時点)。同地域のプライベートキャピタルの運用資産総額の約36%はベンチャーキャピタルが占めており、同地域で最も浸透している戦略となっています。それに対し、ヘッジファンドは困難な状況にあります。業界の健全性を示す重要なバロメーターである新規ファンドの立ち上げ数は117本と、前年比20%以上の減少に直面しています。


AUMの増加はアジア太平洋地域全体で見られ、中華圏のプライベートエクイティおよびベンチャーキャピタルは急速に成長しており、AUMは1.4兆米ドルを超えています。これは、全世界のAUM13%以上に相当し、アジア太平洋地域を対象とするAUMの61%に相当します。日本と韓国は、イノベーションのエコシステムをグローバルな資本と人材に開放し、国内のスタートアップ企業のグローバル化を促進することで、世界的な注目を集めています。

オルタナティブ資産の運用会社にとっては、長い目で市場を見極めることが重要です。この先数年間に渡っては、コロナ禍とその余波が各市場や経済にどういった影響を与えるかによって、多くの不確実性が存在しています。長期的な視点を持って堅実な投資活動を続けていくことで、アジア太平洋地域のオルタナティブ市場は、中期的に安定した成長が期待できるといえるでしょう。
 

  • CEO Mark O'Hare のコメント

アジア太平洋地域は、過去10年以上にわたって世界の成長を牽引してきたエンジンであり、今まさに歴史的な変革の真っ只中にあります。この急成長している地域に投資家の需要は依然として旺盛であり、また資本を投下するための構造的な課題は緩和されつつあります。アジア時代の幕開け、世界の舞台でアジア太平洋地域に期待が集まっています。
 

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カバーするアセットクラス
・プライベートキャピタル
・プライベートエクイティ&ベンチャーキャピタル
・プライベートデット
・不動産
・インフラ
・ヘッジファンド
カバーする地域
中華圏
・日本
・韓国
・インド
・アセアン
・オーストラリア


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  • ハイライト

 

日本 - バイアウトに特化した日本のプライベートエクイティのAUMは220億米ドルに達し、5年前の2倍

- 2020年9月時点、日本のプライベートエクイティとベンチャーキャピタルを合わせたファンドのドライパウダーは240億米ドル(前年12月比40%増加)
 
ASEAN - ASEANに特化したプライベートエクイティとベンチャーキャピタルのAUMは、2020年9月時点で330億米ドルを記録し、5年間でほぼ倍増

- 2020年、ASEANでは400件のベンチャー企業のディールが完了し、その価値は合計82億米ドルに達した
 
オーストラリア - 2020年上半期末時点で、オーストラリアに特化したプライベートエクイティとベンチャーキャピタルが保有するドライパウダーの総額は140億ドルと、新記録を達成

- 2020年にオーストラリアに特化したプライベートキャピタルファンドが調達した資金総額は、2019年と比較して20%増加
 
韓国 - 韓国のプライベートエクイティAUMは、1,020億米ドルの記録を達成(2020年9月時点)

- 韓国を対象としたバイアウトファンドは、2020 年に過去最高の 170 億米ドルを調達
 
中華圏 - ベンチャーキャピタルは2020 年 9 月時点で AUM 総額の 46%を占め、引き続き中華圏のプライベートエクイティ戦略の主流

- 中華圏に拠点を置くプライベートエクイティとベンチャーキャピタルの AUM は合計で1兆400億米ドルを超えた
 

 

 

  • Preqin(プレキン)について
Preqinは”Home of Alternatives”をコンセプトに、オルタナティブ投資業界で最も包括的なデータ・分析・インサイトを提供しています。

2003年にロンドンで設立され、2019年には東京オフィスを開設し、現在では、世界中に12拠点オフィスをかまえ、世界中で34,000社、11万名の方々にサービスをご利用いただいています。
綿密なデータ収集方法の開拓から革新的なプラットフォームの開発に至るまで、オルタナティブ投資への理解を深めることに尽力してきました。
クライアント企業との緊密なパートナーシップを通じて、お客さまが日々最善の意思決定を行えるよう、新たなツールやインテリジェンスの提供に継続的に取り組んでいます。 
 

  • お問い合わせ・データ提供・取材のお申し込み

Preqinでは、メディアの方々向けに記事に必要なデータ等を無料でご提供しております。ご入用の際は下記のメールアドレスまでご連絡ください。

Preqin合同会社

マーケティング担当:冨岡
問い合わせ先: asiapress@preqin.com
ウェブサイト: https://www.preqin.com/jp

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会社概要

URL
https://www.preqin.com/jp
業種
金融・保険業
本社所在地
東京都千代田区大手町1-2-1 大手町ワンタワー6階
電話番号
03-4580-9700
代表者名
Christoph Knaack
上場
未上場
資本金
-
設立
2019年11月