書籍「台湾有事のシナリオ 日本の安全保障を検証する」刊行のお知らせ
公益財団法人笹川平和財団(東京都港区 理事長・角南篤)は2022年1月30日、安全保障研究グループが実施している「日米同盟の在り方研究Ⅱ」事業の成果として、書籍「台湾有事のシナリオ 日本の安全保障を検証する」を刊行いたしました。
(詳細はこちら:https://www.spf.org/security/publications/20220125.html)
[書籍の内容(出版社のHPより)]
米・中・露などの大国による新たな戦略的競争の時代に突入した現在、日本がとるべき安全保障政策とその課題は何か。本書は、米国ヘリテージ財団と繰り返した日米合同研究会を含む研究プロジェクトをベースに、台湾をめぐる軍事衝突について考え得るシナリオを描き出し、日本が直面するであろう課題について考察する。軍事的緊張が高まる中、連続した情勢判断と意思決定を強いられることになる日本が、今しっかりと考えておかなければならないことは何なのか。豊富な実務経験と研究経験を持つ執筆陣が、最新の知見を提供する。
タイトル:台湾有事のシナリオ 日本の安全保障を検証する
発行:ミネルヴァ書房 定価:3,850円(税込)
刊行日:2022年1月30日
ISBN:978-4-623-09305-2
執筆者紹介(執筆順。*は編著者)
小原凡司(*) 笹川平和財団上席研究員,慶應義塾大学SFC研究所上席所員
森本敏(*) 元防衛大臣/拓殖大学顧問
長島純 元空将/防衛大学校総合安全保障研究科非常勤講師,中曽根平和研究所研究顧問
廣中雅之 元空将/大阪大学大学院 招聘教授
磯部晃一 元陸将/川崎重工業㈱戦略アドバイザー,国際安全保障学会理事
池田徳宏 元海将/富士通システム統合研究所・安全保障研究所所長
武居智久 元海上幕僚長/三波工業株式会社特別顧問
黒﨑将広 防衛大学校総合安全保障研究科准教授(国際法)
真部朗 元防衛審議官/株式会社IHI顧問
<参考資料>
目次:
はじめに――なぜ台湾なのか
序 章 国際情勢概観(森本 敏)
第Ⅰ部 台湾シナリオ
第1章 米中関係と日本の安全保障(森本 敏)
1 中国の基本的国家戦略
2 バイデン政権の国家安全保障戦略
3 インド太平洋における日本の役割と課題
第2章 台湾シナリオ――米中戦略的競争のホットポイント(小原凡司)
1 インド太平洋地域において最も軍事衝突の可能性が高い台湾
2 台湾シナリオ――まだら模様のグレーゾーン
第3章 台湾シナリオに関与する米中以外のアクター(小原凡司)
1 欧州――トランス・アトランティックと戦略的自立
2 東南アジア――「ASEANの中心性」実現が課題
第Ⅱ部 各種戦
第4章 台湾シナリオと領域横断作戦(長島 純)
1 宇宙、サイバー空間、電磁波における作戦(領域横断作戦)
2 日本の課題
第5章 台湾シナリオと自衛隊の作戦構想(廣中雅之)
1 西太平洋戦域における新たな戦闘様相
2 専守防衛と長距離攻撃力
3 戦略的抑止と対処構想の方向性
第6章 台湾シナリオと南西諸島の防衛(磯部晃一)
1 第一列島線と南西諸島の概観
2 南西諸島の島嶼防衛
3 米国インド太平洋軍の戦略構想とその変化
4 台湾危機における中国の侵攻様相と日米両国の対応
第7章 台湾シナリオにおける日米共同海上作戦(池田徳宏)
1 増強される中国海軍の艦艇
2 米海軍の将来像
3 海上自衛隊水上艦艇部隊の大変革
4 日米共同総合ミサイル防衛作戦
5 日米共同海上作戦
第Ⅲ部 日本の課題
第8章 台湾シナリオと日米防衛協力(武居智久)
1 アメリカは再び動き出した
2 中国の日米安全保障上の位置づけと選択的な関与
3 中国は「懸念」か「脅威」か
4 防衛力整備の日米ギャップ
第9章 台湾シナリオとグレーゾーン事態の国際法――日中共同声明の制約と域外サイバー行動の法的課題(黒崎将広)
1 忍び寄る中国のハイブリッド戦――問題設定
2 日中関係上の制約――日中共同声明における台湾の地位
3 一般国際法上の制約――中国・台湾地域に対する日本の域外サイバー行動の法的可能性
4 日本が域外サイバー行動を決断するとき――検討結果と課題
第10章 台湾シナリオと防衛政策決定における日本の課題(真部 朗)
1 日米同盟の実効性を担保する法的・政治的枠組み
2 日本の意思決定枠組みの現状と課題
3 国家安全保障戦略と防衛計画の大綱の間を埋める国家軍事戦略
終 章 日本の課題と複雑な未来(小原凡司)
(詳細はこちら:https://www.spf.org/security/publications/20220125.html)
[書籍の内容(出版社のHPより)]
米・中・露などの大国による新たな戦略的競争の時代に突入した現在、日本がとるべき安全保障政策とその課題は何か。本書は、米国ヘリテージ財団と繰り返した日米合同研究会を含む研究プロジェクトをベースに、台湾をめぐる軍事衝突について考え得るシナリオを描き出し、日本が直面するであろう課題について考察する。軍事的緊張が高まる中、連続した情勢判断と意思決定を強いられることになる日本が、今しっかりと考えておかなければならないことは何なのか。豊富な実務経験と研究経験を持つ執筆陣が、最新の知見を提供する。
タイトル:台湾有事のシナリオ 日本の安全保障を検証する
発行:ミネルヴァ書房 定価:3,850円(税込)
刊行日:2022年1月30日
ISBN:978-4-623-09305-2
執筆者紹介(執筆順。*は編著者)
小原凡司(*) 笹川平和財団上席研究員,慶應義塾大学SFC研究所上席所員
森本敏(*) 元防衛大臣/拓殖大学顧問
長島純 元空将/防衛大学校総合安全保障研究科非常勤講師,中曽根平和研究所研究顧問
廣中雅之 元空将/大阪大学大学院 招聘教授
磯部晃一 元陸将/川崎重工業㈱戦略アドバイザー,国際安全保障学会理事
池田徳宏 元海将/富士通システム統合研究所・安全保障研究所所長
武居智久 元海上幕僚長/三波工業株式会社特別顧問
黒﨑将広 防衛大学校総合安全保障研究科准教授(国際法)
真部朗 元防衛審議官/株式会社IHI顧問
<参考資料>
目次:
はじめに――なぜ台湾なのか
序 章 国際情勢概観(森本 敏)
第Ⅰ部 台湾シナリオ
第1章 米中関係と日本の安全保障(森本 敏)
1 中国の基本的国家戦略
2 バイデン政権の国家安全保障戦略
3 インド太平洋における日本の役割と課題
第2章 台湾シナリオ――米中戦略的競争のホットポイント(小原凡司)
1 インド太平洋地域において最も軍事衝突の可能性が高い台湾
2 台湾シナリオ――まだら模様のグレーゾーン
第3章 台湾シナリオに関与する米中以外のアクター(小原凡司)
1 欧州――トランス・アトランティックと戦略的自立
2 東南アジア――「ASEANの中心性」実現が課題
第Ⅱ部 各種戦
第4章 台湾シナリオと領域横断作戦(長島 純)
1 宇宙、サイバー空間、電磁波における作戦(領域横断作戦)
2 日本の課題
第5章 台湾シナリオと自衛隊の作戦構想(廣中雅之)
1 西太平洋戦域における新たな戦闘様相
2 専守防衛と長距離攻撃力
3 戦略的抑止と対処構想の方向性
第6章 台湾シナリオと南西諸島の防衛(磯部晃一)
1 第一列島線と南西諸島の概観
2 南西諸島の島嶼防衛
3 米国インド太平洋軍の戦略構想とその変化
4 台湾危機における中国の侵攻様相と日米両国の対応
第7章 台湾シナリオにおける日米共同海上作戦(池田徳宏)
1 増強される中国海軍の艦艇
2 米海軍の将来像
3 海上自衛隊水上艦艇部隊の大変革
4 日米共同総合ミサイル防衛作戦
5 日米共同海上作戦
第Ⅲ部 日本の課題
第8章 台湾シナリオと日米防衛協力(武居智久)
1 アメリカは再び動き出した
2 中国の日米安全保障上の位置づけと選択的な関与
3 中国は「懸念」か「脅威」か
4 防衛力整備の日米ギャップ
第9章 台湾シナリオとグレーゾーン事態の国際法――日中共同声明の制約と域外サイバー行動の法的課題(黒崎将広)
1 忍び寄る中国のハイブリッド戦――問題設定
2 日中関係上の制約――日中共同声明における台湾の地位
3 一般国際法上の制約――中国・台湾地域に対する日本の域外サイバー行動の法的可能性
4 日本が域外サイバー行動を決断するとき――検討結果と課題
第10章 台湾シナリオと防衛政策決定における日本の課題(真部 朗)
1 日米同盟の実効性を担保する法的・政治的枠組み
2 日本の意思決定枠組みの現状と課題
3 国家安全保障戦略と防衛計画の大綱の間を埋める国家軍事戦略
終 章 日本の課題と複雑な未来(小原凡司)
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