アジア各国・地域から選ばれた技術系スタートアップが競うイノベーション・アワード第12回「アジア・アントレプレナーシップ・アワード(AEA)2023」《本年より一般公募開始、「柏の葉賞」創設》
2023年7月31日(月)一般公募受付開始、10月26日(木)オンラインにて開催
第12回開催となるAEA2023は、世界において注目度の高い4つのテーマ「ライフサイエンス / ヘルスケア」「モビリティ」「環境 / エネルギー」「サステナビリティ」に関連したソリューションを持つ、日本を含めたアジア各国・地域から選ばれた技術系スタートアップ10社をファイナリストとして選考。事業の革新性、経済的・社会的影響力、事業実行力、そして日本企業との連携・日本での事業展開の可能性など、広い観点での審査を経て、各々がグランプリを目指します。
本年度はさらに幅広いスタートアップにご参加いただけるよう、一般公募を開始することとなりました。また、新たな試みとして、柏の葉スマートシティにおける事業実証のサポートが受けられる「柏の葉賞」を創設。課題解決型の街づくりを目指し、街全体が実証プロジェクトのプラットフォームとなっている柏の葉で、実証フィールドである「柏の葉イノベーションフィールド」を活用した事業実証・PoB(Proof of Business)を推進することにより、新産業創造を加速する国内外のスタートアップも併せて募集いたします。
柏の葉賞エントリーへの応募に関しては、エントリーに関する提出物やプレゼンが日本語でも受け付けられます(但し、日本語でエントリーした場合は「柏の葉賞」のみが受賞対象となります。AEA本大会へエントリーを希望する場合は提出物、プレゼン共に全て英語での実施が必要となります。)
AEAをきっかけに日本の大手企業らとの協業や、柏の葉での事業実証を通して世界へ羽ばたきたいスタートアップの皆様のご応募を、心よりお待ちしております。
【 AEA2023のポイント(昨年度との違い)】
■ 国内外の幅広いスタートアップの参加を促すために、一般公募を開始
■ 既存のAEA賞に加え、特別賞として「柏の葉賞」を追加
■「柏の葉賞」受賞企業へは、柏の葉の実証フィールドを活用した事業実証の支援を行い、新産業創出を加速するスタートアップをサポート
【AEAについて AEA公式サイト:https://aea.events/j/aboutaea2023/】
AEAは、成長著しいアジア全体から、知恵や技術を駆使してチャレンジする若き起業家を呼び込み、大手民間企業からスタートアップ支援者まで、「公・官・学」が一体となったアジアのイノベーション創造におけるエコシステム(生態系)構築を目指したイノベーション・アワードです。
世界のあらゆる課題の解決に果敢に挑むアントレプレナー(起業家)は、新しい経済活動を産み、産業を創造し雇用を作りだす源であり、世界中でイノベーションの要として位置づけられています。
本年開始された一般公募によるエントリーに加え、独立行政法人日本貿易振興機構(以下:ジェトロ)や国立大学法人東京大学(以下:東大)の他、アジア各地のインキュベーター、アクセラレーター、大学等のスタートアップ支援機関などからノミネートされた確かな技術力を持ったスタートアップが集まり、社会課題解決に繋がるビジネスプレゼンを競い合います。2012年の初開催からこれまで、アジア17の国・地域から275社の技術系スタートアップがAEAに参加しました。
【AEA2023 開催概要】
日程:2023年10月26日(木)
開催形式:オンライン開催
公用語:英語(柏の葉賞のみ応募される方は日本語も可)
公式HP:
https://aea.events/j/ (日本語)
https://aea.events/e/(英語)
スポンサーシッププログラムへのお問合せ:info@aea.events
主催:アジア・アントレプレナーシップ・アワード運営委員会
共催:国立大学法人東京大学産学協創推進本部、三井不動産株式会社、一般社団法人TXアントレプレナーパートナーズ、一般社団法人日本ベンチャー学会、独立行政法人日本貿易振興機構(ジェトロ)
※特別協賛、後援、当日のプログラム詳細については決定次第AEA公式HPでご案内いたします。
【一般公募について】
AEAは2012年の初開催からこれまで、ジェトロや東京大学の他、アジア各地のインキュベーター、アクセラレーター、大学等のスタートアップ支援機関などの専門家からなるノミネーターが見極めた、アジア17の国・地域から275社の確かな技術力を持ったスタートアップが集まり、社会課題解決に繋がるビジネスアイデアを競い合ってきました。過去出場企業は、その後IPOやM&AなどのEXITを達成し、事業を大きく成長させています。
本年度は、国内外スタートアップの幅広いエントリーを受け付けるため、一般公募を行います。
一般公募・応募要領
- 応募受付期間:2023年7月31日(月)~2023年8月20日(日)
- 応募締め切り:2023年8月20日(日)
審査基準
(1)日本の大企業との連携の可能性
(2) 事業の革新性/経済的・社会的影響力 (世界経済・社会に変革をもたらす可能性、事業の拡張性)
(3) 事業の実行力 (競争優位性、マネジメントチーム、戦略の全体整合性、プレゼンテーションスキルを含むコミュニケーション能力)
<以下は柏の葉賞エントリー企業のみ>
(4)柏の葉イノベーションフィールドの活用度
各賞の内容
【アジア・アントレプレナーシップ・アワード】
優勝:300万円
準優勝:100万円
第3位:50万円
【柏の葉賞】:賞金 + 柏の葉での実証サポートを提供
【日本ベンチャー学会賞】
※ほか各賞追加予定
出場企業に対するメンタリングについて
ファイナリスト10社に対し、AEA開催までの約1.5ヵ月間で、日本市場への進出や日本企業との協業の実現を目指し、国内VC等のメンター陣による継続的なメンタリングを実施します。スタートアップはこの間にビジネスプランをブラッシュアップし、アワード当日のプレゼンテーション向けて磨きをかけていきます。
※参加スタートアップ企業要件など詳しい内容は下記リンクよりご確認ください。
https://aea.events/j/aea2023_application/
【柏の葉賞について】
本年度は、昨年度にはなかった特別賞として、賞金に加え、柏の葉スマートシティにおける事業実証のサポートが受けられる「柏の葉賞」を創設。住宅、商業施設、オフィス、ホテル、病院、大学、公園、など街全体が実証プロジェクトのプラットフォーム「柏の葉イノベーションフィールド」となっている柏の葉スマートシティで、自動運転やドローンを私有地で実験できる一般道路を模したモビリティサーキット「KOIL MOBILITY FIELD」などでの実証が可能です。事業実証・PoB(Proof of Business)を推進することにより、新産業創造を加速する国内外のスタートアップを募集します。
KOIL MOBILITY FIELDの様子
柏の葉賞エントリーへの応募に関しては、エントリーに関する提出物やプレゼンが日本語でも受け付けられます。(但し、日本語でエントリーした場合は「柏の葉賞」のみが受賞対象となります。AEA本大会へエントリーを希望する場合は提出物、プレゼン共に全て英語での実施が必要となります。)
【これまでとは異なる柏の葉賞のポイント】
■ 賞金をパワーアップし、スタートアップの活動を資金面で後押し
■ 柏の葉実証フィールドにおいての事業実証実施を推進
■ 日本語での書類申請とプレゼンが可能(※但し日本語の場合はAEA本大会アワードは対象外)
【過去の出場企業例】
AEA2022 優勝
株式会社OUI (日本)
医学・工学・ビジネスのプロフェッショナルが力を合わせ、眼から人々の健康を守ることを目指す大学発ベンチャー。2023年4月に柏の葉スマートシティで実証プロジェクトを実施。
AEA2022 セミファイナリスト
Lifeform AI(オーストラリア)
筑波大学の卒業生が立ち上げたスタートアップ。特許取得済みのスマートテキスタイルのセンシング技術とAIベースの人間行動モデルを使用して、トレーニングや生活の質を向上させるためのIoTプラットフォームを開発。2023年3月にフィットネスクラブ東京ドームにおいて実証プロジェクトを実施。
AEA2019 セミファイナリスト
エクセルギー・パワー・システムズ株式会社(日本)
世界の電力システムにおける再生可能エネルギーの割合が増加する中で、IoTと急速充放電特性を持った独自の蓄電池を用いて、再生可能エネルギー出力の突然の損失を防ぐ新たな手法を開発。
https://exergy-power-systems.com/
【AEA開催地「柏の葉スマートシティ」について】
AEAの舞台となる柏の葉エリアは、課題解決型の街づくりモデルを具現化する「柏の葉スマートシティ」として、「環境共生」「健康長寿」「新産業創造」の3つのテーマで街づくりを推進してきました。柏の葉では2019年から、まち全体を実証プロジェクトのプラットフォームとし、新産業創造を加速させる「イノベーションフィールド柏の葉」が始動しており、様々な企業や団体が実証実験プロジェクトを実施しています。これまでAEAに出場した企業も、柏の葉での実証から導入、さらには出資までつながった事例もあります。AEA出場企業に対しては日本進出のファーストステップを、日本企業向けにはスタートアップとの協業における柏の葉の実証フィールドの活用をご支援いたします。
<柏の葉を実証フィールドとした協業事例>
○ゲノムクリニック(AEA2017、日本):乳がん・卵巣がん遺伝子リスク判定ソリューション
三井不動産が運営する KOIL内にゲノムセンターを開設
参考:https://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/news/2019/0425/
○ヒラソルエナジー(AEA2018、日本):太陽光発電設備を保守管理するIoTプラットフォーム
柏の葉エリアの太陽光パネル2,800枚に対して保守管理の運用開始、その後、三井不動産CVCより出資
参考:https://www.31ventures.jp/news/20210831_column/781/
【共催者 概要】
<国立大学法人東京大学産学協創推進本部>[WEB]https://www.ducr.u-tokyo.ac.jp/
東京大学産学協創推進本部は、東京大学のオリジナルな研究成果を活用し、インパクトの高いイノベーションを実現すべく、知的財産の権利化、管理・活用、起業・事業化に係る支援を行っています。具体的には、研究者・学生向けの起業相談、ベンチャー企業向けのインキュベーション施設の運営・管理事業、東京大学協創プラットフォーム開発株式会社や株式会社東京大学エッジキャピタルを通した大学発ベンチャー企業への資金提供などを行っています。また、「東京大学アントレプレナープラザ」「東京大学アントレプレナーラボ」等のインキュベーション施設の運営を手掛け、更には「東京大学アントレプレナー道場」「EDGE-NEXT」「本郷テックガレージ」「FoundX」などのアントレプレナー育成教育プログラムを運営しています。本アワードを通じて、グローバルな視点に立ってさらなる起業文化・アントレプレナーシップの醸成を進めてまいります。
<三井不動産株式会社>[WEB]柏の葉スマートシティ https://www.kashiwanoha-smartcity.com/
三井不動産は、千葉県柏市の柏の葉キャンパス駅周辺エリアにおいて、「環境共生」「健康長寿」「新産業創造」の3つのテーマのもと、柏の葉スマートシティ事業を進めています。新産業創造においては、ベンチャー共創事業「31VENTURES」を中心に、三井不動産の持つ幅広い商圏と多岐にわたる事業領域をいかして、街全体で多世代・多分野・多国籍の人々がつながる新たな産業創造を目指しています。三井不動産および柏の葉スマートシティでは、2012年の立ち上げ時からAEAを支援しており、柏の葉エリアを舞台にアジアのスタートアップや大手企業・起業支援者が集まるイノベーション創造のエコシステム構築を進めてまいります。
<一般社団法人TXアントレプレナーパートナーズ>[WEB]https://tepweb.jp/
TXアントレプレナーパートナーズ(TEP)は、つくばエクスプレス沿線を中心に技術をコアとするディープテック・スタートアップの支援を行う組織で、地域の大学・研究機関、行政、民間企業、個人支援者が連携して、持続可能なスタートアップ支援のエコシステム構築を推進しています。スタートアップが自国・地域内に留まらず、アジアや世界に視野を広げる機会として本アワードを立ち上げ、これまで継続開催しており、日本をはじめアジアのスタートアップ育成環境の醸成を目指します。
< 一般社団法人日本ベンチャー学会>[WEB]https://www.venture-ac.ne.jp/
日本ベンチャー学会は、新産業創出にむけて、ベンチャー企業および一般企業における企業活動等について理論・実証・実践に関する研修を行うとともに、産学協同の推進および企業家活動の支援に寄与することを目的とします。単なる研究者だけの集まりではなく、大手企業、ベンチャー企業、行政関係者など多様な人々のネットワークを形成しながら、「思考する学会」であると同時に「行動する学会」としての機能を高め、イノベーションの創出を担う企業家活動やベンチャーに関わる社会的なプラットフォームとなることを目指しております。
<独立行政法人日本貿易振興機構(ジェトロ)>[WEB]https://www.jetro.go.jp/
ジェトロは、国内外約120の拠点から成るグローバルなネットワークをフルに活用し、貿易・投資促進や調査・研究を通じ、日本の経済・社会の更なる発展に貢献することを目指しています。近年は、日本のスタートアップエコシステム育成やイノベーション創出に向けた取組を強化しており、「グローバル・アクセラレーション・ハブ」の設置等を通じた日本のスタートアップの海外展開支援や、ビジネスプラットフォーム「J-Bridge」の展開を通じた日本企業と海外企業との国内外の連携・協業を推進しています。
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