木材チップ専用運搬船「STELLAR SYMPHONY」就航
マイクロプラスチック回収装置等の最新鋭の環境性能を持つ新造船
丸住製紙株式会社(本社:愛媛県四国中央市、代表取締役社長:星川 知之)が製紙原料として使用する木材チップの専用運搬船「STELLAR SYMPHONY(ステラシンフォニー)」が2022年2月8日(火)に就航いたしました。主にニュージーランド、豪州、北米、南米から木材チップを運搬します。
- マイクロプラスチック回収装置
海上輸送に関わる企業として海洋プラスチックごみ問題に積極的に取り組み、リサイクルによる資源循環の促進に貢献してまいります。
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最新鋭の環境性能
・バラスト水浄化装置 (註2)
・排ガス除去装置(SOxスクラバー)(註3)
・電子制御エンジン
・低摩擦型の船底塗料
・舵装備型効率向上フィン(Hybrid Fin、推進効率向上による省エネ装備)
・プロペラ効率向上フィン(PBCF:Propeller Boss Cap Fins)(註4)
・オートパイロット航路制御機能ACE(註5)
従来船に比べて約22%の燃費削減、年間で約4,500トンのCO2排出量を削減できる見込みです。省エネ運航によるCO2削減及び更なる環境負荷の低減を進めてまいります。
- 今後の方針・見通し
丸住製紙は経営理念として「地球環境保全に努める企業」であることを掲げており、環境に調和したものづくりを大切にしています。資源循環型産業への限りない探求と地球規模での環境・社会問題への取り組みを通じ、今後も社会課題の解決に取り組んでまいります。
- STELLAR SYMPHONYの概要
全幅:32.24m
載貨重量トン:約49,350MT
載貨容積:約3,600,000立方フィート
建造造船所:今治造船株式会社
船名の由来:ラテン語の「星」と「調和」を意味する英語を組み合わせた造語で、「環境に調和したものづくりを大切にする」という丸住製紙グループの企業理念の一つに由来しています。
(註1)2021年3月24日プレスリリース参照:「丸住製紙向け新造木材チップ船にマイクロプラスチック回収装置を搭載」
(註2)船舶のバラスト水を管理する装置。バラスト水による海洋環境に影響を及ぼす水生生物の越境移動を防止するために、バラスト水及び沈殿物の管制のために規定された国際条約に対応している。
(註3)船舶に搭載される船舶のエンジン等の排気ガスから硫黄酸化物(SOx)を取り除く装置。2020年に船舶燃料に含まれる硫黄酸化物(SOx)の濃度を、従来の3.5%以下から0.5%以下に引き下げることを義務付けた国際規制に対応している。
(註4)プロペラの効率を改善させ、船舶の燃料消費量を削減できる省エネ装置。
(註5)船の針路の方位を設定することで、舵を最適に制御し、航路離脱距離や変針回数の低減が見込め、省エネ運航を実現する。
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