東京大学大学院医学系研究科・大江教授のグループと共同研究を開始。対話エンジンによる自然な会話で、健康に関する情報を自動問診して収集、記録したデータは医療機関や高齢者・介護施設のシステムとの連携を目指す
〜遠隔医療や未病対策の実現に向けて、医療業界のDXを推進する技術開発に注力〜
AI対話エンジン「LIFE TALK ENGINE」を開発・提供するウェルヴィル株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役CEO:松田智子、以下「ウェルヴィル」)は、東京大学大学院医学系研究科 医療情報学分野 大江和彦教授(医師、医学博士)のグループと、「AI対話型自動問診による構造化データ収集に関する研究」を開始したことをお知らせいたします。
■共同研究の背景と目的
日本は少子高齢化の一途をたどっており、それに伴い、離れて暮らす高齢家族や独居高齢者の増加や、その健康管理や見守りが社会課題となっています。また、認知症患者やその発症を高めると言われる生活習慣病の患者は、症状が悪化してから病院で診断を受ける傾向があり、早期の受診と発見や、日頃の予防対策が求められます。
その様な背景下、ウェルヴィルは、これまで医学医療において情報システム構築、医療情報の統合化処理、臨床研究における医療情報技術基盤研究を行っている、東京大学大学院医学系研究科 医療情報学分野 大江和彦教授(医師、医学博士)のグループと共同で、「AI対話型自動問診による構造化データ収集に関する研究」を開始いたしました。この共同研究は、国立研究開発法人 科学技術振興機構(JST)による東京大学COI拠点「自分で守る健康社会」(http://coi.t.u-tokyo.ac.jp/)における産学連携のひとつに位置づけられています。
また、記録されたデータについては、かかりつけの医療機関や登録する高齢者・介護施設のデータと連携することを想定しています。
■研究開発の概要
「LIFE TALK ENGINE」と対象者との会話は、AIアバターの音声やチャットによって行います。しかし、医学知識の乏しい一般的な生活者は、現在起きている症状や身体の部位などの医学用語を必ずしも正確に話すことができません。
そのため「LIFE TALK ENGINE」は、文法の正しくない日常会話や、それまでの会話の文脈によって伝わる曖昧な表現などを分解して理解し、また病名や臨床症状、検査所見用語や体の部位等を関係づけて収載した臨床医学連結知識データベース「LiLak」と連携することで情報を正規化します。その結果、自然な会話の内容を医学的な形式データにリアルタイムに変換することにより、様々な情報システムと連携ができることを想定しています。
▼人とアバターの対話実験の様子
また、「LIFE TALK ENGINE」は、自動問診に必要な一連の会話の流れを静的に生成して、質問・応答することができますが、対象者の発話内容や状況変化に応じて、採取しなければならない情報を動的に変化させて質問・応答する必要があります。 そのため「LIFE TALK ENGINE」の外部に、発話時に必要とされる情報収集のための医学的推論エンジンを開発し、問診の精度を向上させるための実験を行います。
■今後の展開
本研究を通じて、今後、生活者が操作の複雑なシステムやアプリケーション等に、自身で情報の入力などをすることなく、自宅や高齢者・介護施設など生活圏での自然な会話から継続的に情報を収集できるよう、自動問診の機能的価値向上を図ります。
また、将来的には、本システムを医療機関や高齢者・介護施設運営事業者、ヘルスケア関連事業者の管理システムと連携させ、日本の高齢化社会における遠隔治療や未病対策を実現できるよう、医療業界のDXを推進してまいります。
今後もウェルヴィルは、様々な企業・研究機関・個人との共創を通じて、生活者に寄り添い、ひとりひとりの豊かな暮らしを支えるAIの実装を目指してまいります。
【LIFE TALK ENGINEとは】
業務的な質問や指示を始め、文法的でない曖昧な日本語の表現も、前後の文脈から意味を解釈し、自然に応答することができるAI対話エンジンです。
専門知識やストーリーをAIの記憶領域へ注入することで、AIの脳となる部分を担い、相手の思考の傾向情報などを蓄積して、より共感を持てる応答ができるように成長します。
目的収束型の業務会話だけではなく、共感型の自由会話を実現できるため、日常や業務に溶け込み、人に共感しながら寄り添うことが可能です。「LIFE TALK ENGINE」は、今後も人の豊かな暮らしを、会話によってサポートしてまいります。
■ウェルヴィル株式会社
設立 :2018年11月9日
代表者 :代表取締役CEO 松田智子
所在地 :〒113-8655 東京都文京区本郷7丁目3-1
東京大学分子ライフイノベーション棟 504号室
事業内容:AI対話エンジン「LIFE TALK ENGINE」の開発および提供
URL :https://wellvill.com/
※東京大学担当者への直接のお問い合わせはご遠慮ください。
日本は少子高齢化の一途をたどっており、それに伴い、離れて暮らす高齢家族や独居高齢者の増加や、その健康管理や見守りが社会課題となっています。また、認知症患者やその発症を高めると言われる生活習慣病の患者は、症状が悪化してから病院で診断を受ける傾向があり、早期の受診と発見や、日頃の予防対策が求められます。
その様な背景下、ウェルヴィルは、これまで医学医療において情報システム構築、医療情報の統合化処理、臨床研究における医療情報技術基盤研究を行っている、東京大学大学院医学系研究科 医療情報学分野 大江和彦教授(医師、医学博士)のグループと共同で、「AI対話型自動問診による構造化データ収集に関する研究」を開始いたしました。この共同研究は、国立研究開発法人 科学技術振興機構(JST)による東京大学COI拠点「自分で守る健康社会」(http://coi.t.u-tokyo.ac.jp/)における産学連携のひとつに位置づけられています。
本研究は、ウェルヴィルのAI対話エンジン「LIFE TALK ENGINE」が、対象者から自宅などの生活圏内で、日々のさりげない会話から体調変化などの情報を問診で引き出し、ストレス状態や健康に関する情報を、構造化されたデータとして収集・記録することを目指しています。
また、記録されたデータについては、かかりつけの医療機関や登録する高齢者・介護施設のデータと連携することを想定しています。
■研究開発の概要
「LIFE TALK ENGINE」と対象者との会話は、AIアバターの音声やチャットによって行います。しかし、医学知識の乏しい一般的な生活者は、現在起きている症状や身体の部位などの医学用語を必ずしも正確に話すことができません。
そのため「LIFE TALK ENGINE」は、文法の正しくない日常会話や、それまでの会話の文脈によって伝わる曖昧な表現などを分解して理解し、また病名や臨床症状、検査所見用語や体の部位等を関係づけて収載した臨床医学連結知識データベース「LiLak」と連携することで情報を正規化します。その結果、自然な会話の内容を医学的な形式データにリアルタイムに変換することにより、様々な情報システムと連携ができることを想定しています。
▼人とアバターの対話実験の様子
※画像はチャットで行っているが、音声(対話)でのやりとりも可能
また、「LIFE TALK ENGINE」は、自動問診に必要な一連の会話の流れを静的に生成して、質問・応答することができますが、対象者の発話内容や状況変化に応じて、採取しなければならない情報を動的に変化させて質問・応答する必要があります。 そのため「LIFE TALK ENGINE」の外部に、発話時に必要とされる情報収集のための医学的推論エンジンを開発し、問診の精度を向上させるための実験を行います。
■今後の展開
本研究を通じて、今後、生活者が操作の複雑なシステムやアプリケーション等に、自身で情報の入力などをすることなく、自宅や高齢者・介護施設など生活圏での自然な会話から継続的に情報を収集できるよう、自動問診の機能的価値向上を図ります。
また、将来的には、本システムを医療機関や高齢者・介護施設運営事業者、ヘルスケア関連事業者の管理システムと連携させ、日本の高齢化社会における遠隔治療や未病対策を実現できるよう、医療業界のDXを推進してまいります。
今後もウェルヴィルは、様々な企業・研究機関・個人との共創を通じて、生活者に寄り添い、ひとりひとりの豊かな暮らしを支えるAIの実装を目指してまいります。
【LIFE TALK ENGINEとは】
業務的な質問や指示を始め、文法的でない曖昧な日本語の表現も、前後の文脈から意味を解釈し、自然に応答することができるAI対話エンジンです。
専門知識やストーリーをAIの記憶領域へ注入することで、AIの脳となる部分を担い、相手の思考の傾向情報などを蓄積して、より共感を持てる応答ができるように成長します。
目的収束型の業務会話だけではなく、共感型の自由会話を実現できるため、日常や業務に溶け込み、人に共感しながら寄り添うことが可能です。「LIFE TALK ENGINE」は、今後も人の豊かな暮らしを、会話によってサポートしてまいります。
■ウェルヴィル株式会社
設立 :2018年11月9日
代表者 :代表取締役CEO 松田智子
所在地 :〒113-8655 東京都文京区本郷7丁目3-1
東京大学分子ライフイノベーション棟 504号室
事業内容:AI対話エンジン「LIFE TALK ENGINE」の開発および提供
URL :https://wellvill.com/
※東京大学担当者への直接のお問い合わせはご遠慮ください。
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