【南海トラフ大地震への備えを強化、教習生の安全を最優先に】広沢自動車学校、全教習車に防災用品を搭載
「30年以内に80%」の南海トラフ巨大地震に備え、自動車教習の新たな安全基準を確立

徳島市で60年以上にわたり自動車教習所を運営する株式会社広沢自動車学校(本社:徳島県徳島市、代表取締役:祖川 嗣朗、以下「当社」という)は、南海トラフ大地震などの大規模災害発生時における教習生および指導員の安全確保を目的として、全教習車40台に防災用品を搭載しました。本施策は、2023年12月より順次進められ、2025年2月25日をもって全車両への配備を完了しました。
教習車への防災用品搭載の背景と目的
徳島県は南海トラフ地震の発生リスクが高い地域であり、政府の地震調査委員会は2025年1月15日に発表した最新の地震発生確率(1月1日現在)において、南海トラフで今後30年以内にマグニチュード8~9級の地震が発生する確率を「80%程度」と評価しました。これは、従来の「70~80%」から引き上げられた数値であり、リスクの高まりを示しています。
特に、運転中に地震が発生した場合、適切な対応を取ることが命を守る鍵となります。このような状況を踏まえ、広沢自動車学校では、教習生とその保護者の皆様に安全な教習環境を提供することを最優先課題と考え、本取り組みを実施しました。
また、全国の自動車学校の中でも全教習車に防災用品を常備する事例は少なく、地域の防災意識向上にも貢献できる取り組みとして注目されています。
さらに、本取り組みの計画にあたり、東日本大震災で甚大な被害を受けた陸前高田市の陸前高田ドライビングスクールの田村光社長から、被災経験に基づく貴重なアドバイスをいただきました。田村社長には実際に徳島までお越しいただき、被災当時の具体的な体験談をもとに、防災用品の選定や避難訓練の在り方について詳細な助言を受けました。その知見を活かし、より実践的で現実的な防災対策を講じることができました。
搭載された防災用品の内容
災害時の安全確保を最優先とし、教習車のトランクルームに以下の防災用品を搭載しました。教習生および指導員が万が一、教習中に被災した場合でも、安全に避難できるよう設計されています。
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簡易FM /AMラジオ、ハンズフリーになるLEDライト
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保存水・備蓄食品(3日分の食糧を確保)
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防災用ヘルメット
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防災リュック
指導員向け防災訓練の導入
広沢自動車学校では、単に防災用品を備えるだけでなく、実際の地震発生を想定した指導員向けの防災訓練を導入します。具体的には、
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教習中に地震が発生した場合の対処法を指導
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安全な停車場所の選定方法
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避難ルートの確認
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緊急時の連絡手段の確保
といった実践的な内容を含み、指導員の災害対応力の向上を図ります。
今後の取り組み
今回の防災対策を第一歩とし、さらなる安全強化を図る予定です。今後は、自動車学校周辺の防災拠点との連携強化や自治体や防災専門家との協力による防災教育の拡充などを進め、より安全で信頼される教習所づくりを目指してまいります。
会社概要
広沢自動車学校は、徳島市を拠点に60年以上にわたり自動車教習サービスを提供し、「広沢母校」という経営理念のもと、単なる免許取得の場にとどまらず、命の大切さを伝える教育を実践しています。
当校は、卒業後の初心運転者事故率が全国平均の半分以下という実績を誇り、安全運転の意識を高める独自の指導が高く評価されています。また、徳島県内500カ所以上の無料送迎サービスを展開し、業界では珍しくスタッフの半数以上が女性という環境を整えるなど、通いやすさと安心感の向上にも力を入れています。
さらに、Googleのクチコミでは自動車教習所部門で徳島県No.1(2024年1月〜12月時点/星4.8、自社調べ)を獲得。他校からの転校生の受け入れ実績も豊富で、一人ひとりの「免許を取得したい」という想いに寄り添う姿勢が、多くのお客様から支持されています。
これからも広沢自動車学校は、地域社会と連携しながら防災対策や交通安全教育の充実を図り、事故のない未来の実現に貢献してまいります。
お問い合わせ先
本取り組みについての詳細は、広沢自動車学校までお気軽にお問い合わせください。
株式会社広沢自動車学校
Tel:088-631-0321
Mail:web@hirosawa-ds.com
URL:https://hirosawa-ds.com/contact.html

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