【VEXロボティクス】VRC 第1回 ジャパンカップ 開催報告
最先端テクノロジーの魅力を体験できる【SHINAGAWA TECH SHOWCASE】で 国内初となる中高生向けロボティクス競技会 VRCジャパンカップを開催
【SHINAGAWA TECH SHOWCASE】は、⽇鉄興和不動産株式会社が品川インターシティにて主催する、最新のテクノロジーを体験できるイベントでで、技術の展示や実際の体験、そして次世代を育成するコンテンツが提供されます。
このロボティクス競技会は、次世代教育を司るSTEM教育の実践として位置付けられ、科学的思考、技術的スキル、エンジニアリングの原則、数学的理解など、幅広い能力を総合的に向上させることを目的としています。また、未来の社会で活躍するための適応力を養うことを目的としています。
これまで小中学生のためのVIQRC(VEX IQ Robotics Competition)ジャパンカップを開催してきましたが、世界的な教育改革の動きに先駆け、中高生向けのVRCジャパンカップも積極的に開催していくことになりました。
◼️開催概要
第1回目となる記念すべきVRCジャパンカップは、中学生部門と高校生部門の混合開催となりました。
中国から中学生チームが2チーム参加した他、今期よりVEXロボティクス競技会に参加した山口県立下関西高等学校や大妻中学高等学校(東京都千代田区)からも参加がありました。
競技会の参加募集期間は2ヶ月と短かったものの、初参加のチームから強豪チームに至るまで、合計9チーム、34人の生徒が集まりました。技術の競り合いや戦略会議などが盛んに行われるイベントとなりました。
世界的に見ると、VEXロボティクス競技会の世界大会は4月末に開催されるため、3月上旬までには世界大会の予選が終了し、新学期が始まる9月までオフシーズンに入ります。しかし、弊会では、この時期に生徒たちのSTEMの関心と意欲を維持させる機会を与えること重要だと捉えています。国内からできるだけ多くの問題解決者、グローバルリーダー、そしてイノベーターを育成することを目的として、今後もVRCジャパンカップを運営し続けます。
最後に、このロボティクス競技会の趣旨に賛同していただいたスポンサー各位には、シーズンを通じてご支援をいただき、このような競技会を開催することができましたことを、心から感謝申し上げます。誠にありがとうございました。
■競技内容
2023-2024シーズンのVRCの競技テーマ【OVER UNDER】は、約3.7メートル×3.7メートルの正方形のフィールドで、赤と青それぞれ2つのアライアンスチームで構成され、15秒の自律制御、続いて1分45秒のドライバー制御による対戦が行われます。ゲームの目的は、ゴールに60個のトライボールをスコアリングし、試合終了時にロボットをエレベートすることによって、対戦するアライアンスよりも高いスコアを獲得することできる競技内容です。
具体的には、フィールドの対面に2つのネットが張られた赤と青のゴールがあり、中央を約5センチのパイプが攻撃ゾーンを分けています。ゴールにスコアされた各トライボールは5ポイント、そして攻撃ゾーンに入った各トライボールは2ポイントとしてカウントされます。また中央のパイプの両側には、2組のアライアンス用に設けられたエレベーションバーが設置されており、試合の終わりにロボットが登るために使用されます。登ることができたロボットは、地面からの高さが測定され、上部に行くほど高得点が得られます。
その他にも、自律制御中に、より多くのポイントを獲得したアライアンスチームには、試合終了時に最終スコアに追加されるボーナスポイントや、各アライアンスチームが割り当てられた3つのタスクを完了すると獲得できるウィンポイントが設けられています。
◼️受賞内容
VEXロボティクス競技会には、パフォーマンスアワードとジャッジドアワードの2種類があります。パフォーマンスアワードは、チームワークチャレンジおよびロボットスキルチャレンジのパフォーマンスに基づいて順位が決定されますが、ジャッジドアワードは、RECファウンデーションの厳格な評価基準に基づき、ジャッジによって選出された受賞チームに与えられます。本競技会では、以下のパフォーマンスアワードに加えて、様々なジャッジドアワードが授与されました。
パフォーマンスアワード:
<トーナメント チャンピオン>
チームワークチャレンジで最も効果的な連携を示し、高得点を獲得した優勝チーム2チームに授与されます。
ジャッジドアワード:
<クリエイト アワード>
競技課題を1つ以上解決するための創造的なエンジニアリングデザインソリューションが確認できたチームに送られます。
<ビルド アワード>
細部にこだわり、戦略的で優れたロボットを構築したチームに与えられます。
<アメイズ アワード>
高性能なロボットを構築したチームに授与されます。
<チームワーク アワード>
チームメンバーがそれぞれのアイデアや戦略を明確に共有し、それを競技中に他のチームとも協力し、フェアプレイを実践したチームに授与されます。
<エナジー アワード>
イベント全体を通じて、熱意とやる気に満ちたチームに授与されます。
<スポーツマンシップ アワード>
競技会場で礼儀正しく、全ての他のチームに対しても協力的であり、敬意を示して参加しているチームに与えられます。
◼️受賞チーム
パフォーマンスアワード:
<トーナメント チャンピオン>
7090A NBS Robotics / Nanhai Bilingual School / China
901A Ninjabotics / The American School in Japan / Japan
<トーナメント ファイナリスト>
7090B NBSbot / Nanhai Bilingual School / China
901E Ninjabotics / The American School in Japan / Japan
ジャッジドアワード:
<クリエイト アワード>
93916A Symbas Robotics / International School of the Sacred Heart / Japan
<ビルド アワード>
901B Ninjabotics / The American School in Japan / Japan
<アメイズ アワード>
2836A KITTYS / Otsuma Senior High school / Japan
<チームワーク アワード>
0000 Shimonosekinishi / Shimonosekinishi High School / Japan
<エナジー アワード>
23418A RedBisons / RedBisons / Japan
<スポーツマンシップ アワード>
901A Ninjabotics / The American School in Japan / Japan
■VEXロボティクス競技会概要
RECファウンデーション(ロボティクス・エデュケーション・アンド・コンペティション財団)が開催するロボティクス競技会には、小・中学生を対象とした【VIQRC(VEX IQ ロボティクス コンペティション)】と、中学・高校生を対象にした【VRC(VEX ロボティクス コンペティション)】、そして大学生を対象にした【VEX U】があります。
毎年、4月下旬から5月上旬にかけてアメリカで世界大会が開催されており、2023-2024シーズンは4月25日から5月3日に開催予定です。世界中より2,400チームが集結し、日本からは4チームが参加予定です。そして世界大会の最終日には、新たなシーズンの競技テーマが発表され、世界同時に新しいシーズンが開幕します。現在、70カ国以上で110万人以上が参加していると言われており、世界で年間2,600以上の競技会やワークショップが登録され開催されています。また競技会に参加する人数の多さは、2016年、2018年、2021年に、ギネス記録として認定されています。
◼️特別協賛
⽇鉄興和不動産株式会社
◼️協賛
川崎重工業株式会社
株式会社映像センター
株式会社パワープロジェクト
ASUS Japan 株式会社
GMOメディア株式会社
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