#11カイソット選手 契約合意(新規)のお知らせ
広島ドラゴンフライズは、2022-23シーズンにおいて#11カイソット選手との契約に新たに合意しましたので、お知らせいたします。
■#11 カイソット(Kai Sotto)
●生年月日 2002年5月11日
●ポジション C(センター)
●身長 220cm
●体重 105kg
●出身校 Ateneo de Manila
●経歴
Adelaide 36ers(アデレード36ers)
-広島ドラゴンフライズ(2022-)
●代表歴
FIBA Olympic Qualifying Tournament Belgrade, Serbia(2020)
FIBA Asia Cup 2021 Qualifiers(2021)
FIBA Basketball World Cup 2023 Asian Qualifiers(2023)
【カイソット選手 コメント】
広島ドラゴンフライズでのプレーを楽しみにしています。 Bリーグ優勝を目指すドラゴンフライズのシーズンが素晴らしいものになるよう、全力を尽くしたいと思います。この機会を与えてくれた社長とGMに感謝しています。 チームメイト、スタッフ、そしてもちろんファンに会えるのを楽しみにしています。
【岡崎修司ゼネラルマネージャー コメント】
この度、カイソット選手が広島に加入することになりましたので、ご報告いたします。契約合意の発表から選手名の発表までお待たせする形となり、期待を膨らませてお待ちになった方も多かったかと思います。私の方から、彼の獲得の経緯や、今後のチームについての説明をさせていただきます。
■カイソット選手について
カイソット選手は、身長220cmの圧倒的な高さを活かしたペイントエリアでの得点とリバウンドが最大の魅力になります。また、非常にバスケットボールIQが高く、俊敏な動きもできるうえ、ランニングプレーも得意なことから、広島のディフェンスやオフェンスの早い展開にもマッチする人材だと確信しております。20歳と非常に若いですが、そのポテンシャルから「フィリピンの至宝」と呼ばれ、母国の代表選手にも選出されております。2月までプレーをしていたオーストラリアリーグでは、リーグMVPを受賞したこともあり、名実ともに一流のプレイヤーです。また日本の八村塁選手や渡邊雄太選手に続くアジア人NBA選手となる可能性も高いため、彼への期待は高く、世界からも注目を集める選手になります。
■獲得の経緯について
クラブとしては、早いタイミングでオファーを送っておりました。前述のとおり、理想とするバスケットボールスタイルに最適な人材だと判断していたからです。しかしながら、オファーを送ったタイミングにおいて、彼にとってはNBA挑戦が最大の優先事項であり、そのための経験をオーストラリアのリーグで積みたいという意向があったため、断念することになります。
その後、今シーズンのみならず、来シーズンを含め、中長期的なチーム編成を考えていく上で、彼の獲得へのチャレンジを継続して行ってまいりました。クラブ哲学や文化、どのようなクラブを目指しているのかは当然のことながら、国際平和文化都市広島でプレーする意味や、NBA挑戦に向けた練習環境の整備状況など、さまざまな情報の交換を続けておりました。そういった中で、環境の変化を望む彼と、新規にアジア特別枠選手を望む我々のタイミングがマッチし、この度の契約となりました。
今シーズンの「頂」を目指す上では最も重要なタイミングで彼を迎え入れることができ、非常に嬉しく思っています。契約の条件や練習環境、今のリーグ内における立ち位置などを含めた受け入れの準備が整わなければ、今回の発表をすることは難しかったと思います。改めてですが、行政やパートナー企業、ブースターの皆様のサポートに感謝申し上げます。
■カイソット選手加入によるチームの変化について
クラブとしては、開幕からアジア特別枠選手のプレーが制限されていたということもありますが、大きなウィークポイントになっている「リバウンド」については、早急に改善を進めたいと考えてきました。特に、相手にリバウンドを取られてセカンドチャンスで失点するシーンが非常に多い状況があります。実際にスタッツを見ていくと、リバウンド以外の数字は西地区上位らしく、非常に高い数字を誇っていますが、1試合あたりに相手に取られるオフェンスリバウンド数については10本前後と、リーグの中でも中位以下程度に低迷しています(2023年1月時点)。
この理由の一つとして、今シーズンの広島のディフェンスが組織的かつ、流動的なスタイルをとっていることがあげられます。具体的には、ディフェンスのローテーションをうまく活用し、相手に難しいシュートを打たせることまでは多くのポゼッションで成功しています。しかしながら、ビッグマンもこのローテーションに加わっていることから、タフショットを打たせた後のリバウンドにおいては、サイズの小さい日本人選手がペイントエリアでリバウンドに入らざるを得ないシチュエーションが多発し、サイズの大きな相手外国籍選手に対して、リバウンドを一回で確保することができない場面が続いておりました。彼が加入することで、今後はビッグラインナップを取ることも可能となるだけでなく、新たなローテーションのスタイルを取ることも可能になります。また、単純に高さの面でアドバンテージが取れるようになり、今まで以上にリバウンドが強化されると考えています。
もちろん、前述の数字や仮説は参考であり、バスケットボールは足し算ではなく、数字によって単純化できるものではないので、1つの可能性に過ぎませんが、タフショットを打たせた後のリバウンドを1回で取れるようになれば、ディフェンスからオフェンスへの素早い切り替えが可能となり、より早い展開での得点が増えてきます。今シーズンは早い展開を作れるロスターを揃えていますので、開幕前に想定していた選手編成が完成し、目指していた理想のゲーム展開を今まで以上に作れると確信しています。
■クラブとして
皆様のサポートがあり、今シーズンの約半分時点で西地区上位に位置することができています。しかしながら、優勝を目指す上では、勝たなければならない試合に負け、多くのブースターの皆様が応援している中で、諦めてしまうような試合もありました。「粘り強く、最後まで戦いぬき、広島らしさを追求する」と宣言している中で、そのような試合をしてしまったことに対して、強く責任を感じております。
クラブとしては、カイソット選手の加入は間違いなくチームにとってプラスになりますが、それだけでチームが劇的に強くなるとは考えておりません。本当に優勝を目指し、強豪クラブへと変わっていくためには、私も含めて、良い時も悪い時も1人1人が自分自身に向き合い、成長し続ける必要があります。彼の加入を1つのきっかけにし、チームとしてもクラブとしても更なる飛躍をしたいと考えています。
また、コート外においても、さまざまな施策を進めてまいります。具体的には世界的にも影響力の大きいカイソット選手の加入にあわせて、プレーやチームの結果だけでなく、国際平和文化都市である広島に存在するクラブの役割でもある、「平和」へのメッセージを今まで以上に発信していきたいと思います。
さらに彼は今シーズンの終了後にNBAのチームに行く可能性があります。Bリーグでのプレー後に、NBAに入るということはBリーグの歴史においても初になるかと思います。NBAに次ぐ世界2番目のリーグを目指すBリーグにとっても非常に意味のあることだと思いますので、クラブとしてリーグ優勝という結果を求めながらも、彼のキャリアの成功についてもサポートをしてまいります。
最後になりますが、最短でのBリーグ優勝とトップクラブへの成長を目指すといった意思表示を改めて示したく、今回の発表と説明をさせていただきました。直近では「新B1」への参入が大きな障壁となりますが、皆様と一緒に「頂」まで駆け上がっていきたいと考えております。引き続きご支援、ご声援のほど、よろしくお願いいたします。
●出身地 フィリピン
●生年月日 2002年5月11日
●ポジション C(センター)
●身長 220cm
●体重 105kg
●出身校 Ateneo de Manila
●経歴
Adelaide 36ers(アデレード36ers)
-広島ドラゴンフライズ(2022-)
●代表歴
FIBA Olympic Qualifying Tournament Belgrade, Serbia(2020)
FIBA Asia Cup 2021 Qualifiers(2021)
FIBA Basketball World Cup 2023 Asian Qualifiers(2023)
【カイソット選手 コメント】
広島ドラゴンフライズでのプレーを楽しみにしています。 Bリーグ優勝を目指すドラゴンフライズのシーズンが素晴らしいものになるよう、全力を尽くしたいと思います。この機会を与えてくれた社長とGMに感謝しています。 チームメイト、スタッフ、そしてもちろんファンに会えるのを楽しみにしています。
【岡崎修司ゼネラルマネージャー コメント】
この度、カイソット選手が広島に加入することになりましたので、ご報告いたします。契約合意の発表から選手名の発表までお待たせする形となり、期待を膨らませてお待ちになった方も多かったかと思います。私の方から、彼の獲得の経緯や、今後のチームについての説明をさせていただきます。
■カイソット選手について
カイソット選手は、身長220cmの圧倒的な高さを活かしたペイントエリアでの得点とリバウンドが最大の魅力になります。また、非常にバスケットボールIQが高く、俊敏な動きもできるうえ、ランニングプレーも得意なことから、広島のディフェンスやオフェンスの早い展開にもマッチする人材だと確信しております。20歳と非常に若いですが、そのポテンシャルから「フィリピンの至宝」と呼ばれ、母国の代表選手にも選出されております。2月までプレーをしていたオーストラリアリーグでは、リーグMVPを受賞したこともあり、名実ともに一流のプレイヤーです。また日本の八村塁選手や渡邊雄太選手に続くアジア人NBA選手となる可能性も高いため、彼への期待は高く、世界からも注目を集める選手になります。
■獲得の経緯について
クラブとしては、早いタイミングでオファーを送っておりました。前述のとおり、理想とするバスケットボールスタイルに最適な人材だと判断していたからです。しかしながら、オファーを送ったタイミングにおいて、彼にとってはNBA挑戦が最大の優先事項であり、そのための経験をオーストラリアのリーグで積みたいという意向があったため、断念することになります。
その後、今シーズンのみならず、来シーズンを含め、中長期的なチーム編成を考えていく上で、彼の獲得へのチャレンジを継続して行ってまいりました。クラブ哲学や文化、どのようなクラブを目指しているのかは当然のことながら、国際平和文化都市広島でプレーする意味や、NBA挑戦に向けた練習環境の整備状況など、さまざまな情報の交換を続けておりました。そういった中で、環境の変化を望む彼と、新規にアジア特別枠選手を望む我々のタイミングがマッチし、この度の契約となりました。
今シーズンの「頂」を目指す上では最も重要なタイミングで彼を迎え入れることができ、非常に嬉しく思っています。契約の条件や練習環境、今のリーグ内における立ち位置などを含めた受け入れの準備が整わなければ、今回の発表をすることは難しかったと思います。改めてですが、行政やパートナー企業、ブースターの皆様のサポートに感謝申し上げます。
■カイソット選手加入によるチームの変化について
クラブとしては、開幕からアジア特別枠選手のプレーが制限されていたということもありますが、大きなウィークポイントになっている「リバウンド」については、早急に改善を進めたいと考えてきました。特に、相手にリバウンドを取られてセカンドチャンスで失点するシーンが非常に多い状況があります。実際にスタッツを見ていくと、リバウンド以外の数字は西地区上位らしく、非常に高い数字を誇っていますが、1試合あたりに相手に取られるオフェンスリバウンド数については10本前後と、リーグの中でも中位以下程度に低迷しています(2023年1月時点)。
この理由の一つとして、今シーズンの広島のディフェンスが組織的かつ、流動的なスタイルをとっていることがあげられます。具体的には、ディフェンスのローテーションをうまく活用し、相手に難しいシュートを打たせることまでは多くのポゼッションで成功しています。しかしながら、ビッグマンもこのローテーションに加わっていることから、タフショットを打たせた後のリバウンドにおいては、サイズの小さい日本人選手がペイントエリアでリバウンドに入らざるを得ないシチュエーションが多発し、サイズの大きな相手外国籍選手に対して、リバウンドを一回で確保することができない場面が続いておりました。彼が加入することで、今後はビッグラインナップを取ることも可能となるだけでなく、新たなローテーションのスタイルを取ることも可能になります。また、単純に高さの面でアドバンテージが取れるようになり、今まで以上にリバウンドが強化されると考えています。
もちろん、前述の数字や仮説は参考であり、バスケットボールは足し算ではなく、数字によって単純化できるものではないので、1つの可能性に過ぎませんが、タフショットを打たせた後のリバウンドを1回で取れるようになれば、ディフェンスからオフェンスへの素早い切り替えが可能となり、より早い展開での得点が増えてきます。今シーズンは早い展開を作れるロスターを揃えていますので、開幕前に想定していた選手編成が完成し、目指していた理想のゲーム展開を今まで以上に作れると確信しています。
■クラブとして
皆様のサポートがあり、今シーズンの約半分時点で西地区上位に位置することができています。しかしながら、優勝を目指す上では、勝たなければならない試合に負け、多くのブースターの皆様が応援している中で、諦めてしまうような試合もありました。「粘り強く、最後まで戦いぬき、広島らしさを追求する」と宣言している中で、そのような試合をしてしまったことに対して、強く責任を感じております。
クラブとしては、カイソット選手の加入は間違いなくチームにとってプラスになりますが、それだけでチームが劇的に強くなるとは考えておりません。本当に優勝を目指し、強豪クラブへと変わっていくためには、私も含めて、良い時も悪い時も1人1人が自分自身に向き合い、成長し続ける必要があります。彼の加入を1つのきっかけにし、チームとしてもクラブとしても更なる飛躍をしたいと考えています。
また、コート外においても、さまざまな施策を進めてまいります。具体的には世界的にも影響力の大きいカイソット選手の加入にあわせて、プレーやチームの結果だけでなく、国際平和文化都市である広島に存在するクラブの役割でもある、「平和」へのメッセージを今まで以上に発信していきたいと思います。
さらに彼は今シーズンの終了後にNBAのチームに行く可能性があります。Bリーグでのプレー後に、NBAに入るということはBリーグの歴史においても初になるかと思います。NBAに次ぐ世界2番目のリーグを目指すBリーグにとっても非常に意味のあることだと思いますので、クラブとしてリーグ優勝という結果を求めながらも、彼のキャリアの成功についてもサポートをしてまいります。
最後になりますが、最短でのBリーグ優勝とトップクラブへの成長を目指すといった意思表示を改めて示したく、今回の発表と説明をさせていただきました。直近では「新B1」への参入が大きな障壁となりますが、皆様と一緒に「頂」まで駆け上がっていきたいと考えております。引き続きご支援、ご声援のほど、よろしくお願いいたします。
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