第一工業製薬のポリ乳酸用改質剤「TRIBIO」が大阪工研協会第72回「工業技術賞」を受賞
SDGs目標12「つくる責任 つかう責任」を意識した取り組みを加速します
第一工業製薬(本社:京都市南区、代表取締役社長:山路直貴)は、ポリ乳酸用改質剤「TRIBIO」の創製で第72回「工業技術賞」を受賞しました。同賞は、一般社団法人大阪工研協会が主催し、工業に関する研究発明ならびに現場技術の進歩改善に功績のあった技術者に授与されるものです。当社は、環境に配慮した素材として注目を集めているポリ乳酸の普及を妨げていた課題を解決し、SDGs目標12である「つくる責任 つかう責任」を意識した取り組みを加速します。
近年、プラスチック製品の廃棄による海洋、土壌汚染が世界的に深刻な問題となっています。バイオマスプラスチックであるポリ乳酸は、再生可能な植物由来の原料から製造され、生分解性に優れることから環境に配慮した素材として注目を集めています。しかし、ポリ乳酸の透明性を損なわず耐熱性を向上することが難しく、本格的な普及がなかなか進みませんでした。
この度、当社のポリ乳酸用改質剤「TRIBIO」がこれらの課題を解決し、本賞の受賞に至りました。さらに、成形時間が大幅に短縮することからコストダウンも期待できます。すでに、北米を中心にコーヒーカプセル、コンビニコーヒーの蓋(リッド)、惣菜容器などの食品包装容器用途でポリ乳酸の利用が拡大しています。
当社はSDGsを意識し、「TRIBIO」をはじめとする環境貢献型製品の開発に引き続き取り組んでまいります。
※表彰記事は一般社団法人大阪工研協会の月刊誌「科学と工業」8月号に紹介されます。
【本リリースについてのお問い合わせ先】
第一工業製薬株式会社 広報IR室
TEL.075-323-5951 E-mail: d-kouhou@dks-web.co.jp
〒601-8391 京都市南区吉祥院大河原町5
すべての画像