第18回「キッズデザイン賞」受賞 ー 佐賀県佐賀市おへそグループ
子どもと大人と社会をつなぐプロジェクト
おへそグループは、乳幼児期から中高生までの育ち、学びを応援し、地域にひらけたカフェ運営で、子どもと大人と社会をつなぐプロジェクトとしての評価を受け、第18回「キッズデザイン賞」を受賞しました。
第18回キッズデザイン賞受賞
キッズデザイン賞は、多様なステークホルダーとともに子どもの未来が持続的で明るいものであるように、製品・サービス・空間・活動・研究の中から、子どもや子育てに関わる社会課題解決に取り組む優れた作品を顕彰するものです。
一緒に学ぶ。一緒に育つ。すべての子どもがいて居場所。
おへそグループは、0歳~未就学児までが過ごす 小規模保育所「おへそ保育園」・幼保連携型認定こども園「おへそこども園」・企業主導型保育園「おへそつながり」・児童発達支援「おへそこども学園」・小学生が放課後過ごす 放課後児童クラブ「おへそ学道場(初等部)」があります。
令和5年11月からは、中高生の居場所である「おへそ学道場(中高等部)」、さらに、子どもとおとなと地域をつなぐコミュニティとなる ブックカフェ「てつがく珈琲」を同敷地内に併設し、さらなるインクルーシブ教育コミュニティとして進化を続けています。
中高生になっても、ずっとおへそにいれたらいいな・・・
「先生、中学生になっても、高校生になっても、ずっとおへそにいれたらいいな…」
そんな子どもたちのリクエストを受けて、令和5年11月より、おへそ学道場(放課後児童クラブ)の中高等部を創設しました。中高生になっても、安心できる居場所、気が置けない仲間たちとのコミュニティを求めているのだと子どもたちから教えられました。令和6年3月に当法人の学童を卒業した7名の全員が中高等部を希望し、進級しました。
学校部活動の地域移行がはじまり、部活動に所属せず、学校と家を往復する毎日を送る子どもたちも増えていると聞きます。保護者からは、「部活動以外の安心できる子どもたちのコミュニティを創ってほしい」との声があり、子どもたちが安心して集える居場所となりながらも、毎月地域の活躍するおとなに会える「おへそのわ」、中高生が経営を学ぶ「起業家体験」、野外活動「森の学校」等、普通の授業や、部活動では体験できないブログラムを用意し、子どもたちの豊かな学びを応援する場所としても運営を開始。
その他にも、多様な価値観を学ぶ定期 「読書&哲学会」を開催。月1回は、自分たちで夜ご飯を作る取り組みを実践し、「料理ができる大人になって欲しい」そんな保護者の願いをサポートします。「同じ釜の飯を食う」ことで、より絆で結ばれた仲間づくりにもつなげています。
誰もが来ていい場所。誰もが学び合える場所。
0歳~18歳までの子どもたちの縦のつながりに加え、地域の方々や卒園、卒業生ともつながれる環境や、子育てにおいて学びを深められる図書がある環境、降園後に園児や保護者が集い子育ての悩みや楽しさを共有するコミュニティスペースとして、令和5年11月より、子育て支援ブックカフェ「てつがく珈琲」を開所しました。
てつがく珈琲には、子どもたちからの問いを考えることのできる楽しい仕組みがあります。中でもどんな「問い」が出てくるか分からないトイ(問い)ガチャは大人気です。カフェメニューは「楽しむココア」や「感じる珈琲」、「認めるラテ」など、ふしぎなものから、ノンカフェインや子どもたちが飲めるジュースなども用意。
誰もが来ていい場所であり、誰もが学び合える場所。地域に喜ばれ、子どもだけでなく、おとなも楽しく遊んで学べる。そんな場所を目指しています。
カフェの隣には図書館が併設。物事を深く多面的に考える力が育つ場所としてもありたいという思いから、絵本だけでなく、子どもたちが夢や職業を考えたり、柔軟な思考やアイデアを創出しやすくなる本がたくさんあります。保護者向けの子育ての本や、職員向けの保育研修の本など2000冊を完備し、子どもも大人も、みんながくつろぎながら学べる場所です。
子どもと大人と社会をつなぐプロジェクト
開園当初から、多様な年齢、特性の子どもたちが共存する中で育ち合うインクルーシブな環境、こども哲学、国際理解教育等の保育内容から、子どもが主体的に学び、さらに、お互いの違いを受け入れ、認め、理解し合う心を育む環境を模索し続けていく中、この度、令和5年11月から開所した「中高等部」では、こどもとおとなと社会をつなぐプロジェクト「はなしてつながる おへそのわ」を開始。地域のおとなを達人と呼び、毎月1回、地域で活躍するおとなと座談会を開催。講師から仕事観、人生観を学んでいます。
さらには、中高生たちが起業を学ぶ取り組みも開始。実際に、子どもたちから「自分たちのブランドをつくりたい」という声が挙がり、令和6年1月には、中学生(起業時 所属する生徒全員が中学生 15歳以下)がCEOとなり、一般社団法人Codomo Creative Companyを設立、アパレルブランド「MIND CRASH~フツウヲコワセ~」を立ち上げ、事業を開始。
乳幼児期から学童期から、中高まで子どもたちの学び、育ちをつなげ、取り組みを通して学んだ力を、実際に、子どもたち自ら社会へと貢献するまでのコミュニティへと進化しています。
おへそグループについて
小規模保育所「おへそ保育園」・幼保連携型認定こども園「おへそこども園」・企業主導型保育所「おへそつながり」・児童発達支援施設「おへそこども学園」・放課後学童クラブ「おへそ学道場(初等部)」・中高生の居場所と学び舎「おへそ学道場(中高等部)」・子どもたちからの問いを考えるブックカフェ「てつがく珈琲」等が、ひとつのエリアに共存するインクルーシブコミュニティ。ハンディキャップを持った子どもたちも含め、園庭を共有する形で0歳から18歳(高校生)までの子どもたちが共に過ごしている。令和5年度からは、中等部・高等部、ブックカフェ「てつがく珈琲」を創設し、地域に開けた誰もが立ち寄れるコミュニティとなった。
当グループが取り組む国際理解教育が2015年JICAグローバル教育コンクールにて最高賞である理事長賞受賞、様々な子どもたちが「みずから育つ」新しい教育コミュニティとして2018年キッズデザイン賞受賞。SDGs教育の取り組みが2022年環境省主催「グッドライフアワード」で特別賞受賞、子ども向けの「哲学対話」を日本で初めて保育に導入するなど、保育内容においても評価されている。
おへそグループweb:http://oheso-group.com/
おへそグループInstagram:https://www.instagram.com/ohesogroup/
おへそ学道場Instagram:https://www.instagram.com/ohesogakudojo/
てつがく珈琲Instagram: https://instagram.com/tetsugakucoffee
■法人概要
法人名:社会福祉法人みずものがたり
所在地:佐賀県佐賀市水ケ江一丁目6番32号
代表者:理事長 溝上 泰弘 /統括園長 吉村直記
TEL:0952-37-0033
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