コロナワクチン集団接種加速する予約システム
欠かせないのは集団接種予約システム
群馬県太田市にある、あいファミリークリニックでは、自施設でのワクチン接種は1日20人くらいしか対応できないが、同クリニックが市内にある商業施設(イオンモール太田)を借りて集団接種をすることにより、少人数で288人の接種を実施した。次回は400人程度の接種を予定しています。
病院の診療受付や電子カルテなど医療システムを手がけるサンテックMI株式会社(本社:栃木県小山市、代表取締役:中木 英勝)と、イオンモール太田(群馬県太田市)、あいファミリィクリニック太田(群馬県太田市)は、地域の中小企業社員と家族向けの新型コロナ・ワクチン接種の促進を図るため連携。イオンモール太田が会場を提供し、サンテックMIが予約管理システムを提供、接種をあいファミリィクリニック太田が担当し大規模集団接種を実施をしました。スムーズに接種が行われました。
■背景・目的
現在各自治体が主体の集団接種は、予約から実施会場まで多くの人手が必要になっていますが、クリニックでの体制でも少人数で十分に集団接種が可能になります。
この方式により、多くのクリニックによる集団接種を広めることでワクチン接種を加速することができます。
■システムの特徴
国や自治体が提供している個人向けワクチン予約システムは、一人一人にID/PWを発行して個人ごとに予約を申し込む方式がほとんどです。一方で、東京都港区の医療従事者向けワクチン予約システムでは医療機関ごとにID/PWを発行し、職員の予約をまとめて行う方式を採用。サイトや電話がつながりにくい等の混乱なく、スムーズな予約接種を可能にしました。
今回のイオン太田での取り組みは、この港区の方式を参考に、「職場ごとに従業員と家族のワクチン接種の予約を取る」方式を採用しました。
次のような、これまでの高齢者接種で浮かび上がった課題、これから職域接種・個人接種を行ううえでの課題への対策となると考えています。
〔高齢者向け接種で浮かび上がった課題〕
・複数医療機関への重複予約
・ワクチンの配送・保存
・サイトや電話がつながりくい
・かかりつけ医での接種は数が限られる
〔職域接種・個人接種を行ううえでの課題〕
・中小企業とその家族にどう広げていくか
・ふさわしい場所がない、打ち手がいない
・予約管理をスムーズに行いたい
■システムの概要
・職場ごとに設定されたID/PWを入力します。
・事前にデータ登録した職場ごとの接種希望者が表示されます。
・該当する個人の「予約」ボタンを押し、希望する日時枠を選択します(各枠には、予約可能な人数が記されていて、予約者が増えるごとに残数は減っていきます)。
・予約を申し込むと、次のような「予約票」が印刷できます。これを接種当日持参していただくことで、スムーズな受付が可能になります。2回目の接種日時は3週間後の同時刻に自動的に設定されます。
■システムの汎用性
この大規模会場での代表予約登録方式システムは、サイトへのアクセス、電話での問い合わせの過度な集中を回避でき、「場所がない」「打ち手がいない」課題へのソリューションとして、次のような応用が期待できます。
・スペース面で限界のある個人クリニックやかかりつけ医での接種効率化
・大企業だけでなく中小企業の職域接種の推進
■本件の問い合わせ先
・株式会社ビーアイ (http://www.bei.co.jp/)
担当:川端 寿重 TEL:03-5638-6260 E-mail:sugoihp@bei.co.jp
・サンテックMI株式会社 (https://www.suntec-mi.co.jp)
担当:中木 英勝 TEL:0285-39-7752 Mail:nakaki@suntec-mi.co.jp
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