半数以上が件名でミスをした経験ありと回答、失敗をしないための対策は?|メルマガ配信失敗調査2023
メルマガ配信業務における失敗談調査 2023年度版
【調査結果サマリー】
93%がメルマガ配信業務で何らかの失敗を経験
失敗経験がある人の86%がお詫びメールや訂正メールを送信
失敗ランキング1位は「表示エラーや文字化けが起きた」
失敗を繰り返さないための対策1位は「チェック人数を増やした」、2位は「マニュアルやチェックリストを用意した」
約34%の人がメルマガ配信においてGmail等のBCC機能しか利用したことがない
調査目的
メルマガ配信担当者の課題を把握し、メール配信の企画・実務に携わる方々に役立つ情報を提供するため、メルマガ配信業務に関する失敗経験、失敗時のフォロー・対応や対策状況、配信業務における悩みなどについて業務経験がある方を対象に調査を行いました。
調査概要
・調査方法 :インターネット調査
・調査期間 :2023年3月8日~3月23日
・対象者 :メルマガ配信経験のある会社員、公務員、自営業を含めた経営者、20代〜60代(回答者の年齢分布は国勢調査の人口比率に対応)
・有効回答数:416
※本記事の全文は以下ブログ記事に掲載しております。
https://www.benchmarkemail.com/jp/blog/newsletter-operations-mistakes-survey-2023/
メールマガジンの配信方法について
最初に、どのシステムでメールマガジンを配信しているのか、配信方法について尋ねました。
Q. メールマガジンの配信方法を教えてください。過去に利用していたものも含め、あてはまるものをすべて選んでください。
結果はGmailやOutlookなど、一般的なメーラーのBCCを利用してメルマガを配信したことがある人が最も多く(65.9%)、続いて2位はメール配信システム(54.3%)となりました。MA、CRM、ECカートの配信機能を利用したことがある人は23.3%、自社開発システムは15.1%、そして「その他」の回答には「LINE」「サーバー上で使える無料メールサービス」などがありました。
また、回答者の中で「BCC機能による一斉配信のみ利用したことのある人」は全体の33.7%、それ以外の方法を利用したことのある回答者は全体の66.3%でした。
メルマガ配信業務で経験したことがある失敗について
続いて失敗談に関する調査結果を見ていきます。この調査では、メルマガ配信業務で経験したことがある失敗について、失敗の種類ごとに質問をしています。
まず、本調査において「メールマガジンの配信業務で何らかの失敗を経験したことがある人」の割合は以下となりました。
93%の回答者が何らかの失敗を経験しており、全ての質問において「失敗をしたことがない」と回答した人は7%に収まっています。
それでは、実際にどういった失敗をしたことがあるのか、具体的な失敗談の内容を見ていきましょう。
Q.「連絡帳やリストの管理」に関して、ご自身が経験したことがあるものを全てお選びください。
1位は「登録や更新を忘れた」(52.9%)、2位は「メールアドレスや名前を間違えて登録した」(46.9%)となり、それぞれ約半数の方が経験があると回答しました。
また、3位は「連絡先を誤って削除した」(25.7%)でした。
配信先のメールアドレスが間違っていたり、連絡先を削除してしまうと、せっかく作成したメルマガを読者に届けることができません。誤った連絡先を登録してしまうことで情報漏洩に繋がることもありますので、配信先の顧客情報の取り扱いには十分注意が必要です。
Q.「配信設定や日時」に関して、ご自身が経験したことがあるものを全てお選びください。
「送信日時の設定を誤った」が最も多く47.4%、続いて「送信ボタンを押し忘れた」(36.3%)が2位となり、人為的ミスが上位に入りました。
3位は「送信後、読者にメールが届くまでに想定より時間がかかった」(34.1%)でした。規模にもよりますが、メルマガの様な一斉配信をする際は配信完了まで時間がかかることがあります。
特にBCCでの配信はそもそも一斉配信を想定されていないため、サーバーに負担がかかり予想以上に時間がかかってしまいます。大規模な配信を行う際は、一斉配信に対応したメール配信システムを利用するのがいいでしょう。
また、「メールの準備に時間がかかり予定通り配信できなかった」と答えた人も19.7%いました。
Q.「件名や送信元」に関して、ご自身が経験したことがあるものを全てお選びください。
件名の誤字脱字が1位(51.7%)となり、2位と3位も件名に関する失敗となりました。
件名はメルマガの開封に最も影響する要素なため、件名の間違いには注意したいところです。
Q.「メールの内容」に関して、ご自身が経験したことがあるものを全てお選びください。
1位は「誤字脱字があった」(44.7%)、2位は「メール内の情報に誤りがあった」(41.6%)、3位は「メールが完成していないのに配信した」(33.2%)となりました。
「失敗をしたことがない」と回答した人は11.3%となり、他の設問と比較をすると「メールの内容」に関する失敗経験者は多い傾向にあるようです。
Q.「メールの表示・デザイン」に関して、ご自身が経験したことがあるものを全てお選びください。
メールのデザインや表示については、「表示エラーや文字化けが起きた」「デザインや文字が見づらかった」の2つの失敗に集約されるため選択肢が少ないですが、それぞれ約半数の人が経験したことがあると回答しています。
受信者側のデバイスやセキュリティ設定などによって、メルマガの表示のされ方は異なりますので、全ての受信者を想定して作成をするのは難しいかもしれません。
Q.「メールの自動配信(オートメーション等)」に関して、ご自身が経験したことがあるものを全てお選びください。
*本設問は、「メールマガジンの配信方法」についての設問で「Gmail、Yahoo!メール、OutlookなどのBCCを利用」のみ選択をした回答者(33.7%)を除いた66.3%の方を対象としました。
1位は「意図しないメールが配信された」(50.7%)となり、続いて「自動メールが配信されなかった」と「意図しない時間に配信された」の2つが同率(34.8%)で2位となりました。
失敗談の総合ランキング 1位〜10位
それでは、全ての失敗の総合ランキングを見てみましょう。
1位〜10位までの結果はこちらです。
1位は「表示エラーや文字化けが起きた」(55.3%)、2位は宛先の「登録や更新の作業を忘れた」(52.9%)、3位は「件名に誤字脱字があった」(51.7%)でした。
これらが今回の調査で分かった頻度として高い失敗ですので、メルマガ配信時に特に気を付けて確認を行っていただけたらと思います。
失敗をしてしまったときのお詫び対応や、再発防止の対策について
失敗をしてしまった時に、お詫びメールや訂正メールを送ったことがあるかについて尋ねました。
Q. メールマガジンの配信業務に関する失敗が起きた際に「お詫びメール」や「訂正メール」を配信したことはありますか?
*本設問は、これまでの失敗に関する全ての質問において「失敗をしたことがない」と回答した人(全体の7%)は対象外としました。
お詫びメールや訂正メールを送ったことがある人は86.0%、送ったことがない人は14.0%いる結果となりました。
Q. 「お詫びメール」や「訂正メール」を配信したのは、何に関する失敗をしたときですか?あてはまるものを全てお選びください。
*本設問は、前述の設問でお詫びメールや訂正メールを送ったことがあると答えた86.0%の方を対象としました。
1位は「メールが届いていなかった時」(48.6%)でした。
また、2位は「件名を誤った時」(40.2%)、3位は「メールの配信時間に関する失敗をした時」(36.6%)でした。失敗総合ランキングでも「件名に誤字脱字があった」「送信日時の設定を誤った」は、それぞれ2位と3位にランクインしていました。
「その他」には「作成途中のメールが配信されたとき」という回答がありました。
Q. これまでに発生した失敗に対して、どのような対策を行ったことがありますか?あてはまるものを全て選んでください。
1番多かった回答は「チェック人数を増やした」(57.1%)、2位は「マニュアルやチェックリストを用意した」(50.1%)でした。
メルマガ配信の悩みについて
また、本調査ではメルマガ配信に関する悩みも聞いています。
Q. メールマガジンの配信業務に関するお悩みはありますか?あてはまるものを全てお選びください。
1位は「読者の求めているコンテンツがわからない」(45.2%)、2位は「適切なデザインがわからない」(35.6%)でした。
また、3位は「メルマガの効果が計測できない」(31.7%)でした。
メルマガが何人に読まれているかや、何時頃に最も読まれているか、どのリンクが最もクリックされているかなどは、効果的なメールマーケティングを行う上で非常に重要です。Gmailなどのメーラーを含め、効果計測の機能がない配信システムを利用している方に多い悩みだと考えられます。
メール配信システムを使うメリットとは?
最後に、メール配信システムについて利用するメリットをご紹介します。
メール配信システムは、大量のメールを効率的に配信できるシステムです。
・顧客情報をリスト化し、属性ごとにセグメントできる
・豊富なテンプレートを利用でき、見やすいデザインのメールを作成できる
・開封率やクリック率などを配信レポートで分析できる
・配信の前にプレビューやテストメール送信機能で表示の確認ができる
・リスト数を増やすための登録フォームを作成できる
・メルマガの文章を自動作成してくれる(例:Benchmark Emailのスマートコンテンツ機能)
など、通常のメーラーにはない多くの便利な機能が備わっています。
メール配信の悩みで3位にランクインしていた「メルマガの効果が計測できない」についても、レポート機能が備わったメール配信システムを利用することで解決ができます。
Benchmark Emailにも、開封率・クリック率などがリアルタイムで確認できるレポート機能のほか、何時に最も読まれているかが確認できる時間グラフ、メール上のどのリンクがクリックされたかがわかるクリックマップなど、効果改善に便利な機能が備わっています。
これから本格的にメルマガ配信をしていきたい方は、メール配信システムの導入も検討してみてください。
まとめと調査結果の詳細について
当調査はブログ記事やセミナー、解説動画など、Benchmark Emailユーザー様へお届けするコンテンツ用のデータ収集のために実施しています。今後もユーザー様にお役立ていただけるテーマについて調査を行ってまいります。
調査結果の詳細についてはこちらのスライドをご覧ください:
https://www.benchmarkemail.com/download/jp/newsletter-operations-mistakes-survey-2023.pdf
会社概要
会社名:株式会社ベンチマークジャパン(https://www.benchmarkemail.com/jp/)
所在地:東京都千代田区霞が関1-4-1 日土地ビル2F
事業内容:メール配信サービス「Benchmark Email(ベンチマークイーメール)」の提供
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