現代アートの島、直島にある本格旅館「直島旅館 ろ霞」FEATURED ARTIST 第7弾 たかくらかずきの作品を展示開始
2025年4月22日(火)より、「12」と題し客室にて全12点を公開
直島初の本格旅館「直島旅館 ろ霞(か)」は、若手アーティストが描き下ろした作品を客室に展示・販売する「FEATURED アーティスト プログラム」の第7弾として、客室内に展示するアート作品を刷新しました。デジタルデータの新たな価値追求、キャラクターバリエーションの美学をテーマに作品を制作している たかくらかずき による企画展を、4月22日(火)よりスタートしております。
当館「ろ霞」では、館内に展示されるアート作品を定期的に刷新することで、訪れるたびに新しい宿泊体験、アート体験を感じていただけるよう本プログラムを提案しています。

2022年4月に開業した当館では、アートプロデューサーで京都芸術大学教授の後藤繁雄のキュレーションによる「ROKA ART PROJECT」を推進してきました。館内には、国際的に活躍する名和晃平の彫刻と写真、若手ペインターの中で注目を集める品川亮、山本捷平、山田康平、横田大輔らのコレクションが常設されています。また宿泊棟の各客室には「FEATURED ARTIST」の作品が展示され、これらは鑑賞だけでなく購入も可能としています。全11室に展示されるアート作品は半年に一回を目処に刷新を行い、2024年度後期は松岡柚歩(絵画)による企画展「夜が鳴く」を開催し、好評を博しました。
FEATURED ARTIST 第7弾の展示作品について
第7弾としてフィーチャーする たかくらかずき は、ビデオゲームとピクセルアート、VR、NFT、AI などのデジタル表現を使用し、仏教などの東洋思想による現代美術のルール書き換え、デジタルデータの新たな価値追求、キャラクターバリエーションの美学をテーマに作品を制作している気鋭のアーティストです。
今回の「12」では、現在GINZA SIXでも展開している十二支をモチーフとしたキャラクターのデジタルペインティングを展示。東洋の思想とデジタルテクノロジーから生み出される独自の世界観をお楽しみください。第7弾の作品展示は2025年9月8日(月)午前11時までの予定です。


たかくらかずきプロフィール
アーティスト /1987 年生まれ。東京造形大学大学院修士課程修了。ビデオゲームとピクセルアート、VR、NFT、AI などのデジタル表現を使用し、仏教などの東洋思想による現代美術のルール書き換え、デジタルデータの新たな価値追求、キャラクターバリエーションの美学をテーマに作品を制作している。主な展示に、現在 GINZA SIX エントランス展示「ハイパーマン・バン・ゴ・オー (2025)」、BUG での企画 / 展示「キャラクター・マトリクス (2024)」、山梨県立美術館での個展「メカリアル (2023)」。そのほか足利市立美術館、SusHi Tech Square、NTT インターコミュニケーション・センター [ICC]、台北での個展、NY やメキシコでの展示など。 2025 年に山梨県立美術館に作品収蔵。2025 年に OpenAI『sora select TOKYO』ノミネート。現在、美術手帖オンラインプレミアムにて「現代美術とヴィデオゲーム」論連載中。


たかくらかずきよりコメント(「12」について)
現代では生まれ年のキャラクターとしてよく知られている十二支ですが、古くから日本では年だけではなく四季や月、時間、方位に至るまで、あらゆる時間と空間の象徴であり、時間と空間が分断される前の重要な指標でもありました。十二支は陰陽五行から誕生し、中国大陸から日本へ渡り神道や仏教の文化と混ざり合いながら、長らく親しまれているキャラクターですが、その根底には自然豊かな四季の移り変わりの感覚を図るための東洋の智慧が隠されています。そういった感覚を十二のキャラクターから、デジタルテクノロジーを用いて再度現代にインストールするために、今回のシリーズを制作しました。
NFTアートプロジェクト『ハイパー神社』、直島にアーティスト・たかくらかずき氏×ゆめみによる新作『ハイパー神社6D』が誕生!お守り型NFT作品も限定販売
株式会社ゆめみ(本社:京都府京都市、代表取締役:片岡俊行、以下「ゆめみ」)は、Web3/NFT領域の開発支援を行うアートオフィスとして、現代美術作家・たかくらかずき氏とコラボレーションするNFTアートプロジェクト『ハイパー神社』において、リアル神社作品『ハイパー神社6D(Deep Digital Dream Data Den Daitaisha)』を制作し、直島旅館「ろ霞」の庭園『朧月夜』に建立し、2025年5月6日より一般公開を予定しています。あわせて、『ハイパー神社』を象徴する「お守りNFT」の限定販売、およびユニークピースの「NFT付き奉納タイル」の事前予約販売も実施。

「ハイパー神社6D」とは
「ハイパー神社6D」は、これまでの「ハイパー神社」シリーズに限らず、あらゆるNFTやデジタル画像・動画を奉納・参拝することができる、「デジタルデータ信仰の聖地」です。同時に、陰陽五行や自然崇拝の概念を取り入れ、「自然とデータの輪廻」を祀る場として構想されました。
社殿は、庵治石を用いた磐座信仰をモチーフとする彫刻として「ろ霞」の庭園に設置され、その中心に埋め込まれた美濃焼タイルがxRマーカーとなっています。参拝者はスマートフォンをかざすことで、バーチャル上に社殿が立ち上がり、インタラクティブな参拝体験が可能となります。
ユーザーは、自身のNFTや画像データを一時的にアップロードし、社殿内に奉納することで参拝することができます。「ハイパー神社」シリーズのNFTは、1回の参拝ごとに1レベルあがり、1日に何度でも参拝が可能です。

直島旅館 ろ霞について
「里山の風景に触れ、現代アートを堪能する旅館」として2022年4月にオープンした直島初の本格旅館。全11室の客室は、現代的な和の設えを表現した全室スイート仕様で、木、土、石など瀬戸内海周辺の自然素材を使用しています。館内には、国際的に活躍する名和晃平の彫刻と写真のほか、若手現代アーティストの中で注目を集める品川亮、山本捷平、山田康平、横田大輔らの作品が常設され、日本の現代アーティストの発信源としての役割も担っています。
囲炉裏の火を意味する「炉火」。朝霧や靄(もや)を連想させる「霞」。
この2つの言葉を紡いだ時、当館の「ろ霞」という名前が生まれました。
直島旅館 ろ霞(か)
〒761-3110 香川県香川郡直島町1234
電話番号:087-899-2356

広報写真素材は以下のリンクよりダウンロードしてご使用ください。
・松岡柚歩 展示作品に関する広報写真
https://drive.google.com/drive/folders/1r5_np_38GDBXLeDoX80B7hH7L0WEy1Qk?usp=sharing
・直島旅館 ろ霞 オフィシャル写真
https://drive.google.com/drive/folders/198h3eGYWkiUWmWQyIseBL08YB-k_Q1Wl?usp=sharing
お問い合わせ先
広報担当:小林
Mail: bonjour@roka.voyage
すべての画像