コメディバレエ「コッペリア」7年ぶりに上演
― 子供から大人まで楽しめる心あたたまるストーリー ―
貞松・浜田バレエ団では、2021年に同作品を親子向けファミリーバレエとして制作し、普段はないナレーションを交えながら子供から大人まで初めてバレエ鑑賞する人でも楽しめる作品を上演。鑑賞された方から「初めてバレエを観たけど、踊りで何をお話しているか分かって楽しかった!」とたくさんの嬉しい感想をいただきました。
今回の「コッペリア」は、昨年度のファミリーバレエの親しみやすさを残しつつ、古典全幕作品としてお届けします。お茶目でユーモアあふれる登場人物の楽しい踊りに、お話が聞こえてきそうなマイム(身ぶり手ぶり)、おもちゃ箱から飛び出したような人形たち、民族色豊かなキャラクターダンス等、観ているだけでワクワクドキドキしてくる作品です。
また、本公演は日本バレエ団連盟が企画する「バレエで全国に希望を~日本バレエ団連盟によるアートキャラバン事業」のプログラムのひとつでもあり、本事業が掲げる「生のバレエ鑑賞体験」を多くの子どもたちに提供するという目的で、一部の座席にあしなが育英会様を通じて奨学生の方々をご招待します。
主演キャストに、当バレエ団のメインダンサーに加え、25日には新国立劇場バレエ団プリンシパル福岡雄大氏を迎え上演します。
不安の尽きない今だからこそ、ほのぼのとした幸せを感じていただける心温まるコメディバレエ「コッペリア」をぜひご鑑賞ください。
- 貞松・浜田バレエ団 「コッペリア」(全3幕)
◆場 所:あましんアルカイックホール(兵庫県尼崎市)
◆指 揮:江原 功 管弦楽:びわ湖の風オーケストラ
公演情報:http://sadamatsu-hamada.fem.jp/coppelia/index.php
※マスコミ関係者様のご招待席をご用意しております。詳細は下記お問合せ先までご連絡ください。
バレエ「コッペリア」について
「コッペリア」の原作は、「くるみ割り人形」と同じE.T.A.ホフマン。初演は1870年、パリ・オペラ座で上演。
舞台はポーランドの田舎。主人公は恋人同士のスワニルダとフランツ。村の変わり者コッペリウスが造った美しい人形「コッペリア」にフランツが心躍らせ、やきもちをやいたスワニルダとその友人たちが大騒ぎして繰り広げられるコメディバレエの名作。
表現豊かなマイムや民族色豊かなキャラクターダンス等、子供から大人まで幅広く楽しめる要素が多い作品。
音楽は、「フランス バレエ音楽の父」と呼ばれるフランス ロマン派 レオ・ドリーブが作曲。物語の情景を描く彼の美しい音色も楽しめる演目。
◆主演キャスト
スワニルダ
・山野井 萌(24日)
・上山 榛名(25日)
フランツ
・水城 卓哉(24日)
・福岡 雄大(25日)-新国立劇場バレエ団-
コッペリウス
・武藤 天華(24日・25日)
- 指揮・管弦楽
桐朋学園大学卒業、研究科修了。1990年ニューヨークシティバレエ団メンバーによる日本公演を指揮しバレエ界にデビューする。2003年には外務省・文化庁支援公演で東京室内歌劇場をともないロシアで公演。16年、岡山県にて文化庁国際発信推進事業「日本舞踊とクラシック音楽のコラボ」を企画・指揮。
管弦楽:びわ湖の風オーケストラ
滋賀県にゆかりのあるメンバーからなるオーケストラ。県内外での演奏会など多くの公演実績を重ね、美しいハーモニーを奏でるオーケストラとして評価が高い。近年、合唱団との共演や、バレエ公演の音楽演奏を手掛ける等幅広い活動で評価を得ている。
- ≪関連企画≫バレエビギナーズ研修 -トゥシューズの世界-
バレエの歴史からトゥシューズが生まれた背景、その製法までを知ることができる内容です。
◇開催日時:9月24日・25日 13:00~14:00
◇開催場所:尼崎市総合文化センター内 会議室 ※講座への参加ご希望の方は、お問合せください。
バレエビギナーズ研修について・・・当バレエ団では、公演の本番前にもっとバレエを楽しく観ていただけるように、素朴な疑問から深い考察まで、あらゆる角度から知識の幅を広げるセミナーを開催し、総合芸術であるバレエや舞台芸術を知っていただく機会を提供しております。
日本バレエ団連盟「バレエで全国に希望を~日本バレエ団連盟よるアートキャラバン事業」について
文化庁「統括団体によるアートキャラバン事業(コロナ禍からの文化芸術活動の再興支援事業)」の一環。
貞松・浜田バレエ団は、昨年の「海賊」に引き続き、関西で唯一この事業に参加している。
▷日本バレエ団連盟特設ページ https://japan-ballet.com/
◆貞松・浜田バレエ団 概要
1965年3月結成。神戸を拠点とするバレエ団。
クラシック・バレエを基本に、古典作品と創作作品を活動の両輪に、公演を続けている。これまでの公演総回数は1,000回を超え、兵庫県文化賞、文化庁芸術祭大賞などを受賞。また、地域に根ざした小中高校の視聴覚教育の一環として、1967年よりはじめた学校巡回公演は、700回を超える。バレエ学園でのダンサー育成にも注力し、プリ・ド・ローザンヌ受賞者など、優秀なダンサーを多数輩出する。2022年、団長の貞松融が舞踊芸術の向上発展に寄与した舞踊家に送られる「第70回舞踊芸術賞」を受賞した。
バレエ団の主な受賞:1980年 兵庫県教職員組合文化賞 87年 兵庫県文化賞。91年 神戸市文化賞、月刊「神戸っ子」ブルーメール賞。98年 大阪舞台芸術奨励賞。2002年 神戸新聞平和賞・文化賞。05、11年 文化庁芸術祭大賞。09年 文化庁芸術祭優秀賞。17、18、21年文化庁芸術祭優秀賞。
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