「堺市StA²BLEによる転倒リスク計測会検証結果」の報告
イベント来場者の転倒予防に対する意識変容・行動変容効果、継続参加者の高い運動継続率とリスク改善効果があることを確認
大阪府堺市、シャープ株式会社と協力して、堺市の商業施設で開催した健康イベントにおいて、転倒予防に関する検証を実施しました。この検証が無事に終了し、その結果を確認できましたので、ご報告いたします。
1.検証の目的
「元気になろうプロジェクト」イベント参加者の、転倒予防に対する意識変容・行動変容および、運動継続率について検証を実施しました。
イベント詳細はこちら(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000092905.html)
2.検証の概要
実施時期 |
2024年4月~6月 |
実施内容 |
転倒リスク計測を毎月実施(全3回) 個々の評価に応じた改善プログラムの提案 |
検証項目 |
-イベント継続参加率 -参加者の意識変容・行動変容効果 -トレーニング継続率 - 転倒リスク改善率(初回結果との比較) |
利用者の背景 |
-計測体験人数 61名 -運動習慣あり 56% |
3.転倒リスク計測技術StA²BLEと転倒予防ソリューション
StA²BLEは、横浜国立大学の研究成果を基にUNTRACKEDが開発した転倒リスク計測システムです。UNTRACKEDとシャープはこのStA²BLEを発展させた「転倒予防ソリューション」を共同開発しました。本検証では「転倒予防ソリューション」を活用し、1分の計測で転倒リスクを可視化しました。さらに、個々の計測結果に応じた改善トレーニングを提案し、次回の計測で効果を確認しました。
4.アンケート集計結果
5.利用者のご意見
社会福祉の観点としては、イベントに参加して、人と人が繋がれるという部分も大きかったと思う。
表示された体操も取り入れました。これからも続けます。
前回よりさらに年齢が良くなっていたので、うれしい。
足のタオル運動をしている。継続したい。
立位機能計測裝置 StA²BLE
横浜国立大学島教授、県立広島大学 島谷教授らによる研究成果に基づき、UNTRACKEDが独自開発した転倒リスクの計測装置です。
ヒトが何かに触れていると安定して立つ・歩くことができるという「ライトタッチ効果」を応用し、壁に手を添えている状態/添えていない状態を仮想的に再現。安定して立つための身体能力に加え、指先から足裏への感覚の切り替え速度などから推定できる感覚能力を評価することで、総合的に「立位年齢®(転倒リスク評価を加味した年齢)」を算出します。
本計測技術は、厚生労働省による令和3年度「高年齢労働者安全衛生対策機器実証事業」において、転倒リスク評価手法としての有効性が実証されています。
改善プログラム
本計測で得られる身体機能と感覚機能の評価結果に応じて、個々に最適な改善トレーニングを提案します。本検証では、参加者にフィードバックする評価レポートに記載した改善トレ一二ング内容を、主催者から参加者に説明します。トレーニングを継続的に実施いただき、次回の健康イベントでの計測で改善効果を確認します。
【会社概要】
会社名:UNTRACKED 株式会社
所在地:〒240-8501 横浜市保土ヶ谷区常盤台79-7 横浜国立大学総合研究棟E206-1A
代表者:代表取締役 COO 神谷 昭勝
設立:2019 年4 月
URL:https://www.untracked.co.jp/
【お客様からのお問い合わせ先】
e-mail:info@untracked.co.jp
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像