新聞社が木製プロダクトを開発 深澤直人氏デザインの「morini(モリニ)」シリーズ 3アイテム受注開始
~森林の持続的な活用のため 木を使う~
moritomirai
山梨県だけでなく、全国的に森林の荒廃は進んでいます。かつて利用する目的で植えた木々が、電気など新たなエネルギーや安価な輸入材の普及によって用途が減り、森林が管理されず放置された結果、荒廃が進みました。森林の荒廃が進むと災害の危険性が高まる、二酸化炭素の吸収量が減るなどの悪影響があると言われています。山梨日日新聞社は、森林の荒廃が進んでいる原因を、①「人々の森林への無関心」②「森林資源の循環(切って活用する、植える、育てる、切って活用する)の必要性が理解されてない」―の2つと考え、それを好転させようと、2021年7月にmoritomiraiを始めました。新聞記事、イベントでの情報発信に加え、県外にも発信しようとオリジナルカードゲームの開発・展開、そしてオリジナル木製プロダクトの開発・販売を行っています。
moriniシリーズ
日本では昔から木を切って木材資源を活用し、その一方で森を育て、森林と共存してきました。しかし、今では木材ではない燃料や素材が活用されるようになり、人々の森への関心は低下。木を活用すること、森林を整備することの意義が忘れられかけているのかも知れません。林業目的で造られた森林は、整備したり、切って活用したりしなければ森林の荒廃にもつながります。そして林業が潤わなければ、森林の整備も難しくなります。山梨日日新聞社は森林資源の循環の必要性を知ってもらうため、木を使うことの意義を伝えるため、moritomiraiオリジナルの木製プロダクト「morini(モリニ)」シリーズを製作し、2023年8月20日に受注を始めました。プロダクトのデザインは、山梨県甲府市出身の世界的なプロダクトデザイナー深澤直人氏です。素材は山梨県産FSC認証木材のヒノキ材を使い、アイテムは子ども椅子の「morini suwaru(k)」、スツールの「morini suwaru(s)」、ワイン収納箱の「morini ireru」3種類です。ご購入していただくことで、森林資源循環や森林の持続的な活用へのサポートになります。深澤氏には全部で6種類のプロダクトをデザインしていただき、残りの3種類も順次製品化を進めていきます。
深澤直人氏プロフィール
人の想いを可視化する静かで力のあるデザインに定評があり、国際的な企業のデザインを多数手がける。日常生活用品や電子精密機器から家具、インテリア、モビリティ、建築に至るまで、手がけるデザインの領域は幅広く多岐に渡る。デザインのみならず、その思想や表現などには国や領域を超えて高い評価を得ている。 英国王室芸術協会の称号を授与されるなど受賞歴多数。2018年、「イサム・ノグチ賞」を受賞。多摩美術大学教授。日本民藝館館長。
深澤直人氏コメント
素晴らしい出来栄えだと思います。簡単に加工や組み立てができ、日常で使いやすいものをということで、これらのアイテムを選びました。デザイン的にはそれほど新しい試みはしていませんが、スタンダードで誰もが使うことができるかわいらしいものができたと思っています。まずはプロダクトを手にしていただくことによって、森を守るという活動への参加意識が高まればいいなと思っています。
プロダクト紹介
morini suwaru(k)
木の温かみとかわいらしいデザインが特徴の、子ども用の椅子です。
価格:38,500円(税込)
サイズ:幅282×奥行き321.4×高さ451mm(座面高さ260mm、座面奥行き293mm)
素材:山梨県産FSC認証木材のヒノキ材
重量:約1.8kg
morini suwaru(s)
座るだけでなく、サイドテーブルなど多目的に使える木製のスツールです。
価格:27,500円(税込)
サイズ:幅390mm×奥行き260mm×高さ440mm
素材:山梨県産FSC認証木材のヒノキ材
重量:約3.0kg
morini ireru
ワイン収納用の木箱です。物入れにしたり、ディスプレーとして活用したり、さまざまな使い方ができます。ワイン箱には、ワインの瓶(720ml)を重ねずに6本入れられます。(商品画像のロゴの刻印はイメージです)
価格:25,300円(税込)
サイズ:幅360mm×奥行き520mm×高さ185mm
素材:山梨県産FSC認証木材のヒノキ材
重量:約3.6kg
moritomiraiホームページ
moriniブランドサイト
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