IPG、視聴コンテンツと生活者の最適なマッチングに向けてNHK放送技術研究所と共同で技術検証を開始
NHK放送技術研究所が構想する「Webベース放送メディア」への協力を通じ、多様な視聴コンテンツを多くの生活者に届け、エンターテイメントのある豊かな生活の構築をサポートする取り組みをさらに推進します。
IPGは全国の放送局から提供いただく番組情報を中心に、番組の詳細情報やネットで提供されるコンテンツ情報を含む視聴コンテンツメタデータを収集し、データベースにて運用を行っています。
今回IPGは、これまでの視聴コンテンツメタデータの運用で培った知見を活かし、NHK放送技術研究所が目指す、「人」「環境」「コンテンツ」を表すデータをWeb標準技術で連携し、アプリケーションや配信元を制御する新しいコンセプトの技術プラットフォーム「Webベース放送メディア」の実現に協力することを通じて、生活者と視聴コンテンツのマッチングを最適化し、豊かな視聴体験を提供してまいります。
なお、今回のNHK放送技術研究所が技術検証を開始したWebベース放送メディアの詳しい内容は、2023年の技研公開において公開される予定です。
技研公開2023では、「メディアを支え、未来を創る」をテーマに、多様な伝送路や視聴端末に対応する技術、アクセシビリティーを高める技術、イマーシブコンテンツの制作技術、AI活用技術や撮像・表示技術の基礎研究など、最新の研究開発成果が展示されます。詳細は下記をご覧ください。
※NHK技研公開ホームページ(https://www.nhk.or.jp/strl/open2023/)より
【技研公開2023 一般公開日程】
日程 :2023年6月1日(木)〜4日(日)
時間 :午前10時〜午後5時 ※終了30分前までにお越しください
入場料:無料
会場 :NHK放送技術研究所(東京都世田谷区砧1-10-11)
図1 Webベース放送の概念図
(NHK 報道資料「Webベース放送メディアのプロトタイプを開発」より抜粋)
【Webベース放送メディア】
Webベース放送メディアとは、場面や目的に応じた方法でコンテンツを届ける視聴アプリケーションと、その動作を支えるデータ連携・処理技術や動画配信技術で構成される技術プラットフォームです。
視聴アプリケーションでは、デバイスの機能や受信環境に応じたコンテンツの取得先を自動で決定する「コンテンツ発見技術」を用いて、放送とネットで提供されるコンテンツを視聴デバイスの違いを問わず、視聴者が簡単に視聴できるようになります。技術検証のために開発したプロトタイプには、暫定仕様として策定したコンテンツ発見メタデータ(コンテンツの詳細情報と提供情報を表すメタデータ)を用いて、デバイスごとに放送・ネット上の適切なコンテンツを自動選択するアプリケーションを実装しました。
また、ユーザーの興味や関心を広げるためにコンテンツ同士を関連付ける仕組みや、個人のプライバシーやコンテンツの信頼性を担保するための技術も導入しました。
さらに、動画サービスを拡張する仕組みとして、リアルタイム映像や収録映像などをクラウド上に集約し、それらを視聴者の好みや視聴場所などに応じて組み合わせて配信する技術や、必要な情報を素早く確実に届けるための低遅延配信技術のプロトタイプを実装しました。
【発行元】
会社名 :株式会社IPG
所在地 :東京都港区海岸1-7-1 東京ポートシティ竹芝10階
代表取締役社長 :岡本 賢人
設立 :1999年4月22日
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像