音楽ディストリビューションプラットフォーム「Music One」および音楽業界向けクラウド・DXソリューションを提供開始
これまでKKCompany Technologies は、ソフトウェアサービスのリーダーとして、世界初の合法的な音楽ストリーミングプラットフォーム KKBOX を台湾で開始し、サービスエリアは香港、シンガポール、マレーシア、日本などに拡大、音楽業界のデジタル化を推進する重要な役割を果たしてきました。音楽事業についてはKKBOXのサービス開始以降、大手外資企業による音楽サブスクリプションサービスへの参入もあり、アーティストが生み出す音源がユーザーに届くまでの流通経路が大きく変化しました。また SNS の発展により誰もが配信者となり収益を上げる環境が生まれ、音楽業界は新たな段階に進もうとしています。
KKCompany では、同グループのビジネスの統合サービスクラウドソリューションである Going Cloud の仕組みと最先端のAI技術とを融合し、日本国内の既存レーベル、音楽事務所向けの配信ビジネス、クリエイターエコノミーをけん引する未来のインディーズアーティストの配信事業についての総合的なDXを実現します。
また「Music One」の提供開始に際し、株式会社レコチョク(本社所在地:東京、代表:板橋 徹 以下レコチョク)が音楽ディストリビューションプラットフォームとして「Music One」を採用し当社と業務提携を行うことをお知らせします。
<Music Oneの主なソリューション特長>
国内外の音楽配信ストア(以下 DSP)へ 一括配信・管理
世界中の DSP に対し、ストリーミング楽曲(ハイレゾ・イマーシブオーディオ対応)、ミュージックビデオ、楽曲ダウンロード販売に関する楽曲データの管理・配信から、再生実績に応じて得られる収益管理までをワンストップで提供します※。従来、主要 DSP がカバーできない国や地域、新たに始まる SNS サービスなど、個々に配信契約が必要でしたが、音楽ディストリビューションプラトフォームを経由で配信することで、一度の納品作業でそれらの DSP や SNS をカバーできるので世界中のリスナーに対して楽曲の視聴機会を生み出すことができます。
※配信先のDSPによって提供内容が異なります。
楽曲単位で権利者に収益を分配するスプリット機能
シングル楽曲1曲でも、関わる権利者は作曲者、作詞者、編曲者、レーベルなど複数に及びます。当社のソリューションでは、楽曲単位で権利者毎の分配率の登録から、分配率に応じた支払いまでをワンストップで実現します。
面倒だった収益情報の確認と月次の清算業務を効率的に行い、財務管理に必要なリソースを削減することで、利用者に楽曲制作やプロモーション活動に注力いただく環境を提供します。
AI技術を用いたアナリティクスツール
配信楽曲のパフォーマンスを確認・分析するには、各 DSP が提供する分析ツール(ダッシュボード)を使って DSP ごとに行う必要がありました。当社が提供する分析ツールでは、全ての DSP のパフォーマンスを同一画面で確認・比較することができます。
また、独自の AI 技術により、指定した楽曲の配信開始後の一定期間のパフォーマンスから、月間再生回数やダウン ロード数を予測し、配信開始当初から過去の楽曲と比較することで、プロモーションの効果検証や対策分析を行うことができます。加えて楽曲の再生者の属性や再生元のプレイリストなど、項目ごとに可視化されたグラフ(グラフ等)を表示することも可能です。
クラウド・セキュリティ技術を用いた効率的なシステム構造
クラウドを使った BtoB ビジネスをリードする自社製品ブランド「Going Cloud」は、アジアを中心にデータやAIを使った企業のデジタルトランスフォーメーションをサポートしてきました。これまで培ってきたビジネスの経験と技術に基づいた革新的なソリューションにより、レコード会社やアーティスト向けに効率的なシステムを提供します。レコード会社、音楽事務所毎のオンプレミスなサーバー環境をクラウド化し、業界独自の要件やデータ・セキュリティ方針を反映した安心安全なプラットフォームとして、デジタル化が進む今後の市場においてビジネスの発展と経費のスリム化をサポートします。
【画面イメージ】
<パートナーからのコメント>
株式会社レコチョク
執行役員 百瀬 朋彦 様
グローバル基準のディストリビューションプラットフォーム「Music One」およびクラウド・AI を活用したソリューションにより 国内音楽業界の課題を解決し、ビジネスの可能性を最大限に引き出すことが可能となります。テクノロジーにより事業 運営が効率化されることによって、限られたリソースをコンテンツ制作やプロモーションに集中することができ、音楽コンテンツの拡大と市場成長が期待されます。当社は KKCompany とのパートナーシップにより、業界 DX を加速する様々な ソリューションをご提供して参ります。
【KKCompany について】
台湾、香港、シンガポール、マレーシア、そして日本… KKCompany Japan 合同会社は、アジア太平洋圏に事業拠点を持つ AI マルチメディアテクノロジーグループである KKCompany Technologiesの日本法人です。
2004年の創業以来、最先端のマルチメディアテクノロジー、クラウドや AI 技術を活用して、KKBOX 音楽配信事業、動画・ライブ配信ソリューション「BlendVision」を展開するマルチメディア事業、クラウド DX 推進事業など、多様なビジネスをワールドワイドに展開しています。
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