JASSO奨学金 減額指導対象者向け説明会での講演について
「奨学金継続に直結する考え方と家計管理」
JASSO(独立行政法人日本学生支援機構)の貸与型奨学金については、高校での予約採用時、進学先での在学採用時と返済(返還)開始前に検討や確認を行う学校は多くありますが、貸与後、継続の可否を判断するタイミングを見直しのチャンスと捉えている大学があります。
今回は、そのユニークな取り組みにご協力した様子をご紹介します。
講演の概要
一般社団法人NTSセーフティ家計総合研究所(東京都・港区)は、5月31日(水)、神田外語グループ 神田外語大学(千葉県・千葉市)が主催する「JASSO奨学金 減額指導対象者向け説明会」の中で、上席研究員の吉元利行が「奨学金継続に直結する考え方と家計管理」と題した講演を行いました。
講演内容
昨年に引き続き「奨学金減額の指導対象者向け」の説明会ということで、今回は、学生の「見直す力=生き抜く力」をコンセプトに、PDCAを使った新機軸での資料を作成しました。
具体的には、
・なぜ参加者の学生が、今回減額指導対象者となっているのか意識統一を図る。
・奨学金の利用について、誤ったPDCAサイクルとあるべきPDCAサイクルを例示し、考え方の整理を図る。
・一般的な家計管理の項目から、今回の継続願提出で見直すべき問題を導き出す工夫を行う。
・最終的に、奨学金を継続するのか、減額するのか、辞退が妥当なのかを奨学生本人に再考させる。
ことを中心に約30分間、お話をさせていただきました。
資料のサンプルはこちらから
https://prtimes.jp/a/?f=d116700-10-e10a4cc63844152f483a2320b347e7d4.pdf
貸与型奨学金を奨学生自身に再考させる取り組み
我が国の高等教育機関で学ぶ学生350万人のうち、120万人(34.3%/2.9人に1人:JASSO資料R4.8月)が利用している貸与型奨学金について、私どもでは以前より「学生ローン」と同種のものとして、その適切な利用を訴えて参りました。それは、日頃私どもを訪れる相談者様から、「過去の奨学金の返還に負担を感じている」との声を少なからずいただいているからです。
神田外語大学では、学生が一回でも多く自身の奨学金と真摯に向き合うタイミングを捻出するため、在学採用時や返還を控えた学生向け説明会以外に、「奨学金の継続願いを出したものの、書類審査上見直しが必要と判断された奨学生」を対象とした説明会を実施しています。
説明会は、適切な貸与月額への「指導」や、年間の奨学金スケジュールについて確認を取るものですが、併せて冒頭にあるように「一度貸与が始まった奨学金、貸与を受けたら受けっぱなしになっていませんか?」を奨学生本人に再考させる場にもなっています。
私どもは、これまでにいろいろな大学、短大、専門学校からお声がけをいただき、奨学金についての講演を行って参りましたが、継続願の指導対象者に対してご依頼をいただいた例は、同学以外にありません。
同学の取り組みが、現在の生活に係るお金を学生自身が把握することに繋がり、将来、奨学金の返還で苦労しない学生を増やす取り組みとして私どもの考えとも一致しておりましたため、日々の業務から得た知見を元にご協力をさせていただきました。
私どもが行う講演について
私どもでは、上記取り組みのアウトプットとして、貸与型奨学金に関しての講演を随時受け付けております。
特に学校での外部講師の活用は、学生・生徒に刺激を与え当事者意識を高めます。
家計管理や奨学金などで学生・生徒に印象づけた教育を行う場合には、ぜひ私どもをご検討ください。
講演にかかる費用、他の講演の様子などは、お問い合わせ先URLまたはQRコードからご覧ください。
講演内容はこれまで使った資料も利用しますが、主催者様から状況をお伺いし「むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをひろく」、ご参加の皆様にお伝えすることを心掛けております。そのため、同一表題でも他の講演先とは内容の異なる場合がございますことをご承知おきください。
お問い合わせ先
一般社団法人NTSセーフティ家計総合研究所
事務局
電話 03-6459-4770
ホームページ https://nts-safety.com/
連絡先メールアドレス https://nts-safety.com/contact/
またはQRコードから
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