RIDDLER×土浦日本大学中等教育学校「謎解き入試」今年も実施決定
謎解きクリエイター集団RIDDLERが制作し、土浦日本大学中等教育学校にて昨年初めて実施した「謎解き入試」。発想力や協調性を測る新たな入試の形として成果を上げ、今年の秋も実施が決定しました。

昨年、受験生たちが熱中し、楽しかったと口を揃えた「謎解き入試」。
チームで協働する力、発想の柔軟さ、課題への集中力など ―― 学びの基盤となる力を自然に引き出し、それを評価する入試としても有意義な結果となりました。
こうした成果を受け、今年の秋も「謎解き入試」の開催が決定いたしました。
今回は新たに併願受験も可能となり、より多くの受験生に挑戦していただけます。募集要項などの詳細は、土浦日本大学中等教育学校ホームページにて公開中です。
■「謎解き入試」の背景
土浦日本大学中等教育学校では、これまでも「ICAP入試」を通じて、言葉や身体でのコミュニケーションを使った入試を行なってきました。ICAPとは学習科学の分野で提唱される「双方向の学び」を重視する枠組みで、仲間と積極的に話し合い、新たなアイディアを創り出し、身体で表現する学びのプロセス全体を評価します。
こうした理念は、謎解きを通して好奇心や創造性を引き出し、仲間と協力して課題を解決する力を育むという謎解きクリエイター集団RIDDLERの理念と共鳴しました。そこから生まれたのが「謎解き入試」です。
[RIDDLER株式会社]
東京大学出身のクリエイターを中心に設立され、松丸亮吾が代表をつとめる謎解きクリエイター集団。地頭力を育てるひらめき学習塾「リドラボ」も運営。
「謎解き入試」を通して求めるのは、受験勉強の成果だけでは測れない力を持った生徒です。
好奇心やクリエイティビティを活かして主体的に行動し、時には衝動に任せて仲間を巻き込みながら、新しい価値を生み出せる人材。そうした力は、未来へのイノベーションや、社会への積極的な関わりへとつながります。
“考えることを楽しむ”姿勢を大切にし、未来を切り拓く力を問う入試。それが「謎解き入試」です。
■入試の流れ
「謎解き入試」は、個人で挑む“個人パート”と、チームで挑む“協力パート”の2部構成で行われます。
個人パートでは、ひらめきを要する謎解き問題に挑戦します。制限時間内にできるだけ多くの問題を解くことが求められ、柔軟な発想力や論理的思考力が試されます。
協力パートでは、複数人でチームを組み、課題解決に取り組みます。仲間とアイデアを出し合い、必要な情報を相手に分かりやすく伝え、さらに相手の状況を想像して汲み取る ―― こうした解釈・表現力が求められます。



これは謎解きクリエイター集団RIDDLERが提唱する、地頭力の5要素「SPECC」に基づいて制作されています。
個人パートではSwitch(多角的思考力)・Program(論理的思考力)・Create(発想力)を主に評価し、協力パートではEnergy(試行錯誤力)・Communicate(解釈・表現力)を主に評価する構成です。

この構成により、好奇心旺盛で発想力豊かな生徒はもちろん、粘り強く仲間と協調しながら課題に向き合える生徒も力を発揮できます。
昨年の「謎解き入試」では、個人パートでの思考力の高さと、協力パートでのコミュニケーション力の高さの相関も見受けられ、学力だけでは捉えにくい資質への示唆も得られました。
■合格者の声
昨年の「謎解き入試」で合格した生徒たちに、入試本番で印象に残った場面や感想を聞きました。

#協力し合う楽しさ
「問題を解きながら、みんなで協力し合ったり、一緒に宝箱を開けるのが楽しかったです。」

#相手の立場を想像する面白さ
「相手が見えない状態で、言葉だけで向こう側を想像するのが面白かったです。」

#緊張せず楽しめる入試
「緊張しやすいタイプだったが、やってみたら楽しめて、自信になったと思います。」
コミュニケーションを重視した、この入試ならではの体験が印象的だったようです。緊張せず楽しめる雰囲気もまた、生徒の力を引き出す大きな要素となっています。
■受験後の変化
受験をきっかけに、どのような変化や成長が生まれたのか。謎解き入試の“その後”について、入学した生徒たちの声をご紹介します。

#継続する習慣と、考える力の成長
「謎解きの勉強を毎日して、毎日やる大切さと考える力がついて、一つの問題に対していろんな角度から考えることができるようになりました。もっと簡単な解き方がないか、いろいろ考えたり」

#多角的思考は普段の勉強にも
「謎解きの思考力や色んな視点から考えることがわかって、数学の問題とかでもそれが大事なので、勉強でも役に立っていると思います」

#初対面の相手とも話しやすく
「謎解きは相手と話さないと始まらないので、初めての人とたくさん話す勇気がつきました。」
他にも多くの生徒が、「色々な視点で考えられるようになった」「初めての相手と話せるようになった」といった変化を語ってくれました。
謎解き入試がまさに、これからの学びや生きる力へとつながっていることが感じられます。
■学校の教育システム
土浦日本大学中等教育学校では、各教科の連関を重視したカリキュラム設計により、確かな学力を基礎から積み上げ、深い思考力を育みます。さらに、リサーチ学習や海外研修といった探究活動を通して、学びを実践につなげる力を養い、創造力や主体性を引き出していきます。
また、一人ひとりの興味・関心に応じて、課外授業やゼミ活動など多様な学びの機会を用意しています。調査や研究の成果でコンテストに入賞するなど、確かな学びの基盤の上で、個々の卓越性を伸ばす環境が整っています。



教育システムについて、詳しくはホームページをご覧ください。
■「謎解き入試」出願開始
土浦日本大学中等教育学校では、教科の枠を越えて多角的に考える力や、主体的に学びを実践する力を大切にしています。
こうした理念をもとに生まれた「謎解き入試」を今年も実施いたします。
出願期間:令和7年9月10日(水)~10月8日(水)
試験日時:令和7年10月12日(日)9:30~
入試の詳細や出願方法については、ホームページからご確認ください。
謎解き入試が、一人ひとりの新たな可能性を見出すきっかけとなれば幸いです。
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