「入れちゃダメ」を配ったら、誰もAIを使わなくなった 中小企業向けミニ教材6本を無料公開

社内AIルール、AIの検品、店頭サイネージほか全6本。自社で試したことと、支援現場で見えたことを各10枚に。

デジタルプロモーション株式会社

禁止リストを配っても、生成AIが中小企業と店舗の現場で使われるようにはなりません。生成AIの活用方針を定める企業は増えていますが、実際の業務で何に使うか、何を入力してよいかを決める段階で止まりやすくなっています。デジタルプロモーション株式会社(本社:神奈川県横浜市中区、代表取締役社長:後藤 晃)は、2026年9月25日、生成AI活用や店頭サイネージ運用で止まりやすい論点を整理した「DP ミニ教材ライブラリ」を無料公開します。あわせて、AI活用と店頭サイネージ運用に関する個別相談を受け付けます。

「DP ミニ教材ライブラリ」。社内AIルール、AIの検品、店頭サイネージなど6本を各10枚で無料公開。

■背景・課題

生成AIを導入する企業は増えています。ただし、現場で使い続けるためには、業務の選び方や入力してよい情報の線引きを具体化する必要があります。

帝国データバンク「生成AIに関する企業の動向調査(2026年3月)」によると、生成AIを業務で「活用している」企業は34.5%でした。企業規模別では、大企業が46.5%、中小企業が32.4%、小規模企業が28.0%です。

同調査では、活用している企業のうち86.7%が「業務への効果が出ている」と回答しています。使えている企業では効果が出ているからこそ、何に使うかが決まらず止まる状態は、早く解くべき課題です。

一方で、生成AI活用に関する懸念・課題を3つまでの複数回答で尋ねた結果は、最も多いものが「情報の正確性」50.4%、次いで「専門人材・ノウハウ不足」41.3%、「生成AIを活用すべき業務の範囲」40.0%、「情報漏洩のリスク」33.5%でした。また、生成AIによる悪影響・トラブルを複数回答で尋ねた項目では、「AIを使いこなせる社員と使いこなせない社員の間で、能力や成果の格差が拡大した」が18.8%で、相対的に高い結果になっています。

総務省「令和8年版 情報通信白書」第Ⅰ部第2章第1節に掲載された2025年度の企業向けアンケート調査(情報通信に関する現状調査)では、生成AIについて「積極的に活用する方針である」「活用する領域を限定して利用する方針である」と回答した割合の合計は、日本で68.9%でした。前年度調査では49.7%であり、活用方針を持つ企業は増えています。企業規模別では、大企業が74.0%、中小企業が58.1%です。

つまり、方針を決める段階から、現場で使い続ける段階へ移るためには、「どの業務に使うか」と「何を入れていいか」を具体的に決める必要があります。今回公開する教材は、ツールの細かな操作説明ではなく、会議の机に置いて論点にできる粒度で作成したものです。生成AIの社内ルール、導入業務の選び方、成果物の確かめ方、数字を見る会議の進め方、店頭サイネージの運用とネタの回し方について、同社の実践と現場知見をもとに整理しています。

■提供内容

1)ミニ教材6本の無料配布

公開した教材は「DP ミニ教材ライブラリ」です。教材は6本、各10枚で、計60枚です。メールアドレスを登録すると、無料で閲覧できます。

ライブラリのフォームにメールアドレスを登録すると、閲覧用URLが自動返信で届きます。会社名の入力は任意です。閲覧ページでは10枚すべてを読めます。社内共有用にPowerPointとPDFの両方を保存できます。

・教材①「『入れちゃダメ』を配ったら、誰もAIを使わなくなりました。」

禁止を10個配るより、箱を3つ作る。/社内AIルール・情報の守り方・DPの自社実践

止まり方:「これは入れないで」のリストを配った後、社員から「これは入れていいですか」と聞かれ、その場で答えられなくなる。気づくと、真面目な人ほど使っていません。

10枚の中身

・禁止だけがあり、許可がないと、判断がつかない人は安全側に倒します。入れていいものが決まっていない領域は全部グレーになり、グレーは実務では禁止と同じです。

・禁止リストの代わりに、「入れていい箱」「出さない箱」「失敗を置く箱」の3つを作り、聞ける先を1つ用意します。

・入れていい箱には、コピペで使えるプロンプト集、ツール別の使い方メモ、業務別の使い方を書き溜めます。誰でも書けて、粗いまま置ける場所にします。

・出さない箱は、同じ場所に混ぜず、箱ごと分けます。注記は読み飛ばされるため、場所で間違えにくくします。外部記事は丸ごと貼らず、要約と出典URLで置きます。

・失敗を置く箱には、「追及しない。責めない。改善のためだけに使う。」と先に書きます。責める設計にすると失敗が隠れ、同じ失敗が別の人のところで起き続けます。

・完璧なルールを作ってから始める、守らせることを目的にする、事故を報告した人を叱る、という失敗例を扱い、保存版まとめと発注文を収録しています。

・教材②「そのAI導入、やりやすい業務から始めると止まります。」

選ぶより、落とすほうが早い。/生成AI導入・中小企業の経営・DPの自社実践

止まり方:研修を受け、契約もしたのに、「何に使うか」の会議が毎回決まらずに終わる。とりあえず始めた業務が、いつの間にか止まっています。

10枚の中身

・原因は、「やりやすさ」で選んでいることです。効果が大きそうな業務は関わる人が多く、動くものができる前に力尽きます。手順がきれいな業務は、誰も困っていません。

・やりやすさで選ぶと、やらなくても困らない業務が残ります。教材では、「並べて、落として、残った1つから始める」流れを示します。

・最初に、「AIでやりたいこと」ではなく「いま人がやっていること」から候補を3つ以上並べます。1行に書くのは、業務名、誰が、月に何回です。

・次に、誰も困っていない、頻度が足りない、間違いに気づけない、という3つの理由で候補を落とします。月1回以下の業務は、次にやるときに手順を忘れています。

・特に、結果が間違っていてもその場で分からない業務は、最初の対象から外します。判断を渡すのはもっと後の段階です。

・同社は営業の工程を7つ並べ、6つを落としました。残ったのは「週次で数字を集めて共有する」業務でした。範囲が大きすぎる、全部を同時に始める、「AIに向かない」と札を貼る、という失敗例も示します。

・教材③「そのサイネージ、置いた日がピークです。」

“動く壁紙”にしない最初の1本と、週1で回す型。/店頭サイネージ・地域マーケティング・DPの現場から

止まり方:業者が入れた動画がそのまま流れ続けている。作る時間がない、誰の担当でもない、見られているのか分からないため触らなくなっています。

10枚の中身

・機械は動いています。止まっているのは中身です。原因は、画面や予算ではなく、「最初の1本」の決め方にあります。

・導入時に「何を映すか」だけを決めても、「誰に・何を・どうしてほしいか」が決まっていなければ、更新する理由が生まれません。

・教材では、「決める」「回す」「確かめる」の3つで運用する型を示します。最初の1本は、「誰に、何を、どうしてほしい」を1行で決めます。

・例として、「近所の親子に、今週の新作パンを、店に入って手に取ってほしい」という形を示しています。この1行が言えないなら、まだ作らないとしています。

・週1で回せる素材の型は、スマホ写真1枚、一言、店名で構成します。一言は15文字以内です。曜日を決め、毎週月曜の開店前に1枚作るような運用にします。15分で作れない型は続きません。

・見られたかどうかは、画面の前で足が止まったか、「あれ何?」と聞かれたか、出したものが売れたかで確かめます。4週間で1つも起きなければ、最初の1行に戻ります。

・教材④「そのサイネージ、3か月でネタが尽きます。」

ネタは考えない、拾う。/店頭サイネージ・地域マーケティング・DPの現場から

止まり方:最初の数本は作れたのに、更新日の朝に何も思いつかない。気づくと、同じ画面が3か月流れています。

10枚の中身

・原因は、毎週ゼロから「考えて」いることです。考えるネタに在庫はありませんが、店で毎週起きていることには在庫があります。

・ネタの拾い先を4つの棚に分けます。暦と季節、入荷と新作、聞かれたこと、人と裏側です。迷ったときは「聞かれたこと」の棚から拾います。

・月末に来月のカレンダーを開き、4つの棚から1つずつ拾って4週に割り当てます。書くのは1行だけで、所要は15分です。

・更新日の朝に考え始めると、その週は飛びます。決めるのは1人で足ります。人を集めたネタ会議ほど、何も決まりません。

・足が止まった、聞かれた、売れた、のいずれかが起きた1本に印をつけ、月と一緒に保管します。来年の同じ月は、まずそこから拾います。

・毎回新しいことを言おうとする、売り込みだけを並べる、当たった1本を捨てる、という失敗例を扱い、保存版まとめと発注文を収録しています。

・教材⑤「AIに任せた仕事、誰が検品していますか。」

作る・疑う・戻すを、別々の持ち場に。/生成AI導入・品質管理・DPの自社実践

止まり方:出てきた文章がもっともらしいので読まずに出すか、心配で全部読み直すかに振れる。どちらでも時間は減っていません。

10枚の中身

・原因は、「作る」と「確かめる」を同じところに任せていることです。作ったAIに「合っていますか」と聞いても、同じ思い込みのまま同じ場所を見落とします。

・人が全部読み直す方法も続きません。文章がなめらかなので目がすべります。間違いは、そのなめらかな文の中にあります。

・そこで、疑う役のAIを別に置きます。別のサービスか新しい会話に読ませ、「直して」ではなく「間違いを探して」と頼みます。指摘を採るか捨てるかは人が決めます。

・人が見るのは3か所だけです。数字(金額・件数・割合)、固有名詞(社名・人名・商品名)、日付と曜日です。日付は暗算せず、カレンダーで確かめます。

・見つけた間違いは1行で記録し、同じ間違いが2回出たらAIへの指示に1行足します。同社では間違いを1つのファイルに時系列で残し、月1回、指示に格上げするかを見直しています。

・チェック項目を20個作る、指摘を全部反映する、間違いを見つけてAIをやめる、という失敗例を扱い、保存版まとめと発注文を収録しています。

・教材⑥「数字を見る会議が、3回で続かなくなる理由。」

見る数字は1つ、終わりは次の一手。/アクセス解析・中小企業の経営・DPの自社実践

止まり方:レポートは毎月出るのに「先月より増えたね」で終わる。3回目あたりで、「今月は忙しいので」と流れます。

10枚の中身

・原因は、見たあとに何も変わらないことです。何も決まらない会議は、出なくても困りません。だから最初に消えます。

・まず、見る数字を1つに決めます。問い合わせ完了や予約など、商売に直結する数字です。アクセス数は、その手前にある参考値です。

・決めた数字が本当に動いているかを先に確かめます。同社では設定していた目標3つとも計測が動いておらず、作り直して「問い合わせ完了」の1つに絞りました。

・比べ方を固定します。比べるのは同じ日数どうしで、月の途中の数字を先月の合計とは比べません。同社は、この比べ方の誤りで、効いていた施策を「効いていない」と報告しかけました。

・会議の最後の5分で、来月変えることを1つ、担当を1人決めます。次の会議は、その結果を見るところから始めます。

・レポートを立派にする、増減の原因をその場で当てようとする、見慣れない数字にその場で慌てる、という失敗例を扱い、保存版まとめと発注文を収録しています。

▶ 教材を受け取る(無料・メールアドレスの登録のみ)

https://digitalpromotion.co.jp/library/

メールアドレスを登録すると、閲覧用のURLが自動で届きます。会社名の入力は任意です。この登録を理由に電話をすることはなく、配信停止はメール末尾のリンクからいつでもできます。

2)AI活用・サイネージ運用の個別相談

同社は、関連サービスとして「AI開発・AI活用顧問」と「タウンビジョン(店頭サイネージ)」を展開しています。今回の教材公開にあわせて、生成AIの社内活用や店頭サイネージ運用について、個別相談を受け付けます。

相談できる内容は、教材6本のテーマに対応しています。

・社内でAIに何を入れてよいかのルールづくり

禁止事項を並べるだけで社員任せにせず、入れてよい情報、出さない情報、失敗を共有する場所を分けるための考え方を相談できます。

・AI活用を始める最初の対象業務の選び方

「やりやすそうな業務」から始める前に、いま人がやっている業務を並べ、誰が困っているか、頻度は足りるか、間違いに気づけるかを確認する進め方を相談できます。

・AIが作った成果物の確かめ方

出てきた文章や資料を誰がどこまで確認するか、人が見る箇所をどこまで絞るか、見つけた間違いをどう次に生かすかを相談できます。

・数字を見る会議の進め方

見る数字を1つに決め、同じ物差しで比べ、次の一手を決めて終わる進め方を相談できます。計測そのものが動いているかの確認から始められます。

・店頭サイネージの運用設計

何を、どの頻度で更新するかを決め、店頭で見られたかどうかを行動で確かめる運用の型を相談できます。

・店頭サイネージの更新ネタの回し方

毎週流すものが続かなくなる前に、ネタの拾い先を決め、月1回で先に割り当てる進め方を相談できます。

ご相談は、お問い合わせフォーム(https://digitalpromotion.co.jp/contact/ )またはお電話(045-670-7640/受付 9:30〜17:30、土日祝を除く)で承ります。

▶ AI開発・AI活用顧問

https://digitalpromotion.co.jp/business/ai-advisor/

▶ タウンビジョン(店頭サイネージ)

https://digitalpromotion.co.jp/business/townvision/

■教材の特徴

今回公開する教材は、6本とも同じ10枚の型で作られています。構成は、表紙、よくある止まり方、原因、全体像、STEP1からSTEP3、よくある失敗、保存版まとめ、おわりにです。

・同じ型で読める

各教材の構成をそろえているため、テーマが違っても読み進め方が変わりません。生成AIの社内ルール、AI導入業務の選び方、店頭サイネージの運用設計、更新ネタの回し方、成果物の確かめ方、数字を見る会議のいずれも、まず止まり方を確認し、原因を見て、次に打ち手を決める流れです。

・9枚目だけを抜いて共有できる

各教材の9枚目は「保存版まとめ」です。そこだけ抜いて、社内の会議や説明資料に使えるようにしています。細かな説明をすべて読めない人にも、論点を渡しやすい形です。

・ツールの使い方より、決め方と回し方を扱う

教材は、何を入力してよいか、どの業務から始めるか、店頭の画面をどう更新するかなど、人が先に決めるべき論点を扱います。

・実践と現場知見をもとにしている

教材①②⑤⑥の中身は、同社が自社の業務で実際に試し、止まり、直した過程をまとめたものです。教材③④の中身は、同社が支援している店頭運用の現場で得た知見をまとめたものです。禁止リストを配って使われなくなった経験、業務選定で候補を落とした経験、AIの間違いを記録して指示に戻した経験、計測が動いていなかった経験、そしてサイネージを継続運用するための型を、教材に反映しています。

■想定利用者・活用シーン

想定利用者は、生成AIやサイネージを導入済み、または導入方針を決めたものの、運用の形が固まりきっていない企業や担当者です。

・中小企業の経営者・役員

AIを「導入した」で終わらせず、社内で回る形にしたい方を想定しています。どの業務から始めるか、社内にどの程度のルールを置くかを決める際のたたき台として使えます。

・総務・情シス・DX推進の担当者

社内ルールや最初の一手を、上に説明できる形で持っておきたい方を想定しています。禁止事項だけでなく、入れてよい情報、出さない情報、失敗の共有先を分ける考え方を、社内説明に使えます。

・店舗・地域事業のマーケ担当

店頭サイネージや地域向けの発信を、置いて終わりにしたくない方を想定しています。最初の1本を決める1行、週1で回す素材の型、行動で確かめる見方を、店頭運用の見直しに使えます。

活用シーンとしては、社内のAIルールを見直す会議、生成AI導入の最初の対象業務を決める会議、店頭サイネージの更新担当と運用方法を決める会議を想定しています。いずれも、参加者が同じ論点を見ながら、次に決めることをそろえるために使う資料です。

■今後の展望

デジタルプロモーション株式会社は、今回公開した「DP ミニ教材ライブラリ」に、教材を順次追加していく方針です。登録済みの利用者には、新作が出たときにメールで案内します。

同社は今後も、自社で実際に試し、止まり、直した過程や、支援している現場で得た知見をもとに、中小企業や店舗運営の現場で使いやすい教材を整備します。生成AIの活用、社内ルールの設計、店頭サイネージの運用など、現場で判断が止まりやすいテーマを扱う予定です。

▶ 教材を受け取る(無料・メールアドレスの登録のみ)

https://digitalpromotion.co.jp/library/

メールアドレスを登録すると、閲覧用のURLが自動で届きます。会社名の入力は任意です。この登録を理由に電話をすることはなく、配信停止はメール末尾のリンクからいつでもできます。

■会社概要

会社名:デジタルプロモーション株式会社

代表者:代表取締役社長 後藤 晃

設立:2017年4月17日

所在地:〒231-0007 神奈川県横浜市中区弁天通6-85 宇徳ビルディング4F

事業内容:メディア&サイネージ運用事業、マーケティングDX事業

URL:https://digitalpromotion.co.jp

■本件に関するお問い合わせ

デジタルプロモーション株式会社

TEL:045-670-7640(受付時間 9:30〜17:30、土日祝を除く)

お問い合わせフォーム:https://digitalpromotion.co.jp/contact/

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会社概要

URL
https://digitalpromotion.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
神奈川県横浜市中区弁天通6-85 宇徳ビルディング4F
電話番号
045-670-7640
代表者名
後藤 晃
上場
未上場
資本金
4650万円
設立
2017年04月