【進捗報告】下北沢のデザイン会社あおときが繰り出す、下北沢まちづくりプリジェクトについて課題とこれから
株式会社あおとき(以下:あおとき)は2024年より「下北沢まちづくり事業」と題し、まちとの繋がりを本格化。クリエイティブを軸に1地元企業として試行錯誤してきた上半期を振り返る。
あおときの事業について
あおときは「遊び心(クリエイティブ)で社会を彩る」をテーマに掲げ、大きく二つの事業で構成されています。
確かな実績があるデザイン力を駆使した「クリエイティブ事業」と、これまで構築してきた下北沢での関係値を活用した「下北沢まちづくり事業」です。
この「下北沢まちづくり事業」(図:右側)を紐解いていきたいと思います。
Instagramでの下北沢情報発信メディア
まちづくりに踏み切ったきっかけともいえる、下北沢の情報をまとめた自社Instagramアカウント。
地元のおすすめ飲食店やスポット、最新情報などを発信する。
コミュニケーションを大切にした取材と、人らしい投稿で2年半ほどで、若者を中心にフォロワーがつき、認知拡大に繋がりました。
下北沢のイベントに携わる・開催する
今までに
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保坂展人世田谷区長を招き、下北の歴史を下北カレッジ生と紐解くLIVE IN SHIMOKITAZAWA
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300名ほどが参加した下北ネオ街コンイベント「街らぶ」
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下北沢の人気飲食店土土土大食い企画
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下北沢FLIGHT LOUNGEを貸し切ったあおとき1周年記念パーティ
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下北ミートダイニングにて4000フォロワー記念イベント
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下北沢のセルフフォトスタジオmederu studioにて下北ファミリーフォト企画
など、下北沢の商店街や事業者、電鉄さんや区の方などと一緒にイベント作りに携わらせていただきました。
下北沢まちづくり事業を謳ってから3月30日には、SPICY™NEIGHBORHOOD主催の元、あおとき企画・運営で下北沢マスタードホテルのデッキ前で「ミニシモキタ祭」と題し、青と黄色の未来の下北を作ってみるイベントを開催。
ホテルを起点にクリエイターとまちづくりを仕掛ける「SPICY™NEIGHBORHOOD」をMUSTARD™HOTEL にて開始
【未来の下北?】SPICY condensed SHIMOKITA「ミニシモキタ祭」3/30(土)下北沢MUSTARD™ HOTELにて開催決定
たくさんの方々に未来の下北=青と黄色の街になるイメージを印象付けることができました。
Web3.0の技術を使ったまちづくり実験
まちづくり事業を加速するため、次の世代に繋いでいくため、試みたのがWeb3.0事業「aotoki lab.」です。
【デザイン×Web3】の可能性を探る旅に!“本格的な下北沢のまちづくり”に向けて株式会社あおときが新プロジェクト『aotoki lab.』を始動。
デザイン会社としてミニマムでできることは何かと考えた時に、最初に取り掛かったのが、下北沢に住む住人たちをモチーフにしたナマケモノNFTコレクション「neo sloth」の販売でした。
2月14日に1500体を販売(フリーミント)すると、まちづくり(リアル)×NFT(バーチャル)に興味を持っていただいたWeb3.0業界の方達の中でプチバズりに至り、4日で完売にいたりました。
そこから業界の方々とのコンタクトが多くなり、イベントに招待いただいたり、下北沢でイベントを開催したりするにいたりました。
それらが少しずつ混じり合って形成されてきたネオ下北コミュニティ
このようなひとつひとつの取り組みを通してあおときは、独自のネオ下北コミュニティを築き上げてきました。
一方で、政治的なまちとの関わりも意識するようになり、最近ではさまざまなまちの会議にも参加。
たくさんの下北愛に溢れた人々が、下北沢と関わりたい、まちを良くしていきたい。と思い声を上げる中、多様性であるこの街の多様な声をどう踏襲していくか。まちづくりのキーになると考えています。
今後のまちづくり事業について
現状、まちづくり事業は直接お金になりません。
とはいえ企業ボランティアとして括りたくないのは、マネタイズできないと今後若者がまちづくりから消えてくと考えているからです。
マネタイズの基盤を作り、若い夢追い人でもまちづくりに参加できるような環境を作れれば、下北はもっと多様で下北らしくなるのではないかなと考えています。
その地盤をあおときは作っていきます。
企業を巻き込んだイベント作りや、クリエイティブを評価して、対価を払ってもらえる仕組み作りを繰り広げていきます。
直近実施施策として
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8月に第2回ミニシモキタ祭を開催
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インバウンド、海外に向けた下北メディアの立ち上げ
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neo slothの下北沢のIP化
を予定しています。
中期ゴールとしては下北沢にクリエイターが集う保育園を作ることです。
マイノリティをマジョリティに。
あおときは今日も走り続けます。
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