当社初の外部格付取得及びグリーンボンドの発行検討について
当社は資本コストや株価を意識した経営に全社を挙げて取り組んでおり、財務面では健全性保持と企業価値向上に向けた最適な資金調達の実現を進めています。
このたび当社は、格付機関の株式会社日本格付研究所(JCR)より長期発行体格付(「A-」:格付の見通し 安定的)を取得しました。外部格付の取得は当社として初めてとなります。
これを踏まえ、当社のカーボンニュートラル社会実現に資する事業(グリーンエネルギー事業)に対して、今後、公募普通社債(グリーンボンド)の発行を検討していくことを決定し、本日、社債発行にかかる発行登録書を関東財務局長に提出しました。
東京エネシスグループは、「一人ひとりの技術力でカーボンニュートラルをリードするクオリティファースト企業」を目指して、これまでも多くの太陽光やバイオマス発電所建設・保守業務に携わるとともに、自ら太陽光発電及びバイオマス発電事業を行うなど、カーボンニュートラル社会実現に向け、再生可能エネルギー分野においてその力を発揮しています。
当社における公募普通社債(グリーンボンド)は、こうした取り組みを支えるものであり、田原、会津、長府の各バイオマス発電事業への投融資に対するリファイナンス(銀行借入返済)として、また、熊本において新たに事業化を進めるメタン発酵バイオガス発電事業(以下、熊本バイオガス事業※)向けの投融資としての発行を検討してまいります。
※熊本バイオガス事業につきましては、本日、別途公表いたしましたプレスリリースをご参照ください
また、社債発行に先立ち、当社はグリーンファイナンス・フレームワークを策定しました。本フレームワークの国際原則等への適合性について、第三者評価機関である株式会社格付投資情報センター(R&I)よりセカンドオピニオンを受領しております。
1.当社初の外部格付取得について
■本格付の定義及び評価事由等の詳細につきましては、株式会社日本格付研究所より本日公表されたニュースリリース( https://www.jcr.co.jp/ )をご参照ください。

格付機関 |
株式会社日本格付研究所(JCR) |
長期発行体格付 |
A- 見通し:安定的 |
2.公募普通社債(グリーンボンド)発行の検討について
■社債の概要

発行予定額 |
未定(起債市場動向を踏まえ検討してまいります) |
年限 |
未定(同上) |
発行予定時期 |
未定(同上) |
種別 |
グリーンボンド (資金使途を環境改善効果のある再生可能エネルギープロジェクトに限定) |
■上記公募普通社債(グリーンボンド)の手取金は、以下バイオマス事業への投融資のリファイナンス(銀行借入返済)に加え、熊本バイオガス事業に充当予定です。

投融資先(事業主体) |
当社出資シェア |
投資効果 |
田原バイオマス発電所合同会社 |
20% |
事業参画(再エネ発電) オーナーズエンジニアリング O&M・LTSA受注 |
合同会社会津こもれび発電所 |
46% |
事業参画(再エネ発電) オーナーズエンジニアリング EPC受注 |
長府バイオパワー合同会社 |
20% |
事業参画(再エネ発電) オーナーズエンジニアリング O&M・LTSA受注 |
EPC:Engineering(設計)、Procurement(調達)、Construction(建設)をまとめて一括で請け負うこと
オーナーズエンジニアリング:プラントや設備の事業主(オーナー)側に立ってEPCを支援・管理するエンジニアリング業務
O&M:設備や施設のOperation(運用管理)とMaintenance(保守)の略。日々の運転・保守業務を担うこと
LTSA:Long Term Service Agreementの略。長期間に亘る契約をベースに点検業務等を担うこと
■本日、関東財務局に提出した社債の発行登録書の概要は以下の通りです。

発行予定額(発行登録枠金額) |
150億円 *1 |
発行予定期間 |
発行登録の効力発生予定日から2年を経過する日まで (2025 年6月23 日から2027 年6月22 日まで) |
資金使途 *2 |
投融資資金、借入金返済資金、設備投資資金及び運転資金に充当する |
*1:今後2年間の発行登録枠であり、実際に発行する個別社債の発行額は起債環境を踏まえて検討してまいります。
*2:上記個別社債の資金使途以外も想定し、幅広く記載しております。
3.グリーンファイナンス・フレームワーク策定とセカンドオピニオン取得について
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