オーガニック伊予柑の選別除外果実と100年続くベーカリーがクリエイトするパンのミミのアップサイクル・クラフトビール
農業+醸造家のアップサイクル・クラフトビール第2弾 「Iyokan Juicy IPA」を2025年7月29日に販売開始

創業100年のベーカリーがサンドイッチ用食パンの製造過程で排出される食パンのミミからクラフトビールを醸造するBetter life with upcycle(運営:株式会社栄屋製パン神奈川県海老名市 代表取締役 梅田高嗣)は、有機JAS認証伊予柑を栽培する株式会社MOTTAINAI COCOLOFARM(本社:愛媛県松山市 代表取締役 松田龍治・高岡二郎)から提供された選別除外のオーガニック伊予柑完熟果実を活用したクラフトビール(酒類分類;発泡酒)、
「 Iyokan Juicy IPA 」を2025年7月29日にリリースします。
「Iyokan Juicy IPA」はBetter life with upcycleの基本原料である、製パンで発生した使われることのない食パンのミミをモルトの一部に代替するとともに、非常に稀少といわれる(総生産量の約0.09%)有機JAS認証を取得した愛媛県産伊予柑の選別除外(傷や形などによる)された完熟伊予柑果実という、異なる事業者から発生する2つのフードロスを原材料として醸造したクラフトビールです。

商品情報
品目 発泡酒
内容量 350ml
原材料名
麦芽(ドイツ製造)、伊予柑、パン(小麦)、
ホップ/炭酸ガス
(麦芽使用料50%以上)
製造者 株式会社栄屋製パン
神奈川県海老名市国分南2-5-41
製造所 Better life with upcycle BD Lab
神奈川県海老名市下今泉1-19-13
◆ Iyokan Juicy IPAの製品概要

伊予柑加工の様子

原材料となるパンのミミ

醸造で使う果汁を絞る工程
業種と地域を超えて、MOTTAINAI COCOLOFARMとBetter life with upcycleが理念に共感したことで果実の食品ロスと使われることのない食パンのミミを合わせてクラフトビールを醸造するのは2025年1月以来、2回目の取り組みです。
第1弾では摘果果実を使い、青い実の香りとシトラスに似た香り、苦味を生かした硬派なつくりの「Iyokan Saison」をリリース。
第2弾では、瀬戸内の日差しと有機農法で育った伊予柑の完熟果実をふんだんに使い、爽やかでジューシーな伊予柑の味わいを存分に活かしつつ、アルコール分は控えめ。熱暑で乾いた喉にグイグイ飲めるドリンカブルな仕上がりになっています。
「Iyokan Juicy IPA」は、農業と醸造所、ベーカリーが協働したフードロス再生製品の社会実装プロダクトです。多くの消費者にこの商品と背景にあるストーリーを知っていただくことと、何よりも味わいを楽しんでいただくことを目的にしています。
【 ご購入はこちら 】
・直販ECサイト:https://upcycle-beer.com
・SHOGUN CAFE & EXPERIENCE (東京:店内グラス提供)
・リカーランドトップ各店(東京・神奈川:株式会社NIGITA)
・三河屋 VINAGARDENS PERCH店(神奈川)※三河屋横浜店でも順次お取り扱いを予定
・ふしおん(愛媛県松山市)
・bar de espana Central(愛媛県松山市) ほか
◆ Better life with upcycleの歩み

自社パン工場の製パン風景

商品ラインナップイメージ

麦汁製造で使用するパンのミミ
私たちの母体である株式会社栄屋製パンは、長年にわたって製パン業という形で食品の生産に携わってきました。より美味しい商品、より便利な商品を追い求めて、日々、努力を積み重ねています。そんな毎日の中で、流通から取り残されてきた価値あるものの存在に気づくことがあります。Better life with upcycleは日々、排出される数百キロにも及ぶ飼料にするしかなかった食パンのミミからクラフトビールに醸造するために2022年6月に誕生しました。
クラフトマンが情熱を傾けたものの一部にやむを得ず見過ごされているものがあるならば、可能な限りを社会に還元し、よろこびや楽しさ、優しさとしてお届けしたい。そんなおもいをかたちにすることが私たちの原点です。
同じように、素材=農産物には、それをつくるひとたちの努力や生き方が宿っています。その一部分であってもフードロスとして意味のないものとして扱われてしまうなら、それらがもっている力を余すところなく社会で活用されるかたちに変換することがわたしたちのクラフトマンシップです。このおもいを伝える手段として2024年2月にフードロスを基本コンセプトにした自社ブルワリーを開設しました。
◆ 素材:オーガニック伊予柑

愛媛の農場に実る伊予柑

IMIブランドロゴ

ヘタが取れて出荷できない果実
「Iyokan Juicy IPA」で使用している果実は愛媛県で有機JAS認証を取得した無農薬伊予柑の選別除外品です。
この伊予柑を生産する株式会社MOTTAINAI COCOLOFARMは、持続可能な日本の農業を創ることを目的に2022年12月に設立されました。高齢化による農業の担い手の減少、耕作放棄地の増加、さらには、農作物の廃棄ロスの問題といった日本の農業の問題を解決するために、農福連携、様々な企業との協業を実現し、持続的な日本の農業の未来を切り拓くことを目指しています。同社が掲げるプロジェクト「IMI」(意味)は、食品ロスを減らしたい、地球や社会や地域・コミュニティーにとって「意味=IMI」のある製品を皆様に、美味しく楽しんでいただきたいという想いを表しています。
◆ サスティナビリティ

私たちの事業を環境保護の視点からとらえていただく機会が多くあります。そういったご評価を頂くことはとてもありがたいことです。また、プロダクトプロセスにそういった側面があることも事実です。私たちの生産活動から排出される麦芽粕等の食品残渣はすべて飼料や肥料として活用しており、一切の食品残渣廃棄をおこなっていません。事業運営の中ではできるだけ環境配慮した方法を選択しています。でも、それは事業活動の中では二次的なものとして位置付けています。
素材のもっているパフォーマンスを漏れなく最大化し、おいしさと笑顔を少しでも世の中に提供していくことが、私たちの紡ぐサスティナビリティのあり方であると考えます。
<本件に関するお問い合わせ先>
株式会社栄屋製パン 神奈川県海老名市国分南2−5−41
Better life with upcycle BD Lab 神奈川県海老名市下今泉1−19−13
専務取締役/ブランド代表 吉岡 謙一
TEL:046-244-0442/ MAIL:info@upcycle-beer.com
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