【岐阜県飛騨市】普通の観光ではできない特別な体験 自然を守り、地域とつながる贅沢な1日!美しいミズバショウを守り未来につなぐ仲間を募集します!
【7月16日開催】池ヶ原湿原(奥飛騨数河・流葉県立自然公園内)のミズバショウを守るプロジェクト
◆当日は池ヶ原湿原で行われるフルート演奏「森のミニコンサート」開催
◆ミズバショウの敵である「ヨシ」を刈って湿原外に運び出す重労働
岐阜県飛騨市は県最北端の自然豊かな市。面積の93%が森林で広葉樹も多く樹種も豊富で生物多様性の宝庫です。
厳しい冬を越え、春を迎えると一斉に草木が緑に色づき、森は生命力にあふれ、四季ごとの彩り、匂い、生物の声、樹木のぬくもりを 五感で感じることができます。
さらに、森は地域の宝箱 古くから薬草、山菜などの食文化が根付いています。
この豊かな自然を守り、しっかり未来に繋げていきたい!
今回は、飛騨の豊かな自然を一緒に守り、繋いでくれる仲間を募集します。
飛騨の森の魅力
岐阜県最北端の森には、中部地方で一番広いブナ原生林が残っています。
平成23年に「岐阜の宝もの」に認定された、天生(あもう)の森には40万株のミズバショウが咲き誇り、車椅子のお客様でも安心して楽しめるバリアフリーの森「池ヶ原湿原」、飛騨№1の紅葉と言われ、歩きやすく高齢者にも優しい登山道が人気の「天生県立自然公園」、針葉樹と広葉樹の原生林が広がり、期間限定でしか入れない神秘の森「深洞湿原」、さらには手軽に雲海が楽しめる飛騨古川「安峰山」など、バリエーション豊富な自然フィールドが広がっています。
未来につなぐ課題
しかし、少子高齢化により飛騨市の高齢化率は40%を超え、自然を守るパトロール員やガイドの高齢化に加え、保全技術の継承、さらには登山道整備や獣害対策に必要な人員や予算の確保など、様々な課題が生じる中、持続可能な自然環境保全が難しくなってきました。
とくに、近年の異常な気候変動や森の手入れ不足による、イノシシや二ホンシカの食害の増加など生態系のバランスが崩れてきています。
保全の輪を広げたい
そこで、飛騨市では令和4年度から自然環境保全は「まちの誇り」と「将来への責任」と位置づけ、各資源の現状と課題を整理し、順次必要な対策を講じています。
中でも、山岳アプリを運営する「YAMAP」と共同で昨年実施した『池ヶ原湿原ヨシ刈りツアー』(1泊2日 2万円)には、10名定員に対し70名を超える応募がありました。応募者の保全に対する意識は非常に高く、「何らかの形で自然に恩返しがしたい」、「地域の皆さんと一緒に守りたい」という熱意を感じました。
このため「保全の輪を広げる」をテーマに、「保全活動の見える化」と「ボランティアの拡大」を進めるとともに、これまで光の当たらなかった自然資源の再発掘や、新たなガイドツアーの造成など、持続可能な自然環境保全の実現に向け、様々な取り組みを進めています。
今回のプログラム
今回の舞台は約5haの湿原に40万株のミズバショウが咲き誇る、岐阜県飛騨市宮川町にある「池ヶ原湿原」。
岐阜の尾瀬とも呼ばれているこの湿原は、駐車場から降りてすぐに湿原が広がり、歩きやすい木道があることから車椅子やベビーカーでも安心な「バリアフリーの森」として親しまれています。
池ヶ原湿原のミズバショウは、毎年夏に大量に繁茂するヨシを刈り取り湿原外に運び出すことで湿原の環境を維持しています。この地道な保全活動により、平成22年頃は4mもあったヨシが、今では2m以下となり、春に咲くミズバショウの数も増えてきました。
ですが、毎年地域のボランティア等と行うこの作業はとても大変で、特に刈り取ったヨシを運び出すのがひと苦労です。
そこで、今回は、この池ヶ原湿原の美しいミズバショウを守るため、繁茂した『ヨシ』を刈って、湿原の外に運び出すお手伝いと、それを通じて一緒に池ヶ原湿原を守ってくれる仲間を大募集します。
森に恩返ししたいと思っている「あなた!」 是非池ヶ原湿原で一緒に保全活動をやりましょう。
日時
7月16日(日曜日)
8:30 池ヶ原湿原駐車場 集合(宮川町洞地内)
8:45 作業説明・自己紹介
9:00~11:30 ヨシ刈り及びヨシ搬出作業
11:30~12:00 森のフルートコンサート
参加条件
① 中学生以上で屋外作業が可能な方
② 自然が好きで普段から森歩きや登山を行っている方
③ 継続的に飛騨の森に関わってくれる方
募集人数
15人
持ち物
作業できる服装、作業用手袋(軍手)
タオル、帽子、飲み物(熱中症対策)
雨具、着替えなど(小雨の場合)
※作業に必要なヨシ刈りカマや一輪車は主催者側で準備します。
注意事項
雨天決行(悪天候で中止する場合は、開催日前日までに連絡します。)
飛騨市でボランティア行事用保険に加入します。
帽子着用や小まめな水分補給など熱中症対策を十分にして、ご参加ください。
事前に健康状態の確認をお願いします。体調が優れなかったり、熱がある場合はご参加をご遠慮ください。
申込み
お申し込みは【飛騨市関係案内所「ヒダスケ!」】のサイトからお申し込みください。
https://hidasuke.com/events/event/morisuke_ikegahara20230716/
問合せ
「ヒダスケ!」に関するお問合せ
飛騨市市役所総合政策課『ヒダスケ!事務局』
〒509-4292 岐阜県飛騨市古川町本町2番22号
電話 0577-73-6558
ヒダスケ!とは、「飛騨市内の困りごと」と「助けていただける関係人口」をマッチングするプラットフォームです。
https://hidasuke.com/about/
プログラムに関するお問合せ
飛騨市市役所まちづくり観光課
〒509-4292 岐阜県飛騨市古川町本町2番22号
電話 0577-73-7463(担当:下村)
今後も飛騨三大湿原のオオバコ除去や安峰山、天蓋山の清掃登山など自然資源保護活動を実施します。順次「ヒダスケ!」サイトにおいて募集しますので、ご興味のある方は是非ご参加ください。
岐阜県飛騨市
飛騨市は、人口約22,000人の小さな市で、周囲を北アルプスなどの山々に囲まれ、総面積の約93%を森林が占めるなど豊かな自然に恵まれたまちです。
また、豊富な自然資源のほか、ユネスコ無形文化遺産である古川祭・起し太鼓、ノーベル物理学賞の受賞に寄与した「スーパーカミオカンデ」を始めとする宇宙物理学研究施設、大ヒットアニメ映画「君の名は。」のモデル地となった田舎町の風景など、多彩で個性豊かな地域資源の宝庫です。
飛騨市公式サイト https://www.city.hida.gifu.jp/
飛騨市公式観光サイト https://www.hida-kankou.jp/
飛騨市公式移住サイト https://www.city.hida.gifu.jp/site/iju/
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