内閣府「女性のチャレンジ賞」に㈱ベホマル代表の西原麻友子が受賞

新素材のバイオマスCO2吸収材”美環(Binowa)™”と、CO₂吸収プラスチック”DACプラ®”の社会実装に挑戦する新しい女性起業家としてのキャリア像が評価され、令和7年度受賞者に選出されました。

ベホマル

左から、未来ウーマン応援大使 入江 聖奈、㈱ベホマル代表 西原 麻友子、内閣府特命担当大臣(男女共同参画)・女性活躍担当大臣 三原 じゅん子 (敬称略)

 

株式会社ベホマル(本社:滋賀県草津市、代表取締役:西原麻友子)は、代表の西原麻友子が内閣府「令和7年度女性のチャレンジ賞」を受賞したことをお知らせいたします。

内閣府よりの正式プレスリリースはこちら↓

https://www.gender.go.jp/public/commendation/women_challenge/katudoug-r07.html

 本賞は、社会の様々な分野で新しい挑戦を行い、他の女性たちにとってのロールモデルとなる女性を表彰するもので、毎年4名ほどが選出され、滋賀県の推薦により受賞に至りました。

 表彰式は2025年6月27日に内閣府中央合同庁舎で実施され、三原じゅん子内閣府特命担当大臣(男女共同参画)・女性活躍担当大臣より表彰状と記念の盾をいただきました。

三原大臣より賞状授与
表彰状
女性チャレンジ賞受賞者一同

 西原は、大手電子部品メーカーで15年間研究職として勤務した後、「子どもたちに美しい地球を残したい」という想いから脱サラ起業。家庭と子育てを両立しながら、自宅和室の一角からバイオマスCO₂吸収素材「美環™(びのわ)」の研究開発を開始し、現在は様々な業種の企業と連携を進め、社会実装を進めています。

 令和4年就業構造基本調査によると、全国の起業家のうち女性の占める割合は22.3%、滋賀県では20.7%(全国順位36位)とまだまだ少ない状況です。なかでも理工系・ディープテック分野のスタートアップ(製造業)は極めてまれで、かつ脱サラ女性起業家は稀有な存在です。西原のように事業化を目指して前進する姿勢は、これまでにない新しいロールモデルとして注目されています。

 ベホマルが開発中のバイオマス由来CO₂吸収素材「美環(Binowa)」は、使うだけで大気中のCO₂を吸収できるという特性をもち、現在は日用品・アクセサリー・建材などへの応用に向けた開発を進行中です。素材を使ったアクセサリーは、クラウドファンディングを通じて市場ニーズを捉え、政府関係者への記念品としての採用されるなど、注目を集めました。また本年4月には、現在開催中の大阪関西万博ヘルスケアパビリオンへの出展も行い、社会実装に向けて活動を進めています。

クラウドファンディングに出した、CO2吸収アクセサリー。目標額を超える支援を集め、身近な炭素除去製品のニーズがあることを確認しました。
2025/4/21-4/28の一週間、大阪関西万博ヘルスケアパビリオンに出展。空気中の二酸化炭素を吸うテーブル(展示台)として、注目され、大変多くの方に未来の環境取組の姿を知っていただきました。

 まだ開発・製品化の途上ではあるものの、その挑戦の軌跡は、社会に新たな価値を提示する先駆的な取り組みとして評価され、このたびの受賞につながりました。

 「日常をCO₂回収スポットに」というビジョンのもと、社会課題に対し新しい角度からアプローチしようとするチャレンジ精神は、これからの時代における女性リーダー像としても期待されています。

今後も株式会社ベホマルは、脱炭素社会の実現に向けて、一歩ずつ社会実装に向けた取り組みを進めてまいります。

■代表 西原のコメント

 この度はこのような大変名誉ある賞をいただき、ありがとうございました。受賞連絡のお電話をいただいたときは、本当に驚きで、新手のいたずら電話かと思ったほどです。まだまだ駆け出しの起業家で、私が本賞をもらってしまっていいのか、と正直戸惑う部分もあります。

 本受賞を受け、私が強く感じたのは女性に限らず、多くの企業内研究者の方のロールモデルになれたら、ということです。というのも、優秀な研究者が多くの企業内にくすぶっているからです。私も起業前から、私よりももっと優秀で、企業内で頑張っているものの、新規事業の立ち上げに苦労されている方を多く見てきました。それは企業にとっても社会にとっても、大きな損失ではないかと感じます。

 私の事業の進め方は、企業内にいるときに学んだ社内新規事業としてのやり方を、”社外”でスタートアップとしてしていると思っています。”社内”と”社外”が何が違うのか、どこが肝なのか、を日々考えながら進めており、イントレプレナー的アントレプレナーとして、新しいロールモデルになれるよう、今後も事業を前に進めていきます。

■株式会社ベホマルの事業内容について

 株式会社ベホマルは、バイオマス由来のCO₂吸収材を開発・製造し、脱炭素社会の実現に向けた機能性素材の社会実装を目指す滋賀県発のスタートアップです。大気中のCO₂を吸収・脱離する機能を持つ素材を、樹脂や塗料、インクなどに応用し、“使うだけでCO₂を回収できる”新素材「DACプラ®」「DAC-ink™」として展開しています(DAC:Direct Air Captureの略、大気中から直接CO₂を回収する技術のこと)。企業出身の創業者を中心に、実用性・量産性を重視した研究開発を進め、大学・産業界と連携しながら素材の社会実装に取り組んでいます。大量に使われるプラスチックを活用し、生活の中で少しずつCO₂を減らしていく、誰もが参加できる気候アクションを実現します。

”美環”は地球も自分も美しくをコンセプトに、資源循環の輪を作るという意味の㈱ベホマルの登録商標です。またこの美環を入れたプラスチックを”DACプラ”、油性インクを”DAC-ink”として商標を取得しています。

 一つ一つのプラスチック吸収量は小さく、決して製造時のCO₂排出をリセットできるわけではありません。ですが、大量に使われるプラスチックを利用し、少しずつゆっくりと日常生活の中で大気中から二酸化炭素を除去し、誰もが気候変動に関わり、行動出来る社会を目指しています。塵も積もれば山となる、大きな力になると信じています。

■会社概要

会社名:株式会社ベホマル

所在地:滋賀県草津市野路東1-1-1 立命館大学BKCインキュベータ201号室 

設立:2022年11月

代表取締役:西原麻友子

ミッション :日常をCO₂回収スポットに。

ビジョン :地球を救う勇者になろう。

事業内容 :バイオマスCO₂吸収材”美環”およびそれを用いたCO2吸収プラスチック/樹脂製品の開発製造販売

URL:https://www.behomal.co.jp/

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会社概要

株式会社ベホマル

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URL
https://www.behomal.co.jp/
業種
製造業
本社所在地
滋賀県草津市野路東1-1-1 立命館大学BKCインキュベータ201号室
電話番号
-
代表者名
西原麻友子
上場
未上場
資本金
750万円
設立
2022年11月