難民も日本も、皆でたくましく。「Welcome Japan Summit 2024」を開催 ~「世界難民の日」を前に、難民の包摂に関心のある企業、難民当事者、NPO/NGOなどが集う対話イベント~
開催:2024年6月17日(月)13:00-16:00、オンライン/参加無料 後援:外務省、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)駐日事務所、一般社団法人 日本経済団体連合会、一般社団法人 新経済連盟
日本社会全体による多様な難民包摂の拡充に向けた中間支援組織 一般社団法人Welcome Japanは、世界難民の日(6月20日)を控えた2024年6月17日(月)に「Welcome Japan Summit 2024」を開催いたします。
開催時間は、日本時間13:00から。オンライン開催。参加無料です。ご興味のある皆様は奮ってご参加ください。
お申し込みは、こちらの申込フォームからご登録ください。
https://forms.gle/sr6WaKKqoGtqZihRA
■「Welcome Japan Summit 2024」について
「Welcome Japan Summit」は、年に1回、世界難民の日(6月20日)を前に、コレクティブインパクトや、難民・移民の受け入れに関心のある企業・団体・学生、学校関係者、難民・移民の背景を持つ方々、そして国際機関が集い、各分科会のこれまでの取り組み、および今後の展望を発表し、多様なセクターの皆さまと対話をする場です。世界、および日本における難民を含めたインクルーシブな社会を目指した活動も紹介します。
第3回開催となる今回の「Welcome Japan Summit 2024」は、2つの基調パネルディスカッションを行い、日本での難民包摂推進のヒントを探ります。
基調パネルⅠ:オーストラリアで難民包摂に取り組む担い手をお招きし 「オーストラリアの社会全体での難民包摂の取り組みに学ぶ」をテーマに、オーストラリアで取り組まれている活動の成果報告とディスカッションを行います。
基調パネルⅡ:「DXによる難民包摂の可能性」をテーマに、デジタルの活用によって、難民包摂がどのように拡張可能かをDXの専門家と共にディスカッションします。
この他、2023年12月にスイス・ジュネーブで開催された「第二回グローバル難民フォーラム」を受け、難民のナラティブの変革や難民包摂に向けたイノベーションを取り扱う基調パネルを行い、Welcome Japanの各分科会が発信しているPledge(宣言)の説明と進捗を共有します。
■イベント開催概要
イベント名: Welcome Japan Summit 2024
日時: 2024年6月17日(月)13:00-16:00
場所: オンライン(Zoom)、国際文化会館
形式:一般公開*会場は招待制
言語: 日本語、英語
主催: 一般社団法人Welcome Japan
後援: 外務省、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)駐日事務所、一般社団法人 日本経済団体連合会、一般社団法人新経済連盟、ほか
協力:特定非営利活動法人なんみんフォーラム、パーソルホールディングス株式会社
申し込みフォーム: https://forms.gle/sr6WaKKqoGtqZihRA
お問い合わせ:info@welcomejpn.org
プログラム(予定)
全体司会:元国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)広報官 守屋由紀 氏
1 13:00-13:10 開会挨拶 伊藤 礼樹 氏 UNHCR駐日代表(ビデオメッセージ)
2 13:10-13:40 基調パネルI 「オーストラリアの社会全体での難民包摂の取り組みに学ぶ」
(登壇者)
Asia Pacific Network of RefugeesおよびGlobal Refugee-led Network創設者/代表 ナジーバ・ウェゼファドスト 氏
(株)Shared Digital Center アシスタントマネージャー カディザ・べゴム氏
ほか調整中
ファシリテーター:元UNHCR 広報官 守屋由紀 氏
3 13:50-14:30 基調パネルII 「DXによる難民包摂の可能性」
(登壇者)
株式会社Recursive 共同創業者 兼 代表取締役COO 山田 勝俊 氏
デロイト トーマツ コンサルティング合同会社 AI&D マネジャー 關山和弘 氏
Tawasul財団 ディレクター/Evolve Humanity Initiative ジョセフ・ヨハナ 氏
ファシリテーター:Welcome Japan 代表理事 金 辰泰
4 14:30-15:30 グローバル難民フォーラム2023(GRF) 各Pledge(宣言)の進捗共有 (登壇者)
Welcome Japan参加団体ほか
5 15:30-15:45 質疑応答
6 15:45-16:00 閉会挨拶 一般社団法人Welcome Japan 理事 龔 軼群
■ 登壇者の紹介
Najeeba Wazefadost 氏
Asia Pacific Network of RefugeesおよびGlobal Refugee-led Network 創設者
10歳のとき、両親とともにアフガニスタンからオーストラリアに逃れ、2000年9月に庇護を求めました。 難民としての法的な地位を認められる前の数カ月間、オーストラリアの入国管理局の施設に収容された経験をもつ。
オーストラリアに来るまで英語を学んだことはなかったが、14歳までに英語を習得し、全国エッセイコンテストで優勝。アドボカシー活動を始めることとなり、その後いくつもの表彰を受ける。
彼女は、Hazara Women of Australiaの創設者兼代表として、新しくやってきた難民の女性たちが英語を学び、新しいコミュニティの一員であることをより早期に実感できるよう支援にあたっている。また、シドニーで、難民の定住をサポートするケースワーカーとして働く。彼女の夢は、国際法を学び、彼女が「忘れられた人々」と表現する人々のために働き続けること。
山田 勝俊 氏
株式会社Recursive 共同創業者 兼 代表取締役COO
ディーキン大学経営大学院卒業後、日系、外資のIT業界での勤務経験を経てエシカルファッションの日本市場立ち上げと2社の起業を経験。その後、多国籍AIスタートアップ、コージェントラボでセールスディレクターとしてAI-OCR「Tegaki」の立ち上げに関わると同時に200社以上の企業にAI導入コンサルティングを行う。2018年度からAI、ブロックチェーン、エンジニアスクール会社を日本、シンガポール、ベトナムで連続起業した後、2020年8月、株式会社Recursiveを共同創業。
關山和弘 氏
デロイト トーマツ コンサルティング合同会社 AI&D マネジャー
国内IT企業でITインフラのシステムエンジニアとして、4年間勤務、その後、デロイトトーマツコンサルティング(DTC)に入社し、現在9年目。DTCにおいては、大手保険会社や化学品メーカー、地方自治体など様々なクライアント向けの構想策定やシステム導入支援を実施。
また、2022年より、ボランティア活動でJICAと共同でシリア平和への架け橋・人材育成プログラム(JISR)や未来への架け橋・中核人材育成プロジェクト(PEACE)において、難民の方々の就労支援を実施。
Joseph Youhana 氏
Tawasul財団 ディレクター/Evolve Humanity Initiative
Joseph Youhana氏は、多面的なリーダー、メンター、そしてスピーカーであり、難民の経済統合に関するアドボカシーに取り組み、革新的な移住労働プログラムを通じて技術不足の課題に取り組んできたことで知られている。
彼はSoraya Youth Groupを設立し、Australian Assyrian Chaldean Syriac Advocacy Network (AACSAN)、Tawasul財団、そしてEvolving Humanity Initiativeの共同創設者である。
Evolving Humanityは、「未来に力を与える」ことを目標に掲げている。このイニシアチブは、必要不可欠な技能や労働力を提供し、社会福祉に対する取り組みを支援することで、オーストラリア経済に力を与え、世界的な評価を高めることを目的としている。このイニシアチブは、難民の再定住と社会福祉の課題に対する解決策を提供し、持続可能性と地域社会への難民の統合に焦点を当てることにより、世界的な課題に取り組んでいる。
彼は現在、オーストラリア政府の難民諮問委員会(Australian Refugee Advisory Panel)およびオーストラリア難民評議会(Refugee Council of Australia)の理事を務めており、その豊富な知識を活かして難民政策とアドボカシーにおいて、前向きな変化を推進している。
守屋由紀 氏
元国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)広報官
大学卒業後、総合商社、法律事務所などを経て、1996年よりUNHCR駐日事務所に勤務。代表秘書、日本政府との連携などを担当した後、2007年より広報官。世界の難民や国内避難民、無国籍者への理解と共感の輪を日本で広げるための広報活動に従事。東京を拠点に、これまでアフリカやアジア、中南米など16カ国の現場を訪問。2024年1月に退職。
金 辰泰 氏
一般社団法人Welcome Japan 代表理事
一般社団法人Robo Co-op 創設者/CEO
Welcome Japan の代表として、日本社会全体による多様な難民包摂 の 拡充に向けてマルチセクター連携を促進。産業界を含む新たなアク ターをWhole of society アプローチに巻き込み、補完的受け入れ(Complementary pathways)の加速に取り組む。
Robo Co-op では、難民の背景をもつ人々がグローバルに活躍できる デジタル人材として自立できるよう、デジタルスキルで支えあうオン ライン コミュニティを通じた経済的自立を伴走。 元はDeloitte のSocial Impact Office にて、オープンイノベーションを 通じた社会課題解決の共創を推進。最高評価「Exceptional 」を5年連続受賞。
■Welcome Japanについて
一般社団法人 Welcome Japanは、「難民も日本も、みんなでたくましく」をパーパスに掲げ2021年11月に設立した、「難民包摂による日本社会の多様化」と「難民自身のWell-being」の実現のため、日本社会全体で多様な包摂の拡充を目指す中間支援組織です。
難民問題が深刻化の一途を辿り社会全体による包摂が求められている中、日本の難民包摂に向けたマルチセクター連携を加速させるべく、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)ともコミュニケーションを取りながら多岐に渡る分科会を組成し重要アジェンダに関する対話を重ねています。また、分科会での検討過程や調査資料を社会発信にも繋げ、多様な社会変容に向けた求心力・遠心力を生みだしていきます。
【English】
Welcome Japan, a coordination body aiming to realize an inclusive society for both refugees and communities, is going to hold Welcome Japan Summit 2024 on 17 June 2024 from 1pm JST, online free of charge. We are looking forward to your participation.
Please register from the Registration form below (Indicated both in Japanese and English).
https://forms.gle/sr6WaKKqoGtqZihRA
■About Welcome Japan Summit 2024
The 'Welcome Japan Summit' is an annual event held prior to World Refugee Day (June th),
bringing together diverse stakeholders who are interested in collective impact and refugee
admission, presenting ongoing efforts and its long-term targets by each Welcome Japan
working group, and promoting dialogue with diverse sectors. Initiatives aimed at fostering a refugee inclusive society, both globally and in Japan, will also be highlighted.
Welcome Japan Summit 2024 will feature two keynote panels to find clues to promote innovations towards refugee inclusion in Japan.
Keynote Panel I: Learning insights for refugee inclusion in Japan from individuals who have taken initiatives in Australia. They will report their activism and hold a discussion.
Keynote Panel II: Discussing the potential of utilizing digital tools for expanding refugee inclusion with experts on digital transformation.
Furthermore, during the Global Refugee Forum (GRF) Follow-up Session, progress of the pledges made by Welcome Japan's various subcommittees at the Global Refugee Forum 2023 will be shared.
■ Overview of the Event
Date/Time: 17 June 2024 (Mon), 1pm-4pm JST (2pm-5pm AEST)
Location: Online (Zoom) and Onsite (Invitation only)
Participants: Stakeholders and General Public
Language: Japanese and English (with simultaneous or consecutive interpretation)
Organizer: Welcome Japan
Supporter: Ministry of Foreign Affairs of Japan, UNHCR Tokyo, Japan Business Federation, Japan Association of New Economy
Partner: Forum for Refugees Japan, PERSOL Holdings Co., Ltd., Japan Business Federation
Registration form: https://forms.gle/sr6WaKKqoGtqZihRA
Inquiry: info@welcomejpn.org
■ Agenda (Time in JST)
Moderator: Ms. Yuki Moriya, Former UNHCR Public Information Officer
1. 1:00-1:10pm Opening Speech
Speaker:
Mr. Ayaki Ito, Representative of UNHCR Tokyo (Video Message)
- and more
2. 1:10-1:40pm Keynote Panel I “Learning from a whole-of-society approaches in Australia''
Speaker:
Ms. Najeeba Wazefadost, Founder, Asia Pacific Network of Refugees and Global Refugee-led Network
Ms. Khadiza Begum, Assistant Manager, Shared Digital Center
and more
Facilitator:
Ms. Yuki Moriya, Former UNHCR Public Information Officer
3. 1:50-2:30pm Keynote Panel II “Possibility of promoting inclusion through DX''
Speaker:
Mr. Katsutoshi Yamada, Co-founder and COO, Recursive Inc.
Mr. Kazuhiro Sekiyama, AI&D Manager, Deloitte Tohmatsu Consulting LLC
Mr. Joseph Youhana, Director, Tawasul Foundation / Evolve Humanity Initiative
and more
Facilitator:
Mr. Jintae Kim, Representative Director, Welcome Japan
4. 2:30-3:30pm Global Refugee Forum (GRF) Follow-up Session
Speaker:
Welcome Japan members and partners
5. 3:30-3:45pm Q&A
6. 3:45-4:00pm Closing Speech
Speaker: Ms. Yiqun Gong, Director, Welcome Japan
■About Welcome Japan
Welcome Japan is a coordination body aiming to realize an inclusive society for both refugees and communities. Established as a general incorporated association in June 2022, Welcome Japan has worked with various members including academia, NPOs, private companies, and refugees to achieve a diverse Japanese society through refugee inclusion and refugees' self-reliance.
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