淡路島観光会議にて「淡路島観光未来宣言」を採択
淡路島では、大阪・関西万博と同時期に開催していた「AWAJI島博」を10月13日(月・祝)に終了し、11月25日(火)に開催された淡路島観光会議において、「淡路島観光未来宣言」を採択しました。
淡路島では、大阪・関西万博を契機に、ひょうごフィールドパビリオン(注1)をはじめ、地域の魅力を体験できる多様な観光プログラムを開発・提供し、地域産業の振興にもつながる着地型観光を展開してきました。
10月13日(月・祝)まで「大阪・関西万博」と会期を合わせて開催していた「AWAJI島博」では、これらの観光プログラムを「淡路島ならではの本物体験」という特集でメインコンテンツとして販売しており、終了段階で約100プランをオンライン販売してきました。
今後は、インバウンド(特にモダンラグジュアリー層(注2))の誘客を強化するため、コンテンツの磨き上げ(満足度向上・快適性の充実)を図るとともに、体験型コンテンツをグローバル展開しているOTA(注3)への本格参画により、多言語対応・オンライン販売を通じてインバウンド誘客に加速度を持って取り組みます。

2025年4月には神戸空港に国際チャーター便が就航し、2030年には国際定期便の就航が予定されており、インバウンドの増加が見込まれます。また、2028年には大鳴門橋自転車道が開通し、瀬戸内周遊への期待も一層高まっています。

このタイミングで、アフター万博の2030年に向けた淡路島の観光戦略の大きな骨組みを官民で議論すべく、(一社)淡路島観光協会(会長:木下学)は11月25日(火)に淡路島観光会議(注4)を開催し、その最後に「淡路島観光未来宣言」を採択しました。その内容は、以下のとおりです。
◆「淡路島観光未来宣言」
私たちは、関西および瀬戸内の結節点に位置する淡路島の地の利を改めて認識し、この機をとらえ関西および瀬戸内との2軸の広域連携戦略の展開を通じて、アフター万博における淡路島観光のさらなるステージアップ、観光を基軸とした淡路島の一体的な振興をめざすことを宣言します。

1 瀬戸内エリアとの連携による芸術・文化を活かした周遊促進
瀬戸内エリアとの連携では、淡路島の芸術・文化資源を活かした観光周遊を促進します。世界的なコンテンツである瀬戸内国際芸術祭との協働を図り、淡路島が誇る文化・芸術、伝統芸能などを体験できる国際的な祭典の開催をめざします。
この祭典を大鳴門橋自転車道開通の記念イベントとすることで、瀬戸内一周500kmの自転車ルート「セトイチ」構想の実現に向けた第一歩を踏み出します。
2 関西との連携による世界に誇る食のエリアを活かした「農・食・観光」の一体的振興
関西との連携では、神戸空港国際化や関西国際空港の増便を契機に増加するインバウンドをはじめとするターゲットに、「食都神戸」と「世界一の食の島」をめざす神戸・淡路が連携し、世界に誇る食のエリアを活かした「農・食・観光」の一体的振興をめざします。
3 淡路島観光MaaSの推進
関西国際空港・神戸空港・徳島空港・高松空港を起点とした、神戸、大阪、京都、四国のストレスフリーな移動利便性の向上を図るため、公共交通網の整備や電子決済化など、淡路島観光MaaSを推進します。
(注1)ひょうごフィールドパビリオンは、地域の「活動の現場そのもの(フィールド)」を、地域の
方々が主体となって発信し、多くの人に来て、見て、学び体験していただく取組です。
https://expo2025-hyogo-fieldpavilion.jp/
(注2)モダンラグジュアリー(Modern Luxury)とは、自身の興味のある分野や贅沢だけではないも
の価値を見出し、そこに多くのお金を惜しまず費やす富裕層のことです。
(注3)OTA(オー・ティー・エー)とはOnline Travel Agent(オンライン・トラベル・エージェン
ト)の略語で、インターネットのみで取り引きを行う旅行会社のことを指します。
(注4)洲本市出身で関西経済連合会の松本正義会長、京都産業大の山田啓二理事長、淡路島観光協会
の木下学会長のほか、県淡路県民局長や島内3市長ら計11人で構成されます。2022年10
月以来で、今回はせとうち観光推進機構の真鍋精志会長を招き、淡路島観光の現状と課題、30
年に向けた展開をテーマに意見を交わしました。
■ 本件に関するお問い合わせ先
(一社)淡路島観光協会
住所:兵庫県洲本市港2-26 洲本市健康福祉館1階
電話:0799-22-0742 (営業時間内のみ受付いたします)
営業時間:月曜日~金曜日(平日)9:00~17:00
■淡路島ならではの本物体験ページ
https://www.awajishima-kanko.jp/taiken/
■【公式】淡路島観光ガイド・あわじナビ
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