― 戦国のメインステージ 岐阜 ― 岐阜関ケ原古戦場記念館 秋季特別展「関ケ原―よみがえる天下分け目の戦い―」
現代に残る貴重な史料を通して、天下分け目の「関ケ原の戦い」の実像に迫る 2024年10月8日(火)~11月24日(日)
岐阜県は、織田信長が天下布武を掲げた地、豊臣秀吉が墨俣一夜城で出世の足掛かりとした地、そして、徳川家康が関ケ原の戦いで戦国を終結させた地であり、数多くの戦国・武将観光資源を有する「戦国のメインステージ」です。
戦国・武将観光の中核拠点として2020年10月にオープンした「岐阜関ケ原古戦場記念館」(以下「記念館」)では、2024年10月8日より、現代に伝わる合戦当時の書状や武器・武具、屏風などを通じて天下分け目の「関ケ原の戦い」の実像に迫る、秋季特別展を開催します。
本展では、若くして約1万5,000の兵を率い、その采配によって戦況に大きな影響を及ぼした小早川秀秋を描いた「小早川秀秋像」(国指定重要文化財)をはじめ、初公開となる伝池田輝政所用「鉄黒漆塗横板矧(てつくろうるしぬりよこいたはぎ)二枚胴具足(にまいどうぐそく)」や、大阪城天守閣、行田市郷土博物館、敦賀市立博物館、関ケ原町がそれぞれ所蔵する、様々な描かれ方をした「関ヶ原合戦図屏風」など、全国各地の関ケ原の戦い関連資料を一堂に集めた見どころ満載の内容となっております。
また、吉川広家の関ケ原の戦い後の思いを伺い知ることができる示訓「吉川広家筆」(国指定重要文化財)や、宇喜多秀家が豊臣秀頼に忠誠を誓い、署名・血判した「宇喜多秀家血判起請文」(国指定重要文化財)などを通して、当時の武将たちがどのような想いで戦いに臨んだのか、その実像に迫ることができます。
記念館秋季特別展概要
1)秋季特別展「関ケ原-よみがえる天下分け目の戦い-」
〇展示期間 10月8日(火)~11月24日(日) ※ 記念館の休館日は除く
〇会場 記念館2階展示室
〇主な展示物
・小早川秀秋像【国指定重要文化財】(高台寺蔵)
※展示期間 10月8日(火)~10月14日(月・祝)
・示訓[吉川広家筆]【国指定重要文化財】(吉川史料館蔵)
・宇喜多秀家血判起請文【国指定重要文化財】(大阪城天守閣蔵)
※展示期間 10月8日(火)~11月4日(月・祝)
・鉄黒漆塗横板矧二枚胴具足(林原美術館蔵)
・縹糸威布袋菖蒲蒔絵仏胴(はなだいとおどしほていしょうぶまきえほとけどう)(たつの市立龍野歴史文化資料館蔵)
・薙刀(なぎなた) 銘(めい) 伯耆国住広賀(ほうきこくじゅうひろよし)作(名古屋刀剣博物館蔵)
・朱地井桁紋籏印(しゅじいげたもんはたじるし)(彦根城博物館蔵)
※展示期間 10月8日(火)~10月27日(日)
・八幡大菩薩流旗(はちまんだいぼさつながればた)(大阪城天守閣蔵)
※展示期間 10月29日(火)~11月24日(日)
・関ヶ原合戦図屏風(大阪城天守閣蔵)
・関ヶ原合戦図屏風(行田市郷土博物館蔵)
・関ヶ原合戦図屏風(敦賀市立博物館蔵)
・関ヶ原合戦図屏風(関ケ原町蔵)
岐阜関ケ原古戦場記念館について
■関ケ原の戦いを五感で楽しむ ― 見て、触って、肌で感じる戦国のメインステージ
①関ケ原の戦いを体験|「グラウンド・ビジョン」「シアター」
日本中を巻き込んだ関ケ原の戦いを俯瞰する「グラウンド・ビジョン」や、風や振動、光と音の演出であたかも合戦当日の関ケ原にまぎれ込んだかのような映像体験ができる「シアター」で、関ケ原の戦いを臨場感たっぷりに再現します。
②歴史に触れる|「展示室」「戦国体験コーナー」
館内では関ケ原の戦いの発端から終結までを実物資料等を交えて紹介しています。2024年3月には、動く合戦図屏風デジタルアート「関ヶ原群像図屏風」も展示を開始しました。本物そっくりの武器に触れたり、陣羽織を着て戦国武将になりきり写真撮影を楽しめる体験コーナーも人気です。
③展望室
360度全面ガラス張りの5階展望室からは現在の関ケ原を一望でき、展示で触れた合戦当時の景色と今を重ね合わせることができます。
■古戦場・史跡巡り
記念館で触れた数々の武将たちの戦いの跡を実際に現地で体感することができます。関ケ原を代表する七武将の物語を辿るウォーキングコースなどもあり、各武将の陣地から戦場を見下ろすことで、当時の彼らが見た景色を望むことができます。
最新技術を駆使した展示を見るだけでなく、実際に自身の足で歩き、目で見て体感できることも、関ケ原古戦場の魅力の一つです。
■施設概要
〇住所 岐阜県不破郡関ケ原町関ケ原894-55
〇電話 0584-47-6070
〇H P https://sekigahara.pref.gifu.lg.jp/
〇アクセス JR東海道本線関ヶ原駅より徒歩10分
〇設立 令和2年10月21日
〇館長 小和田 哲男(おわだ・てつお)
〇運営 岐阜県
〇開館時間 9:30~17:00(入館は16:30まで)
〇休館日 毎週月曜 ※祝日の場合は翌平日、12/29~1/3
〇料金
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