Square Roots Japan、ファーマーユニフォームの開発においてA-POC ABLE ISSEY MIYAKEと共創
――未来の農業の“あり方”をデザインするパートナーシップ――
株式会社Square Roots Japan(本社:東京都、代表取締役:松本舞、以下「スクエアルーツ」)は、2026年初頭にオープン予定のR&Dファーム「Agri Tech Lab Tokyo」、および各地で順次展開予定の商用ファーム「Agri Tech Base」にてファーマーが着用する専用ユニフォームの開発を「A-POC ABLE ISSEY MIYAKE(以下「A-POC ABLE」)」に依頼しました。
新たな服づくりのプロセスを展開する「A-POC ABLE」は、インドアファーミングに最適な機能性を備えつつ、全く新しい農業のあり方を象徴するデザイン性に富んだユニフォームを実現しています。

■衣服と農業、“衣食”の未来を模索する共鳴プロジェクト
スクエアルーツはAIを活用した環境制御テクノロジーにより、都市型農業をはじめとした究極の産直・地産地消モデルを提唱、持続可能な食の未来創造をミッションに掲げています。
一方、A-POC ABLEは、「A Piece Of Cloth(一枚の布)」から衣服の新しい可能性を探求し、時代を見つめながら進化を遂げてきたブランドとして、分野や業種を横断した協業を展開してきました。
長い歴史の中で当たり前とされてきた文化やプロセス、産業の形をもう一度見つめ直し、再構築することで成長を遂げる。時代を超えた真の「心地よさ」を追求する。
スクエアルーツとA-POC ABLEが共に目指す未来が交差し、「農業」と「衣服」一見して異なる分野でありながら、衣食住に含まれる人間の根幹的な営みという深部において共鳴したことで、今回の協業が実現しました。
いわゆる野良着や工業的な作業着ではなく、“都市における次世代農業の象徴”としての機能性・デザイン性の両立を追求しています。

■心地よさ・利便性・耐久性、そして衣服としての美しさ・個性、全てを満たすデザイン
作業服としての動きやすさに加え、あらゆる気候条件が再現されるスクエアルーツのグロウゾーン環境下において、ファーマーの衣服には気温や湿度への柔軟な適応が求められます。
また、衛生面に考慮し、エアシャワーや高頻度のクリーニングに対応する耐久性も必要です。
A-POC ABLEチームは、スクエアルーツのファーム環境や作業内容を丁寧にヒアリングし、「動きやすい」「心地よく着られる」ことを第一に素材選定から検討を開始。
今回開発されたユニフォームでは、通気性・速乾性を兼ね備えた、フレキシブルな形状記憶生地を採用。糸の太さや織り組織を調整し、通気性と耐久性を両立することに成功しました。
さらに携行品の収納や取り出しに便利で、落下防止構造も備えた多種多様なポケット配置など、ファーマーの取り得るあらゆる動作と、日々の着用を想定したデザインがなされています。
このように作業現場での心地よさと利便性・耐久性を追求しながらも、新しい世代のファーマーを想い描き、都市的なスタイルとしての洗練を両立させました。
ジャカード織りで、一枚の布の中に衣服としてのパーツやスクエアルーツロゴ、装飾要素を設計し、そこから裁断・縫製を行うA-POC独自の技法。一点ずつランダムに配置されたロゴとストライプ柄が個性を演出することで、ファーマーが自分だけのユニフォームデザインに愛着とアイデンティティを持てることも大きな特徴になっています。
我々が目指したユニフォームは、日常と仕事の間にある“スイッチ”のような存在であり、未来を担うファーマーたちが誇りを持ってあらゆる時間を共に過ごしたい衣服。
作業服でありながら、着こなしによって会議や打ち合わせの場にも自然に馴染むデザインが完成しました。

■コメント
・A-POC ABLE ISSEY MIYAKE デザイナー 宮前義之 コメント
スクエアルーツが描く都市型農業の未来は、A-POC ABLEが取り組んできた“衣服から社会との関係を再考する”姿勢と深く響き合うものでした。
現場の環境とファーマーの動きを理解するところから始まり、「心地よさ」「動きやすさ」「耐久性」を軸に素材と構造を探求しました。
A-POCならではの一枚の布から生み出すデザイン設計によって、ユニフォームには個性が宿り、着る人が誇りを持てる存在になっています。
未来のファーマーの日常と仕事を前向きに支える衣服として、新しい都市農業の景色に寄り添うことを願っています。

・Square Roots USA 共同創業者 /CEO トビアス・ペグス コメント

A-POC ABLE’s unique clothing concept– new forms springing out from a piece of cloth. I, myself is one of many that has been enchanted by this manufacturing philosophy, and the TYPE-U jacket has become my daily business attire in Japan, which I very much feel comfortable in.
It is my absolute delight A-POC ABLE has perceived agriculture as an important area to explore, and has chosen to partner with Square Roots Japan in the venture of creating together new standards for farm clothing. As the Co-founder and CEO of Square Roots US, I am proud and excited of this innovative initiative.
I hope the newly created uniform will be cherished by the farmers of not only Square Roots Japan but also in US and other areas where we seek future expansions.
A-POC ABLEのユニークな衣服 - 一枚の布から新たな形が生まれ出るコンセプト。私自身、そのものづくりの理念に魅了されたひとりで、TYPE-Uジャケットは訪日後の私にとって着心地の良いビジネスユニフォームになっています。
そんなA-POC ABLEが農業を重要な分野と捉え、農業服の再定義を行う革新的な取り組みのパートナーとしてSquare Roots Japanを選択してくれたことは大変な名誉であり、Square Roots USの共同創設者・CEOの立場としてこの共創を誇りに思います。
今回開発されたユニフォームが、日本だけでなくUS、今後展開されるであろう各国にも拡大して、ファーマー達に愛用されることを願ってやみません。
・スクエアルーツジャパン 代表取締役 松本舞 コメント

A-POC ABLEのチームとのユニフォームづくりを通じて、機能性とデザイン性は決して相反するものではなく、むしろ機能性の追求の中から、真のデザインが生まれてくるのだと実感しました。
人の動きに寄り添うデザインを、心地よく、美しいと感じる。それは、スクエアルーツの農場のシステムやワークフローを作り上げる時の哲学とも通じるものがあります。
また、袖を通した瞬間、着る人それぞれにその人らしい自信と個性を纏わせてくれる力。その体験を日々実感しながらファーマーたちが働くことは、作物にとって何よりの養分となるはずです。
A-POC ABLEのみなさんが作ってくださったユニフォームは、農場システムの一部として欠かせない要素になっていくと思います。
A-POC ABLE ISSEY MIYAKEと共に取り組んだSquare Roots Japanのユニフォーム。誕生までの背景とユニフォームに込めた想いを綴った記事を公開しました。農業と衣服、異なる分野が交わった軌跡を、インタビューと共に紹介しています。
◾︎採用について
スクエアルーツジャパンでは初の日本拠点となるファーム「Agri Tech Lab Tokyo」の新設に伴い、新規採用を行なっております。ご関心のある方は、下記ホームページをご覧ください。
URL:https://squareroots.co.jp/careers.html
【会社概要】
会社名: 株式会社Square Roots Japan
所在地: 東京都港区南青山5-4-27 Barbizon104 6F
代表取締役: 松本 舞
事業内容: モジュール型屋内農場の開発・運営、都市型農業ソリューションの提供
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社Square Roots Japan PR担当(藤牧)
Email: contact@squareroots.co.jp
公式HP: https://squareroots.co.jp/
Instagram:https://www.instagram.com/sqrjapan/ /@sqrjapan
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