【高知県】空き家活用事例コンテスト入賞事例決定!
趣あるアート拠点、海辺の町の宿…役目を終えた空き家に"第2の人(家)生”を―――生まれ変わった高知の空き家たち
■最優秀賞には、作家向け工房アパートが選出
高知県内の空き家の活用事例を発掘する「空き家活用事例コンテスト(主催:高知県住宅課)」が開かれ、応募のあった12事例から入賞事例が決定しました。
コパン荘(高知市・アート拠点)
最優秀賞に選ばれたのは、高知市の作家向け工房アパート「コパン荘」。
個人作家がアトリエ兼ショップとして利用できるテナント物件となっており、隣接の駐車場を整備してマルシェイベントを行うなど、地域に開けたサードプレイスとして活用されています。

リノベーション前は風呂無し・トイレ共用と昔ながらのアパート物件だったこともあり、長らく空き家状態が続いていたという現・コパン荘。多くの空き家が抱える、老朽化や防犯面、相続といった問題を懸念し、地域に開かれた場としての活用を進めていきました。
審査では、住居としては活用困難な条件を作家向け工房というアイデアで空き家再生につなげたことや、外観はありのままで費用を抑えて再生させたコスト感覚が評価され、最優秀賞に選出されました。


■事業承継、地域の課題解決、新たな場所の創出…空き家活用の可能性
最優秀賞に加え、地域に根ざした空き家の新たな可能性を広げる取組として、以下の6事例が優秀賞として選出されました。

民宿まるたや(東洋町・宿泊施設)
元オーナーの高齢化により維持が難しく空き家となっていた「旧まるたや旅館」。これを事業後継者が引き継ぎ、「民宿まるたや」として再生につなげました。

satoyado くぼつ(土佐清水市・宿泊施設)
3棟の空き家を分散型ホテルとして改修。
「漁師が運営する宿」として、釣り体験や魚捌き体験などアクティビティを充実させています。

Ohana(黒潮町・宿泊施設)
「おうちで過ごしているかのようにリラックスできる宿」をコンセプトに開業し、地域課題である「宿不足」の解消に貢献しています。

焙煎香房・古具 庵(香美市・販売、喫茶店)
香美市空き家バンクに登録されていた物件を活用し、喫茶提供・店舗のみならず地域の環境資源を活かした発信でECサイト販売にも事業を拡大しています。

LifeStyleHotel ichi(高知市・宿泊施設)
高知の文化「良心市」をコンセプトとした無人型宿泊施設で、県内の作り手の作品展示・販売ができ、関係人口の創出に寄与しています。

books&coffee an(南国市・喫茶店)
町全体の活性化を見据えた活用事例で、ブックカフェとしての機能だけでなく、観光客への情報発信や移住者たちの情報交換など「つなぐ場所」としての役割を担っています。
■高知県では、中山間地域の空き家活用を希望する方と空き家のマッチングを行っています

令和5年の調査では、高知県内の空き家数は約5万戸と推計され、空き家率は12.9%と全国トップクラスです。所有者の高齢化や、今後の災害対策などから空き家の利活用が急がれています。
そういったなか高知県では、地域で空き家を所有する方と、空き家を活用して起業したい方をマッチングする「高知県空き家ビジネスマッチング」を令和7年7月から新たに開始しました。
これにより、不動産業者がいないことから物件探しが困難な中山間地域における、空き家の流動の促進を図ります。
高知県の中山間地域で空き家をお持ちの方、空き家を活用したビジネスを検討中の方は、ぜひ下記のお問い合わせ先までご連絡ください。
■高知県空き家相談窓口
[電 話]088-803-6511
[メール]akiya@aioros.ocn.ne.jp
[受付時間]午前10時から午後5時(土日祝、年末年始除く)
■記事についてのお問い合わせ
高知県土木部住宅課 空き家対策チーム
[電 話]088-823-9858
[メール]171901@ken.pref.kochi.lg.jp
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