菌を増やすだけでは語れない。老化に立ち向かうために、食物繊維が支える「腸の土台づくり」
KIN no SUMIKAが第26回日本抗加齢医学会総会に企業出展。生活習慣病、低FODMAP食、睡眠・フレイルの知見から、健康寿命を支える新たな腸活視点をレポート
Alataka合同会社が展開する発酵腸活ブランド「KIN no SUMIKA(キンノスミカ)」は、2026年6月26日(金)から28日(日)までパシフィコ横浜ノースで開催された「第26回日本抗加齢医学会総会」に、企業ブースを出展しました。
本総会では、食事、腸内細菌、代謝、睡眠、フレイルなどを横断し、健康寿命を支えるための研究や臨床知見が共有されました。複数の講演を通じて見えてきたのは、腸内環境を「菌を増やすこと」だけで捉えるのではなく、食物繊維を介した発酵や代謝、さらに睡眠や身体機能まで含めて考える視点です。
本記事では、学会で共有された知見から見えてきた、老化に立ち向かうための「腸の土台づくり」をレポートします。

抗加齢医学で見直される、食物繊維の役割
なかでも印象的だったのが、食物繊維を便通のためだけの成分ではなく、腸内細菌による発酵や代謝を介して、全身の機能に関わる食事因子として捉える視点です。
大腸まで届いた食物繊維の一部は、腸内細菌によって発酵され、酢酸、プロピオン酸、酪酸などの短鎖脂肪酸に変えられます。これらは腸管上皮のエネルギー源となるほか、腸管バリア、免疫、糖・脂質代謝などとの関係が研究されています。
さらに、食物繊維の摂取は、生活習慣病との関連に加え、筋力、認知機能、睡眠、フレイルなど、加齢とともに変化しやすい全身の機能との関連も報告されています。抗加齢医学の視点から、食物繊維は「お腹の調子を整えるもの」から、健康寿命を支える可能性を持つ食事因子へと、捉え直されつつあります。
菌の種類や数だけでなく、「何を生み出したか」を見る
複数の講演を通じて見えてきたのは、腸内環境を「どの菌が、どれだけいるか」だけでは捉えきれないということです。
シンポジウムでは、グアーガム分解物を摂取した研究の解析途中の結果として、期待されていた菌群には明確な変化が見られなかった一方、便中の酪酸やプロピオン酸が増加したことが紹介されました。
この結果は、菌の構成に大きな変化が見られなくても、食物繊維の利用を通じて、腸内で起こる発酵や代謝が変化する可能性を示しています。
これからの腸活では、特定の菌を摂ることや増やすことだけでなく、菌が何を利用し、どのような代謝物を生み出しているかという機能面にも目を向けることが重要です。今回の学会を通じて、腸内環境を菌の種類や数だけでなく、その働きから捉える必要性が改めて見えてきました。
※紹介した研究は解析途中の内容を含み、当社製品を使用したものではありません。
食物繊維は、「自分に合う摂り方」も重要
食物繊維は健康を支える重要な成分です。一方で、種類や摂取量によっては、腹部膨満やガス、腹痛などの症状が現れる人もいます。
低FODMAP食に関する講演では、小腸で吸収されにくく、大腸で発酵されやすい糖質が、特に過敏性腸症候群(IBS)のある人の腹部症状に関与する場合があることが紹介されました。そのため、食物繊維や発酵性糖質は、誰もが一律に増やせばよいわけではなく、体の反応を見ながら種類と量を見極めることが重要です。低FODMAP食も、食品を避け続けるための方法ではなく、一時的な制限と再導入を通じて、自分が許容できる範囲を探る食事法です。
これからの腸活では、一般的に「健康に良い」とされているかだけでなく、自分の腸がどの種類や量にどう反応するかを見極めることも欠かせない視点です。
腸内環境を、睡眠や身体機能まで含めて考える
抗加齢医学では、病気の有無だけでなく、よく眠れることや、認知機能・身体機能を保つことも、健康寿命を支える重要な要素です。
京丹後長寿研究に関する講演では、参加者の約3割に睡眠障害が認められ、睡眠障害がフレイルや認知機能低下と関連していたことが紹介されました。また、食物繊維の摂取量が多い人ほど睡眠の質が良い傾向も示され、食事、腸内細菌、睡眠、認知機能、身体機能を一つのつながりとして捉える視点が示されました。
これらは観察研究に基づく関連であり、食物繊維の摂取が直接、睡眠やフレイルを改善すると断定するものではありません。それでも、腸内環境を便通や消化だけの問題にとどめず、睡眠や認知機能、身体機能との関わりまで考えることは、健康寿命を支えるうえで重要な視点です。
老化に立ち向かうための「腸の土台づくり」
今回の総会を通じて見えてきたのは、腸内環境は、特定の菌を摂ることや増やすことだけでは捉えきれないということです。大切なのは、菌の種類や数だけでなく、腸内細菌が食物繊維を利用し、どのような代謝物を生み出しているかという「働き」にも目を向けることです。
また、食物繊維は健康寿命を支える重要な要素である一方、種類や摂取量によって体の反応は異なります。一律に増やすのではなく、自分に合う摂り方を見極めること。そして、腸内環境を便通や消化だけでなく、代謝、睡眠、認知機能、身体機能とのつながりまで含めて考えることが、これからの腸活には求められます。
KIN no SUMIKAは、複数の菌が互いに関わり合いながら、代謝のバトンをつないでいく「菌のリレー」という考え方から生まれました。私たちが考える「腸の土台づくり」とは、多様な菌と、そのエサとなる発酵性食物繊維、さらに日々の食事や生活習慣まで含めて、菌が働きやすい環境を整えることです。
老化に立ち向かうために必要なのは、何か一つの菌や成分に頼ることではありません。腸内で菌が働き、つながり、代謝を生み出せる環境を日々整え、「腸の土台」を育てていくこと。その積み重ねが、健康寿命を支える「体の土台づくり」につながると考えています。
企業ブースでは「菌のリレー」と発酵性食物繊維を紹介

KIN no SUMIKAの企業ブースでは、「菌のリレー」と「腸の土台づくり」という考え方とともに、腸内細菌が発酵を通じて短鎖脂肪酸を生み出せる環境づくりを目指した「菌の玉手箱」「菌の贈りもの」を紹介しました。
医師や医療関係者に、配合する発酵性食物繊維の特徴や、腸内細菌による発酵・代謝まで見据えた製品設計について説明し、意見交換を行いました。今後もKIN no SUMIKAは、学会や医療現場から得た知見を、商品設計や情報発信に生かしてまいります。
【ブランド概要】
KIN no SUMIKA(キンノスミカ)
「食べることは、明日の自分を育てること。その積み重ねが、生き方の選択になる。」
発酵と腸内環境に着目し、「菌を摂る」だけではなく「腸の土台を整える」という考え方を提案する発酵腸活ブランド。
【会社概要】
会社名:Alataka合同会社
代表者:坪川郁代
所在地:東京都品川区
事業内容:健康食品及び化粧品の開発・企画・製造販売、健康食品・化粧品・日用品の卸売業
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