企業の営みの中にある資源や知見との出会いから、新たな視点を都市にひらく。新プロジェクト「YAU共創プロトタイピング」始動

有楽町アートアーバニズムYAU

有楽町アートアーバニズムYAUは、企業の営みの中にあるさまざまな資源や知見をアーティストのリサーチへとひらき、そこから生まれる問いや思考を、作品や気づきとしてビジネス街へと循環させる企業共創プロジェクト「YAU共創プロトタイピング」を始動します。

初の試みとなる今回は、株式会社レゾナックを共創パートナーに迎え、アーティスト・青沼優介が、同社の半導体封止材や川崎事業所のプラスチックケミカルリサイクルなど、同社の技術や現場、携わる技術者との対話やリサーチを行いました。その過程で生まれた思考を作品としてひらく展示《封止の動詞/作為の再生》を、大手町ビル地下2階ショーウィンドウにて開催します。

半導体を外部環境から守り、その機能を支える「封止材」。青沼はレゾナックへの訪問や技術者との対話を通じて、その役割を単なる保護や被覆ではなく、「ものに与えられた時間」や「寿命をかたちづくるもの」として捉え直していきました。

さらにその思考は、展示の舞台となる大手町・丸の内・有楽町エリア(以降、「大丸有エリア」)へと展開し、企業へのリサーチと都市へのフィールドリサーチを行き来しながら、「封止する」という行為を手がかりに、ものの時間や記憶、都市に残される痕跡を作品として立ち上げます。

会期中には、青沼とレゾナックの関係者によるトークイベントも予定しています。

アートとビジネスの新たな接点をひらく「YAU共創プロトタイピング」

「YAU共創プロトタイピング」は、有楽町アートアーバニズムYAUが、企業とともに新たな可能性を試すために展開する共創プロジェクトです。

YAUはこれまで、大丸有エリアを舞台に、アーティストの創造性やその営みをビジネス街に呼び込み、アーティスト、企業、ワーカー、研究者など、異なる背景を持つ人々が出会い、互いに触発される機会をつくってきました。

「YAU共創プロトタイピング」では、企業の営みの中にあるさまざまな資源や知見を、アーティストのリサーチへとひらきます。素材や技術、情報だけでなく、そこに携わる人々の経験や専門性、企業文化、場所、日々の仕事の中で培われてきた視点などとアーティストが出会う中で、対話し、本来とは異なる文脈から見つめ直します。

企業が自らの資源や知見を通常とは異なる視点のもとに置き、その意味や価値の可能性をアーティストとともに実験的に探索していく。そこで生まれた問いや解釈、観測は、作品をはじめとする表現や可能性へと展開し、再びビジネス街へと循環していきます。

YAUではこれまで、FUTURE VISION SUMMIT* などをはじめとする機会を通じて、企業とアーティストによるリサーチや共創、その成果を大丸有のまちにひらいてきました。「YAU共創プロトタイピング」では、より日常のなかでの気づきや実験を起点に、アートとビジネス双方にとって未知の可能性を探っていきます。

* FUTURE VISION SUMMIT 大丸有(大手町・丸の内・有楽町)を舞台に、ビジネス、アート、スタートアップ、テクノロジー、アカデミアなど多様な領域の実践者が交差し、未来社会に向けた問いとビジョンを発信する都市型サミット。
開催日:2026年12月17日~18日

会場: 丸ビル7階ホール・丸ビル8階コンファレンススクエア・三菱ビル1階サクセス、他

主催:FUTURE VISION SUMMIT 2026実行委員会 共催:東京藝術大学芸術未来研究場 特別協力:三菱地所株式会社

《封止の動詞/作為の再生》株式会社レゾナック × 青沼優介

レゾナックの技術や現場に触れ、そこで働く人々との対話を重ねるなかで、青沼の関心は、半導体封止材が持つ「守る」「留める」という働きへと向かっていきました。

半導体を外部環境から守り、その機能を支える「封止材」。その役割を手がかりに、青沼の思考は、ものに与えられる時間や、記憶がどのように残されていくのかという問いへと広がっていきます。

「封止する」という行為が、青沼の視点を通してどのように読み替えられ、作品へと立ち上がっていくのか。本展では、その思考の行方を大丸有の都市空間へとひらきます。

企業リサーチの様子
中間報告での様子
中間報告での様子

発表の舞台となるのは、大手町駅に直結する大手町ビル地下2階のショーウィンドウ。青沼はさらに、大丸有のまちなかへフィールドリサーチを行い、都市の中に残されたものや痕跡にも目を向けました。レゾナックの技術との出会いから始まった思考は、都市の時間や記憶へと広がり、まちで出会った断片を「都市の記憶を残す記憶媒体」として捉える視点へと展開していきます。

本展では、こうした企業と都市を行き来するリサーチから立ち上がった作品を、オフィスワーカーをはじめ多くの人々が行き交う大手町の風景のなかへ差し込みます。ビジネス街の一場面に、いつもとは異なる時間や視点が入り込み、その風景の見え方を少しだけ揺らす実験でもあります。

アーティスト・青沼優介コメント

今回の共創で、短期間で工場見学をはじめとするリサーチとヒアリングを重ね、知見の集積をまず行いました。アーティストが作品を作る際、意味や動機を獲得するきっかけは様々です。今回の場合は専門知識を理解する中で、尺度を自分の言語に合わせていく過程がそうでした。集積される情報が、自身の感覚と線で繋がる瞬間。そこで響き合ったものごとを、それぞれの題材で表現しています。みなさまの想像や好奇心を駆り立てるものとなれば幸いです。


YAU共創プロトタイピング
《封止の動詞/作為の再生》株式会社レゾナック × 青沼優介


詳細ページ [https://arturbanism.jp/project/prototyping2026_resonac/]

会期: 2026年10月13日(火)– 11月7日(土)

時間: 7:00–23:00 ※大手町ビルの開館時間に準じます。

会場: 大手町ビル地下2階ショーウィンドウ

        (東京都千代田区大手町1-6-1大手町ビルB2F)

東京メトロ・都営地下鉄「大手町」駅直結

入場: 無料

主催: 有楽町アートアーバニズムYAU

特別協力(共創パートナー): 株式会社レゾナック

リサーチ協力:株式会社レゾナック川崎事業所、株式会社レゾナック小山事業所


※本企画は、大丸有エリアのアートをめぐるキャンペーン「YAU WEEKS」の一環として開催します。

◉関連イベント
レゾナック × 青沼優介 トークイベント
会期中、本プロジェクトのリサーチや制作のプロセスを振り返るトークイベントを開催します。アーティスト・青沼優介と株式会社レゾナックの関係者を迎え、半導体封止材との出会いから、素材や技術をアーティストがどのように捉え、思考を展開していったのかを語ります。

■開催概要

日時:10月28日(水) 19:00~20:30

   18:45 開場

   19:00~19:45 トーク

   19:45~20:30 交流会

会場:Lounge Ö(東京都千代田区丸の内3-4-1新国際ビル1F国際フォーラム側)

定員: 約30名

参加費:無料

■お申し込み

下記Peatixページよりお申し込みください。

[https://yauprototyping-202610.peatix.com]

※お申し込みは先着順です。

※イベント風景を写真・映像に記録し、広報などの目的で使用する場合がございます。あらかじめご了承ください。

アーティスト
青沼優介|Yusuke Aonuma

武蔵野美術大学卒業後、東京藝術大学大学院修士課程修了。アーティスト、デザイナー。東京都立大学システムデザイン学部助教、武蔵野美術大学非常勤講師。Studio POETIC CURIOSITY共同主宰。素材や現象を通して、人と環境の関係を再考する作品・デザインを制作。Tokyo Midtown Award 2018 アート部門グランプリ、Fuorisalone Award 2026 Special Mention受賞。

共創パートナー
株式会社レゾナック|Resonac Corporation
レゾナックは、半導体・電子材料、モビリティ、イノベーション材料、ケミカル等を展開し、川中から川下まで幅広い素材・先端材料テクノロジーを持つ機能性化学メーカーです。2023年1月に昭和電工と旧日立化成が統合し、誕生しました。社名の「Resonac」は、英語の「RESONATE:共鳴する・響き渡る」と、Chemistryの「C」の組み合せです。レゾナックは「共創型化学会社」として、共創を通じて持続的な成長と企業価値の向上を目指しています。2025年度の売上高は約1兆3千億円、うち海外売上高が57%を占め、20以上の国や地域にある製造・販売拠点でグローバルに事業を展開しています(2026年1月時点)。


主催|有楽町アートアーバニズム YAU 

有楽町アートアーバニズムは2022年2月1日よりスタートした、アートを軸にしたイノベーション創出のプラットフォームです。 

「有楽町アートアーバニズムYAU」の詳細はこちら。

撮影:黑田菜月

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


ビジネスカテゴリ
アート・カルチャー
ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

URL
https://arturbanism.jp/
業種
サービス業
本社所在地
東京都中央区銀座一丁目3番先 東京高速道路北有楽ビル1階 16号室
電話番号
-
代表者名
有楽町アートアーバニズム実行委員会
上場
未上場
資本金
-
設立
2022年02月