「外貨決済サービス」の本格導入について 投資資金を外貨のままで管理できる決済サービスを2008年秋頃に開始予定。 国際分散投資ニーズの高まりを背景に、グローバル投資サービスをさらに拡大。
楽天証券株式会社(代表取締役社長:楠 雄治、本社:東京都港区)は、2008年秋頃を目処に「外貨決済サービス」の提供を開始いたします。

目的・ねらい
個人投資家の国際分散投資へのニーズが高まるなか、当社では、外国債券や海外ETFといった外貨建て商品の残高が大きく成長しており、2008年3月末現在、昨対比で146.6%(外国債券)324.6%(海外ETF)と、他の商品に比べて著しい伸びを示しております。
また、当社はネット証券における「グローバル投資」のパイオニアとして、米国株式の取り扱い(1999年)や、海外ETFの取り扱い(2006年)を開始するなど、他社に先駆けて外貨建ての商品やサービスの提供をおこなってまいりました。その他にも現在、中国株式(2003年開始)や外国債券(2006年開始)、FX(外国為替保証金取引、2003年開始)といった商品をラインアップしております。
こうしたニーズの高まりや、当社が持つノウハウを背景に、楽天証券では「グローバル投資」を今後の中核戦略のひとつとして捉え、外貨建てMMFのラインアップ拡充や、各国株式市場へのアクセス整備など、今後さまざまな商品・サービスを開始していく予定です。
そのなかで「外貨決済サービス」は、お客様が外貨建て資産に投資をする際に利便性の高いサービスであり、当社のグローバル投資サービスの基盤を担うものとなります。
サービスの概要・ポイント
「外貨サービス」の導入によって、お客様は円または米ドル以外での通貨で、外貨建て資産への投資や、売却代金の受け取りが可能になります。これにより、たとえば「南アフリカ・ランド建て利付債」を保有しているお客様は、利金の受け取りや償還時に“南アフリカ・ランド”で受取ることが可能になります。償還時期の為替レートが円高傾向で為替差損が発生する場合なども、外貨で受け取っておき、円に転換するタイミングを計ったり、そのまま南アフリカ・ランド建ての商品を買い付けたりすることができます。 今回、取り扱いを開始する通貨として、これまで当社が販売をおこなってきた外国債券の起債通貨である「オーストラリア・ドル」「ニュージーランド・ドル」「南アフリカ・ランド」「トルコ・リラ」の4通貨を第一弾として予定しております。
今後の戦略
今後は「外貨決済サービス」の取り扱い通貨を拡充するとともに、一部の通貨については外貨建てMMFの取り扱い開始を予定しております。これにより、外貨の待機資金を円に換えることなくプールしておくインフラを整備いたします。また商品面では、外国債券の起債通貨や外国株式の取り扱いを拡充してまいります。とくに外国株式では、現在お取引が可能な国内(日本)、米国、中国に加えて今後さらなる対応市場の拡大を行い、お客様の国際分散投資ニーズにきめ細かく対応できる商品ラインアップの実現を目指してまいります。
■外貨決済サービスの概要
サービス概要
・外貨の定時為替取引による外貨決済サービスを米ドル以外にも拡充
・外貨建て債券の利金や償還金、途中売却代金を起債通貨または日本円で受取れる選択制の導入
・外貨建て債券の当該通貨による直接の買い付け
開始時期
・2008年秋頃(予定)
対象通貨
・オーストラリア・ドル、ニュージーランド・ドル、南アフリカ・ランド、トルコ・リラ
・米ドル(現在提供中)
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- 商品サービス
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