日本版HTA導入による製薬企業への影響:インフラの構築や経験の蓄積、医療技術評価の専門家の養成急務。eyeforpharma社業界レポートにて
eyeforpharma 社(本社英国)は、7月15-16日に東京都内で開催するReal World Data Japan 2014に向けて、RWDに精通する業界のリーダーであるバイエル薬品・マーケットアクセス本部長(執行役員)のブルーノ・ロッシー氏、ブリストルマイヤーズスクイブのDirector, Prioritized Market Lead Oncology –Japan Global Commercialization Oncologyの上村慎一氏にインタビューを実施。HTAやRWDに関する考え方や課題、今後の展望についてそれぞれの見解を示していただきました。
インタビューでは、以下の観点から議論がされています。
① 日本版HTA導入の際の課題として、日本市場に費用対効果の評価手法が存在しないことや、他の先進国と比べて医療制度や薬価制度のシステムが異なるなど日本独自の医療や制度環境を踏まえた設計の必要性を議論。
② さらなる課題として、医療経済性評価のベースとなる疫学データや診療行為データといった医療情報データベース(DB)の構築、利用が進んでいないことに言及。新制度が導入されれば、製薬業界は様々な準備や変化を迫られることを指摘。
③ 医療情報DBが未整備なだけでなく、データの管理、集積、解析するためのインフラや、費用対効果の研究、分析を担う人材も十分ではないという問題への対応が必須。企業トップの意識改革や社内での組織連携の必要性を示唆。
インタビューの内容をまとめた業界レポートの無料ダウンロードリンク:
http://www.eyeforpharma.com/real-world-data-japan/jp-content3.php
■ eyeforpharma について
eyeforpharma は、激変する医薬品市場にて、医薬品業界関係者が最新の情報や有益な事例を共有するプラットフォームをレポートやカンファレンスなどの媒体を通じて提供しております。
http://social.eyeforpharma.com
■ Real World Data Japan 2014について
Real World Data Japan 2014は、製薬業界のリアルワールド・データ(実際の医療診療行為に基づくデータ)の分析・活用に特化したサミットです。製薬業界のマーケティング・開 発、その他部門で変化に敏感なキーパーソンが最重要課題を議論し、直接情報交換できる機会を提供いたします。リアルワールド・データ(レセプト、市販後調査、DPC、電子カルテデータなど)の有用性やデータの統合方法、また効果的な分析方法など、リアルワールド・データにおける課題を議論致します。
http://www.eyeforpharma.com/real-world-data-japan/jp-index.php
■ 本件に関するお問い合わせ先
ステファニー クームズ
Email: scoombes@eyeforpharma.com
UK: +44 (0) 207 422 4343
Fax:+44 (0) 207 375 7576
① 日本版HTA導入の際の課題として、日本市場に費用対効果の評価手法が存在しないことや、他の先進国と比べて医療制度や薬価制度のシステムが異なるなど日本独自の医療や制度環境を踏まえた設計の必要性を議論。
② さらなる課題として、医療経済性評価のベースとなる疫学データや診療行為データといった医療情報データベース(DB)の構築、利用が進んでいないことに言及。新制度が導入されれば、製薬業界は様々な準備や変化を迫られることを指摘。
③ 医療情報DBが未整備なだけでなく、データの管理、集積、解析するためのインフラや、費用対効果の研究、分析を担う人材も十分ではないという問題への対応が必須。企業トップの意識改革や社内での組織連携の必要性を示唆。
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