誠勝、特許出願中のAI関連技術を活用した団体・企業向けの研修補助ツール「AIDARD」を開発
※潜在的課題指摘能力とは・・・団体・企業の従業員などが、社史などの編纂史料を読み解き、所属団体の潜在的な経営課題を察知・把握する能力。
「AIDARD」の概要
「AIDARD」は社史や自治体史などの編纂史料をベースに、事前に用意された記述式テストの回答から「理解度」「共感度」「伝達度」「実践度」を数値化、従業員の“潜在的課題指摘能力”として評価できるツールです。企業のアーカイブ担当者や経営企画担当者、博物館学芸員などはこれらの数値を用いることで、研修の効果測定や人材の評価・育成にご活用いただけます。
【「AIDARD」でできること・流れ】
(1)自治体・企業・団体管理者が、団体・企業の編纂史料のデータとユーザー(従業員など)の情報を誠勝に送付
(2)各ユーザーにIDとパスワードを発行、また管理者にも管理者用のIDとパスワードを発行、マイページ発行
(3)ユーザーが団体・企業の編纂史料を読んで、「AIDARD」のテスト項目に回答
(4)ユーザー回答の団体・企業の編纂史料の内容との親和度を、先行研究を踏まえた独自基準による判定(AI・機械学習と関連する独自技術)
(5)ユーザー・管理者各マイページに結果を反映
(6)研修実施後の事後評価により、研修前後の効果測定も可能。
特許出願中の独自技術
「AIDARD」の特徴は、「産業連関表」の構造データを使用した独自のエンジニアリング技術です。誠勝は本技術を「企業把握度を出力するフレームワーク」の名称で特許出願中です(特願2022-212913)。
開発の背景と今後の展望
誠勝は創業以来蓄積してきたデジタルアーカイブ構築に関するノウハウに加え、デジタルアーカイブ構築後の利活用を見据えた活動を進めています。団体・企業などのデジタルアーカイブが有効に利用され続けるためには、組織内の過去の編纂資料の電子化にとどまらず、日々更新される組織内外の新たなデータと組み合わせて利活用できる仕組みが不可欠です。当社ではその一環として、AI技術の応用と、政府・自治体などが公表するオープンデータとの連携に取り組んでいます。これらの技術を用いることで既存のデジタルアーカイブは、地域社会や地域経済の実体や、過去から現在までの情報を反映した“活きたデータ”として生まれ変わります。
当社は「まちづくり人材育成事業」として、本ツールを地域活性化に資する人材育成に活用する予定です。具体的には、地域企業の経営企画・社史アーカイブを担う人材育成や、学芸員や司書などの貴重書・文化財に関わる人材に対し、博物館が所蔵する史料の調査研究や地域課題に対する理解を深めるツールとして提供する予定です。
株式会社誠勝について
誠勝は「”文化を継承するアメーバ”を創る。」をミッションに掲げ、デジタルアーキビストやAI・機械学習、地域産業連関分析などの専門知識を有したメンバーも在籍している「デジタルアーカイブ構築と利活用」のスペシャリスト集団です。2012年の設立以来、累計5,000社以上の企業や団体にご愛顧いただいており、「IT×デジタルアーカイブ」で人々の生活を豊かにするために活動しています。
■ 会社概要
社名 :株式会社誠勝
本社 :東京都新宿区余丁町7−1 発明学会ビル2階
奈良支店 :奈良県奈良市三条町475−1 松田ビル3階
設立 :2012年10月12日
代表者 :代表取締役 山本大視
事業内容:デジタルアーカイブ構築事業、まちづくり人材育成事業
会社HP :https://sei-syou.co.jp/
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