循環型環境価値を実現する新時代の“4R建築”アルミ製ユニットハウス「t2-01」、11月4日より販売開始

SUS株式会社

 FA(ファクトリーオートメーション)向けアルミプロファイルメーカー大手のSUS(エスユウエス)株式会社(本社:静岡県静岡市 代表取締役社長:石田琢志、以下、SUS)は、従来の“3R”(Reduce、Reuse、Recycle)に、「Remain」(美観と性能の長期維持とメンテナンスコストの削減)という独自の観点を加えた新時代の“4R建築”、アルミ製ユニットハウス「t2-01」(ティーツーゼロワン)を開発し、2025年11月4日より販売を開始します。

 「t2-01」は、柱や梁、屋根といった主要構造部材に、自社鋳造工場で製造した再生アルミ(*1)を採用。「Reduce」「Reuse」「Recycle」の3Rに、「Remain」という独自の観点を加えた、これまでにない循環型環境価値を提供します。従来の建築材料では困難であった“4R”をアルミの力で実現し、持続可能な社会に貢献する、新時代のユニット建築です。

 また、用途に応じてフレキシブルにカスタマイズが可能で、単身者向けのワンルーム住居としてはもちろん、ワークスペースや宿泊施設、可動式のポップアップ店舗、コンテナ型データセンターに至るまで、B to BやB to Cを問わず、幅広いシーンでご利用いただけます。

 1,200mm×1,200mmを基本グリッドとした構造で、2,400㎜×6,000㎜ユニットの販売価格は1,000万円(施工費込み、消費税・各種オプション費用別)を予定しています。

(*1)再生アルミは、製造に必要なエネルギーが新地金のわずか3%。CO2排出量を大幅に削減し、持続可能な社会に貢献するリサイクル材料です。

新時代の“4R建築” アルミ製ユニットハウス「t2-01」

2×5(2,400㎜×6,000㎜) 単身者向けワンルーム住居の仕様例

■ 「役目を終えたら廃棄する」から、「繰り返し利用する」時代へ - 建築の常識を変える「t2-01」の特長

【特長-1】 新時代の“4R建築” -アルミが実現する循環型環境価値-

 「t2-01」は、廃棄物の発生を抑制し、資源の循環利用を促進する“3R” (Reduce、Reuse、Recycle)に、美観と性能を長期間維持する「Remain」を加え、アルミの特性を最大限に活用した新しい建築のかたちです。

①Reduce〈廃棄削減〉: 改修や解体時の廃棄物を最小化

当社独自の納まり技術により、シーリング工事を不要としました。ボルトやビスで組み上げる機械式接合で、暴風雨にも耐える高い防水性能を確保。改修時には部品単位での分解・再構築が可能で、廃棄物の処分費用や再利用時の環境負荷削減に貢献します。

機械式接合を採用し、部品単位での分解・再構築が可能

②Reuse〈再利用〉: 移設や内装改修で繰り返し使えるユニット建築

クレーンを使ったユニット単位での設置・移設工場生産後、トラックで現地へ運び、クレーンで設置します。設置後もユニット単位で『動かせる』特性を活用して、移設や内装改修による再利用が可能。ライフスタイルや使用環境の変化に合わせて、繰り返し使うことができます。

クレーンを使ったユニット単位での設置・移設

③Recycle〈再生〉: 役目を終えた後は、新たな「t2-01」へ循環利用

建物としての役目を終えたアルミ部材は、資源として再利用。当社の鋳造工場で再生アルミとして生まれ変わり、再び「t2-01」の主要構造部材として活躍します

役目を終えたアルミは自社工場で溶解し、再生アルミとして循環利用

④Remain〈保持〉: 耐候性に優れたアルミ外皮で美観と性能を長期間維持

屋根や外装などの外皮はすべてアルミで構成。長期間にわたって美観と性能を維持します。定期的な塗装や補修が不要で、メンテナンスコストの削減に貢献します。

排水機能を備え、室内への漏水を防ぐ独自の屋根材を開発(特許出願中)

【特長-2】 恒久建築と同等の、快適で安全な居住性能

窓の水密性を評価するJIS等級W-3/W-4を元にした条件で、激しい暴風雨環境を再現し、室内への漏水がないことを確認。

「t2-01」は、恒久建築と同等の「優れた居住性能」も確保しています。2030年以降、すべての新築住宅に適合が求められるZEH(*2)基準「断熱等級5」を満足し、快適な室内環境を提供します。また、外気の浸入を防ぎ、高い省エネ性を実現する「高気密性」(C値1程度)を確保したほか、防災拠点並みの耐震性、「耐震等級3」を実現。さらに、第三者機関における暴風雨環境下での漏水試験を行い、自然災害に対する高い安全性を実証しています。

(*2)Net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の略

【特長-3】 用途に応じてフレキシブルにカスタマイズ可能

1,200㎜ピッチで選べるサイズバリエーションを用意

設置環境や利用目的に応じて、サイズや内装、設備を自由にカスタマイズできるのも「t2-01」の特長です。柱スパンを1,200㎜グリッドとし、2×2(2,400㎜×2,400㎜)から2×5(2,400㎜×6,000㎜)まで、1,200mmピッチで選べるサイズバリエーションを準備しています。扉や窓の配置、内装や設備などのオプションを組み合わせることで、フレキシブルにカスタマイズ可能です。

■ 「アルミが世界を変える。」 - SUSのアルミ建築事業「ecoms」が提案する、新時代のアルミ建築

 1992年の創業以来、アルミという素材に向き合い、生産現場の自動化・省力化を支えるさまざまなアルミプロダクトやソリューションの開発・製造・販売を行ってきたSUSは、FA分野で培った技術を活かし、「アルミ建築」の研究・開発・普及にも積極的に取り組んできました。その始まりは、建築基準法の改正によりアルミが指定建築材料として認可された2002年5月にさかのぼります。同年10月にアルミ建築事業「ecoms(エコムス)」を立ち上げ、アルミ建築への挑戦をスタートし、翌2003年5月には、アルミ構造材として確認申請物件第一号となるアルミ建築「ecoms hall」を完成させました。

 ecoms事業部はこれまで、アルミならではの軽量性や耐候性、高い押出精度といった優位性を生かしつつ、熱伝導率の高さなど建材としての課題を克服する試行錯誤を重ね、建築分野での実績を重ねてきました。現在では、アルミのスタイリッシュな外観と軽量性を活かした施工性、高い耐候性によるメンテナンスフリーを強みとした、駅ホームの「待合室」やサービスエリアの「喫煙ブース」がそれぞれ200棟以上、全国に設置されています。

 ecoms事業部の立ち上げから20年以上の歳月を経て完成したのが、このたびのアルミ製ユニットハウス「t2-01」です。社会環境やライフスタイルが急激に変化している現在、住居や施設に求められるニーズや役割も変化し続けています。「建てて、使って、廃棄する」から、「繰り返し利用する」時代へ。SUSは、「t2-01」を通じて、従来建築の概念を打ち破る“4R建築”を提案し、環境にやさしく、持続可能な社会の実現に取り組んでいきます。そして、安心・安全・快適な居室空間を「アルミ」で実現するという目標に向け、SUSは、これからもアルミ建築の可能性に挑戦してまいります。

◆◇◇ モデルルーム『ecoms villa』 宿泊体験

 安全で快適な「t2-01」の居室空間を体感していただくため、千葉県木更津市に、モデルルーム『ecoms villa』をオープンしました。ワーケーションや宿泊研修などにもご利用いただけます。見学会・宿泊体験・ご取材をご希望の方は、以下ecomsサイトのお問い合わせページよりお申し込みください。

ecomsサイト:https://ecoms.sus.co.jp/ 

お問い合わせページ:https://ecoms.sus.co.jp/form/contact/

SUS(エスユウエス)株式会社 概要

本  社: 静岡県静岡市駿河区南町14-25 エスパティオ6F

設  立: 1992年6月19日

資 本 金 : 2億9,000万円

売 上 高 : 332億9,000万円(2025年2月期連結売上 単体では281億7,000万円)

従業員数: 従業員数 1,066名 (内、正社員906名。2025 年10月現在) 

事業内容: FA向け機械装置およびユニット機器製品の設計開発・製造・販売。
アルミ製住宅および建築用アルミ構造材の設計開発、製造販売。

アルミ製家具およびアルミ建材の製造販売。

U R L : https://www.sus.co.jp/ 

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会社概要

SUS株式会社

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URL
http://www.sus.co.jp/
業種
製造業
本社所在地
静岡県静岡市駿河区南町14-25 エスパティオ6F
電話番号
-
代表者名
石田琢志
上場
未上場
資本金
-
設立
1992年06月