キャップジェミニ、製造企業向けの「デジタル・マニュファクチャリング・サービス」を開始 ~デジタル時代のビジネストランスフォーメーション実現へ向けた支援
広範なカスタマーエクスペリエンスとスマートオペレーションをひとつにまとめたキャップジェミニ・グループの新たな提案は、デジタルトランスフォーメーションがもたらす機会を実現し、インダストリー4.0への取り組みを促進します。
【パリ発】 世界有数のコンサルティング、テクノロジー&アウトソーシングサービスプロバイダーであるキャップジェミニが、新たなサービス「デジタル・マニュファクチャリング・サービス」の開始を発表しました。この新たなサービスは、定評あるキャップジェミニ・グループの業界専門知識を結集して、製造業のお客様がスマートコネクテッドなプラントや製品を構築することで製造時間の短縮と生産性の向上を実現し、デジタル時代の新しいビジネスモデルの導入を可能にします。この新たなデジタル・マニュファクチャリング・サービスは、ムンバイのデジタルマニュファクチャリングCoE(Center of Excellence)と、北米、フランス、ドイツにある3つのデジタルマニュファクチャリング・ハブを通じて提供されます。急速な成長を続けるキャップジェミニのデジタル・マニュファクチャリング・サービスは、グループの強力なコンサルティング、技術、エンジニアリング能力を組み合わせて、お客様のデジタル戦略、デジタルトランスフォーメーションの計画と実施を支援します。
製品および資産の概念化からフル生産まで、デジタル技術は製造業を変えつづけています。マス・カスタマイゼーションやサービスとしての製品(Product-as-a-Service)などの新しい顧客の期待が、製造バリューチェーン全体のデジタル化の必要性をさらに強めています。スマートでコネクテッドな製品や資産、オペレーションは、市場投入までの時間を短縮し、生産性を向上させ、コストを削減し、新たな収入源と新たなビジネスモデルの可能性を提供します。ただし、デジタルトランスフォーメーションには、新たな思考、スキルそして新たな作業方法 - モノのインターネット(IoT)とオペレーション、情報技術のコンバージェンス (融合)- が必要不可欠です。
キャップジェミニ・グループのデジタルマニュファクチャリング部門グローバルヘッドのJean-Pierre Petitのコメント:あまりに多くのメーカーが、製造現場と顧客の両方ではなく、いずれか一方についてのみ「デジタル化」を考えています。メーカーは、顧客とスマートオペレーションの両方のデジタル化と接続を検討することによってのみ、成長の原動力となるデジタルの最適化と破壊的能力を真に実現することができるのです。キャップジェミニの物理的世界と仮想的世界を結びつける能力は、市場でもユニークな能力です。キャップジェミニは、物理的な資産をビジネスシステムに結びつけるだけではなく、カスタマーインサイトをデジタルトランスフォーメーションに向けた取り組みの不可欠な要素のひとつとして活用する能力が、デジタル時代のためのビジネストランスフォーメーションを成功させようと努力する世界中の製造業のお客様にとって価値あるものであることを証明しました。
キャップジェミニのデジタル・マニュファクチャリング・サービスは、スマートプロダクトやスマートサービスの開発、製品および資産のライフサイクル管理、産業サイバーセキュリティ、オンサイト・遠隔オペレーション管理、インダストリアルIoT&ビッグデータ、そして複雑なシステムシミュレーションにおける企業のデジタル成熟度を向上させます。キャップジェミニは、デジタル・マニュファクチャリング・サービスの提供を通じて、航空宇宙&防衛、自動車&部品、化学製品、消費財、エネルギー&公益、ハイテク、産業機器、ライフサイエンス、資源などさまざまな製造業界の企業によるデジタルトランスフォーメーションの受け入れ、推進の実現を支援します。以下に、いくつかの例をご紹介しましょう。
Faurecia – キャップジェミニは、大手自動車部品メーカーであるFaureciaの企業規模でのデジタルトランスフォーメーションイニシアチブを支援しています。新たなデジタルソリューションがもたらすすべての機会、特に各種オペレーションやサプライチェーン、製品ライフサイクル管理、共同作業における手順、カスタマーリレーションシップ管理におけるあらゆる機会をすべて見直しています。探索フェーズでは、3年間に及ぶ大規模なデジタルトランスフォーメーションプログラム - 作業現場での製造インテリジェンスの使用からIoTの倉庫への統合まで - の開発をかじ取りするために、パフォーマンスに関する主な技術的促進要因を特定し、3か月にわたって40もの概念実証(POC)に対するテストを実施しました。
Valeo – キャップジェミニは2015年以降、Valeoと協力して、商用車両ならびにレンタカー企業向けのコネクテッド・モビリティ・ソリューションの設計に従事してきました。この新しいソリューションは、スマートフォン経由で共有できるデジタル化された車両キーにValeoのInBlue仮想キー技術を使用するものです。このソリューションは、予約、支払い、車両の地理的位置情報、車両のチェック、返車遅延通知、インシデント通知、サービス評価など、完全にデジタル化されたプロセスを提供します。
Siemens Building Technologiesは、キャップジェミニが協力し建物ならびに不動産の自動化のためのIoTクラウドベースの独自のサービスプラットフォーム、Navigatorのさらなる開発に取り組んでいます。現在、建物から生成されたデータを活用して予知保全、予防保全、持続可能性ならびにエネルギー管理を行う新たな分析機能を不動産顧客に提供しています。
今や製造業企業にとって不可欠なデジタルトランスフォーメーション
デジタルのトランスフォーメーションをもたらすポテンシャルと製造業者におけるデジタルトランスフォーメーションの緊急性は、製造業者のオペレーション分析導入に関する最近のキャップジェミニ・コンサルティングの調査・研究で証明されています。回答者の70%以上が、今や顧客中心のプロセスよりもオペレーション分析のイニシアチブを重要視しています。しかしながら、分析イニシアチブをビジネスオペレーション全体に広く統合し、目的を達成できたのは、わずか18%だけでした。
キャップジェミニ・コンサルティングの調査・研究の詳細はhttps://www.capgemini-consulting.com/going-big-operations-analytics よりご覧いただけます。
キャップジェミニのデジタル・マニュファクチャリング・サービスは、以下を安全に実現・管理します。
スマート・コネクテッド・プロダクト:企業は、デジタル化された製品開発、変更管理、製品やプラントのユニークな3Dモデルに基づいて拡張されたコラボレーションを実現できるようになります。キャップジェミニは、複雑なシステムのスムーズなシミュレーションを容易にすることで、物理プロトタイプやテストの必要性を回避し、成長を促進する製品使用に基づくイノベーションの開発を支援します。
スマート・コネクテッド・プラント:リアルタイム&デジタルで管理、監視、操作します。キャップジェミニは、企業がシームレスでリアルタイムなソリューションをサポートするさまざまなデジタル技術で企業パフォーマンスを改善し、プラントの構想からフル稼働までを加速し、製品の市場投入までの時間を短縮するためのトランスフォーメーションを支援します。キャップジェミニは、サービスとしてのプラットフォームを用いて、製造のフローとプロセスをシミュレートしながら、効率の向上と資産のインテグリティの実現を支援します。効率性は、予防保全、予知保全そして製品品質によっても最適化されます。さらにキャップジェミニは、企業が産業制御システム向けサイバーセキュリティサービスで資産と生産を確保し、業界規制順守の下で安全な環境でオペレーションを実施、管理し、真のデジタル統合を実現するための支援を提供します。
新しいビジネスモデル:マス・カスタマイゼーションやサービスとしての製品などのモデルの導入や顧客のニーズに応えることで動的な顧客の期待に対処しながら、グローバルな製造業者からデジタルプロバイダーへのトランスフォーメーションと進化を可能にし、ます。キャップジェミニは、企業がデジタル製造プラットフォームとサービスを受け入れて、デジタル能力に投資することで、持続可能な競争優位性の実現に向けた支援を提供します。
キャップジェミニのデジタル・マニュファクチャリング・サービスの詳細については、以下のサイトをご覧ください。
https://www.jp.capgemini.com/digital-manufacturing-2
キャップジェミニについて
キャップジェミニは、2017年に創業50周年を迎え、従業員数19万人以上、40か国にビジネスを展開する、世界有数のコンサルティング、テクノロジー&アウトソーシングサービスプロバイダーです。グループの2016年のグローバルでの売上は125億ユーロを達成しました。お客様とともに、お客様のニーズに合わせて、お客様によるイノベーションと競争力の実現を可能にするビジネス、テクノロジー&デジタルソリューションを開発し、提供しています。完全な多文化組織であるキャップジェミニは、独自の作業形態である Collaborative Business ExperienceTMを開発し、独自のデリバリーモデルRightshore®を活用しています。
詳細は、以下をご覧ください。
www.capgemini.com(キャップジェミニ)
www.jp.capgemini.com(キャップジェミニ株式会社)
Rightshore®はキャップジェミニの登録商標です。
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