夏や秋の花粉症にも役立つ!「東京都内の花粉飛散情報 by 埼玉大学」提供開始!~花粉症クエストと埼玉大学
夏はカモガヤ、ハルガヤ、ホソムギなどのイネ科花粉症で悩む人が増えています!
「花粉症クエスト」は、埼玉大学・王青躍研究室と共同で、2018年6月15日より花粉症の原因となる花粉飛散情報を提供します!東京都内で花粉自動観測器とダーラム法の両方で同時に花粉モニタリングし、データをネットで公開するのは初めて!夏や秋の花粉症対策にお役立てください!
花粉症やアレルギーに関連する情報サイト「花粉症クエスト」(https://kafunq.com)は、国立大学法人・埼玉大学大学院理工学研究科・王青躍研究室(http://park.saitama-u.ac.jp/~wang_oseiyo/index-j.php)(*1)が行う花粉飛散測定に協力し、東京都内の花粉症の原因となる花粉飛散情報の提供を開始(https://kafunq.com/tag/kafun-data/)します。
東京都世田谷区でKH3000と呼ばれる花粉自動計測器とダーラム法(スライドグラスに落下した花粉を染色し、顕微鏡で計測する方法)の2つの手法で、花粉症の原因となる花粉モニタリングを行います。2つの花粉観測手法で得られたデータを毎日ネットで公開する取組みは都内で初めて。
今回の花粉飛散測定は、埼玉大学・王青躍研究室の研究テーマである「都市部通年性花粉アレルゲンや発癌性芳香族炭化水素類等の複合毒性微粒子の計測と評価」(科研費基盤研究B)、「春秋季における花粉アレルゲン微小粒子の飛散情報と生体同性の解析」(公益財団法人鉄鋼環境基金 助成事業)の一環として行われますが、都心部住宅地域の花粉飛散データをタイムリーにネットで公開することで、近年増加している夏や秋の花粉症対策の一助になることを目的としています。
■王青躍教授、花粉アレルゲンと大気汚染物質の関係性を解明
埼玉大学・王青躍教授はアカデミアだけでなく『名医とつながる!たけしの家庭の医学 』(テレビ朝日)、『ザ!世界仰天ニュース』(日本テレビ)など多数のテレビ番組にもご出演し、花粉研究の第一人者としてご活躍しています。特に、花粉から放出されたアレルゲン物質が粉じんや黄砂など大気汚染物質に汚染され、それが気管や気管支、肺まで侵入して疾患の原因となることを明らかにしたことで有名です。
■増えるイネ科花粉症、症状では咳や喉(のど)のかゆみも
市街地の緑地化計画も影響して、田舎だけでなく都心部でもイネ科雑草が増えています。花粉症の症状といえば鼻炎や目のかゆみが中心ですが、最近増えているのが咳や喉のかゆみ。イネ科雑草の中には比較的小さいサイズの花粉が存在していたり、花粉から放出された花粉アレルゲンは微小粒子であるため、鼻や目の粘膜フィルターを通過して気管や気管支で炎症を起こすことが多いと考えられています。
■埼玉大学の花粉飛散測定に、花粉症クエストが協力。花粉飛散データをサイト内で配信
花粉症クエストは、国民病といわれる春のスギ・ヒノキ花粉シーズンに限定せずに、通年で花粉症の治療や予防に役立つ情報提供することをコンセプトとしています。そこで埼玉大学が今回実施する花粉飛散測定に協力し、花粉飛散データを花粉症クエストのサイト内(https://kafunq.com/tag/kafun-data/)にて毎日配信します。
●公開データの内容
・KH3000で30分毎に自動計測する花粉個数をもとに、その日の1立方メートルあたりの平均花粉濃度(花粉個数/1m³)
・ダーラム法で識別した花粉症の原因となる花粉の種類とその1cm²あたりの個数(夏はイネ科、マツ属、コナラ属、カバノキ科などの花粉を、秋はブタクサ、ヨモギ、カナムグラなどの花粉を中心に観測します)
●データ公開のタイミング
・当日測定したデータを原則翌日公開。花粉飛散に応じてほぼ毎日更新
■こんな風に活用してほしい!
花粉飛散の観測地点は東京都世田谷区の住宅街です。田舎、河川敷、公園など花粉飛散が多めの地点ではなく、あえて典型的な都心部の住宅街で観測することで、都会の居住地域にお住まいの方に大気環境の参考情報としてご活用していただけます。とりわけ、春の花粉シーズンでもないのに鼻水や目のかゆみなど花粉症の症状が起こっていたり、咳・かゆい・だるいなど体調がすぐれない方に、原因を探るきっかけや参考にしていただきたいと考えています。
■花粉飛散測定の概要
●観測地点:
東京都世田谷区
●観測手法:
花粉自動計測器と顕微鏡の両方を用いて花粉飛散状況を確認します。
(1)花粉自動計測器「KH3000」を使ったモニタリング
KH3000はストローのような口から外気を吸い込み、花粉より重い粒子を除き、粒子にレーザーを照射し、散乱する光から28~35μmの球形粒子を自動で計測します。スギやヒノキの主なサイズは30μm程度ですので、KH3000は気象庁や地方自治体などでスギやヒノキ花粉飛散情報のために用いられています。
初夏の時期に花粉症の原因となるイネ科、コナラ属、カバノキ科などの花粉の中にはこの直径レンジのものがあるため、今回の観測でもKH3000を使用して空中にある花粉飛散個数をカウントし、1m³あたりの花粉個数をモニタリングします。
(2)ダーラム法によるモニタリング
スライドガラスに白色ワセリンを塗布したものを屋外に24時間設置、その上に落下した花粉を顕微鏡で計測する方法で、1cm²当たりの花粉数で表します。
KH3000と同様に花粉飛散数をカウントする目的もありますが、観測地点で飛んでいる花粉の種類を識別することも目的としています。
花粉症クエスト内の「東京都内の花粉飛散情報 by 埼玉大学」コーナー(URL:https://kafunq.com/tag/kafun-data/)に、KH3000で計測したその日の平均花粉濃度(1m³あたりの花粉個数)と、ダーラム法で識別した花粉症の原因となる花粉の種類とその個数(1cm²あたりの花粉個数)を、原則翌日に公開します。
「花粉症クエスト」を運営する株式会社キューアイは、埼玉大学の花粉飛散計測への協力をはじめ、さまざまな取組みを通じて、花粉症やアレルギーに悩む方々のQOL(クオリティオブライフ、生活の質)向上に貢献していきます。
▼「東京都内の花粉飛散情報 by 埼玉大学」の詳細はこちらをご覧ください。
●詳細:『今は何の花粉症?『東京都内の花粉症の原因となる花粉飛散情報 by 埼玉大学』をチェック!』
https://kafunq.com/kafundata-saitamauniv/
▼「東京都内の花粉飛散情報 by 埼玉大学」コーナーはこちらをご覧ください。
●コーナーURL
https://kafunq.com/tag/kafun-data/
▼(*1)埼玉大学大学院・王青躍教授プロフィール
王青躍先生は現在、埼玉大学大学院において、「花粉症原因物質、特に微小粒子、PM2.5などに関する研究」、
「環境汚染物質の計測、汚染源同定・評価手法についての研究」、「枯渇性資源と再生可能資源・エネルギーの高効率利用システムの開発、廃棄物の処理・資源化技術の実用化についての研究」などを行っています。
▼花粉症クエストの運営会社「株式会社キューアイ」について
東京都世田谷区でKH3000と呼ばれる花粉自動計測器とダーラム法(スライドグラスに落下した花粉を染色し、顕微鏡で計測する方法)の2つの手法で、花粉症の原因となる花粉モニタリングを行います。2つの花粉観測手法で得られたデータを毎日ネットで公開する取組みは都内で初めて。
今回の花粉飛散測定は、埼玉大学・王青躍研究室の研究テーマである「都市部通年性花粉アレルゲンや発癌性芳香族炭化水素類等の複合毒性微粒子の計測と評価」(科研費基盤研究B)、「春秋季における花粉アレルゲン微小粒子の飛散情報と生体同性の解析」(公益財団法人鉄鋼環境基金 助成事業)の一環として行われますが、都心部住宅地域の花粉飛散データをタイムリーにネットで公開することで、近年増加している夏や秋の花粉症対策の一助になることを目的としています。
■王青躍教授、花粉アレルゲンと大気汚染物質の関係性を解明
埼玉大学・王青躍教授はアカデミアだけでなく『名医とつながる!たけしの家庭の医学 』(テレビ朝日)、『ザ!世界仰天ニュース』(日本テレビ)など多数のテレビ番組にもご出演し、花粉研究の第一人者としてご活躍しています。特に、花粉から放出されたアレルゲン物質が粉じんや黄砂など大気汚染物質に汚染され、それが気管や気管支、肺まで侵入して疾患の原因となることを明らかにしたことで有名です。
■増えるイネ科花粉症、症状では咳や喉(のど)のかゆみも
市街地の緑地化計画も影響して、田舎だけでなく都心部でもイネ科雑草が増えています。花粉症の症状といえば鼻炎や目のかゆみが中心ですが、最近増えているのが咳や喉のかゆみ。イネ科雑草の中には比較的小さいサイズの花粉が存在していたり、花粉から放出された花粉アレルゲンは微小粒子であるため、鼻や目の粘膜フィルターを通過して気管や気管支で炎症を起こすことが多いと考えられています。
■埼玉大学の花粉飛散測定に、花粉症クエストが協力。花粉飛散データをサイト内で配信
花粉症クエストは、国民病といわれる春のスギ・ヒノキ花粉シーズンに限定せずに、通年で花粉症の治療や予防に役立つ情報提供することをコンセプトとしています。そこで埼玉大学が今回実施する花粉飛散測定に協力し、花粉飛散データを花粉症クエストのサイト内(https://kafunq.com/tag/kafun-data/)にて毎日配信します。
●公開データの内容
・KH3000で30分毎に自動計測する花粉個数をもとに、その日の1立方メートルあたりの平均花粉濃度(花粉個数/1m³)
・ダーラム法で識別した花粉症の原因となる花粉の種類とその1cm²あたりの個数(夏はイネ科、マツ属、コナラ属、カバノキ科などの花粉を、秋はブタクサ、ヨモギ、カナムグラなどの花粉を中心に観測します)
●データ公開のタイミング
・当日測定したデータを原則翌日公開。花粉飛散に応じてほぼ毎日更新
■こんな風に活用してほしい!
花粉飛散の観測地点は東京都世田谷区の住宅街です。田舎、河川敷、公園など花粉飛散が多めの地点ではなく、あえて典型的な都心部の住宅街で観測することで、都会の居住地域にお住まいの方に大気環境の参考情報としてご活用していただけます。とりわけ、春の花粉シーズンでもないのに鼻水や目のかゆみなど花粉症の症状が起こっていたり、咳・かゆい・だるいなど体調がすぐれない方に、原因を探るきっかけや参考にしていただきたいと考えています。
■花粉飛散測定の概要
●観測地点:
東京都世田谷区
●観測手法:
花粉自動計測器と顕微鏡の両方を用いて花粉飛散状況を確認します。
(1)花粉自動計測器「KH3000」を使ったモニタリング
KH3000はストローのような口から外気を吸い込み、花粉より重い粒子を除き、粒子にレーザーを照射し、散乱する光から28~35μmの球形粒子を自動で計測します。スギやヒノキの主なサイズは30μm程度ですので、KH3000は気象庁や地方自治体などでスギやヒノキ花粉飛散情報のために用いられています。
初夏の時期に花粉症の原因となるイネ科、コナラ属、カバノキ科などの花粉の中にはこの直径レンジのものがあるため、今回の観測でもKH3000を使用して空中にある花粉飛散個数をカウントし、1m³あたりの花粉個数をモニタリングします。
(2)ダーラム法によるモニタリング
スライドガラスに白色ワセリンを塗布したものを屋外に24時間設置、その上に落下した花粉を顕微鏡で計測する方法で、1cm²当たりの花粉数で表します。
KH3000と同様に花粉飛散数をカウントする目的もありますが、観測地点で飛んでいる花粉の種類を識別することも目的としています。
●花粉飛散データの配信:
花粉症クエスト内の「東京都内の花粉飛散情報 by 埼玉大学」コーナー(URL:https://kafunq.com/tag/kafun-data/)に、KH3000で計測したその日の平均花粉濃度(1m³あたりの花粉個数)と、ダーラム法で識別した花粉症の原因となる花粉の種類とその個数(1cm²あたりの花粉個数)を、原則翌日に公開します。
「花粉症クエスト」を運営する株式会社キューアイは、埼玉大学の花粉飛散計測への協力をはじめ、さまざまな取組みを通じて、花粉症やアレルギーに悩む方々のQOL(クオリティオブライフ、生活の質)向上に貢献していきます。
▼「東京都内の花粉飛散情報 by 埼玉大学」の詳細はこちらをご覧ください。
●詳細:『今は何の花粉症?『東京都内の花粉症の原因となる花粉飛散情報 by 埼玉大学』をチェック!』
https://kafunq.com/kafundata-saitamauniv/
▼「東京都内の花粉飛散情報 by 埼玉大学」コーナーはこちらをご覧ください。
●コーナーURL
https://kafunq.com/tag/kafun-data/
▼(*1)埼玉大学大学院・王青躍教授プロフィール
王青躍先生は現在、埼玉大学大学院において、「花粉症原因物質、特に微小粒子、PM2.5などに関する研究」、
「環境汚染物質の計測、汚染源同定・評価手法についての研究」、「枯渇性資源と再生可能資源・エネルギーの高効率利用システムの開発、廃棄物の処理・資源化技術の実用化についての研究」などを行っています。
- ご出身:中国上海市
- 1982年上海大学冶金化学学部卒業
- 1982年中国国立上海非鉄金属研究所・物理・化学研究室 主任研究員、チームリーダー(1988年まで)
- 1988年来日
- 1992年埼玉大学大学院理工学研究科博士前期課程修了。修士(工学)
- 1995年埼玉大学大学院理工学研究科博士後期課程修了。博士(工学)
- 2002年埼玉大学大学院理工学研究科助教授
- 2017年埼玉大学大学院理工学研究科教授
▼花粉症クエストの運営会社「株式会社キューアイ」について
- URL : http://qi-corp.com
- 所在地 : 東京都世田谷区北沢3-27-4 立木ビル2F
- 代表者名: 代表取締役 落合舞子
- 理念:花粉症やアレルギーに関連する情報サイト「花粉症クエスト」(https://kafunq.com)の運営などを通じて、社会の元気をサポートします。
- 事業内容:インターネット関連サービス/広告・イベント関連サービス
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