「人手不足の地域薬剤師会を支援」- エスト、日薬アクションリスト包括対応のDX基盤を本格展開
〜「地域医薬品集の自動作成」「医療材料の採用情報共有」の新機能に加え、都道府県薬が地域薬を支援する「操作代行機能」で、リソース格差という構造的課題も解消へ〜
日本薬剤師会による「地域医薬品提供体制強化のためのアクションリスト」公表、そして2025年8月に厚生労働省の地域医薬品提供体制構築推進事業の実施要綱が発表。全国の薬剤師会が、地域医療の未来を担うリーダーシップへの強い使命感と、「何から手をつければ」というリソース不足の現実との狭間で葛藤する今、エスト株式会社(本社:東京都台東区)は、アクションリスト対応を単なる業務から地域薬剤師会の存在価値を高める変革の機会へと転換させる、統合プラットフォームの提供を本格開始します。
新機能「地域医薬品集の作成」「医療材料の採用情報共有」に加え、9月公開の「都道府県薬による操作代行機能」により、情報関連業務を抜本的に仕組み化。これにより、地域薬剤師会が本来注力すべき「地域の多職種連携の深化」や「地域医療課題の分析・対策立案」といった、人にしかできない創造的な業務へリソースを集中させ、そのパフォーマンスを最大化する運営基盤を構築します。
■ アクションリスト対応の現実的課題と地域薬剤師会の苦悩
2025年8月に厚生労働省の地域医薬品提供体制構築推進事業の実施要綱が発表され、各薬剤師会は具体的な計画策定と実行を迫られています。しかし多くの地域薬剤師会では「巨大な課題を前に、何から手をつければ良いか分からない」「日常業務に追われ、新規プロジェクトに割く人手がない」という切実な声が上がっています。
特に中小の地域薬剤師会では「他の薬剤師会に後れを取ることなく地域を牽引しなければ」という強いプレッシャーを感じながらも、リソース不足により具体的な実行策を見いだせずにいるのが実情です。
■ 「情報業務は仕組み化、人的業務に集中」を実現
エストは創業以来、薬剤師会の皆様がその専門性を最大限に発揮できる環境をテクノロジーで実現することを追求してまいりました。弊社の思想は、「煩雑な情報関連業務は徹底的に仕組み化・自動化し、人は、人にしかできない価値創造に集中するべき」というものです。アクションリスト対応は、その思想を具現化し、薬剤師会の存在価値を飛躍させる絶好の機会です。エストシステムは、その変革を力強く牽引し、共に未来を創るパートナーです。
【今回リリースした主要新機能】
・地域医薬品集の作成機能(Action2対応)
既存の採用薬情報共有システム「e-STock」に追加。各薬局からの情報収集、Excelなどでの統合、再配布といった手作業を完全自動化。地域全体の採用薬情報を集約・分析できる基盤を構築し、データに基づいた医薬品提供体制の対策立案を支援します。
・医療材料の共有機能(Action5対応)
在宅医療のニーズが高まる中、不足しがちな医療材料の情報を薬局間、さらには多職種間で可視化。緊急時の円滑な分譲を促し、持続可能な在宅医療提供体制の構築を強力に後押しします。
地域における医療材料のあり方を分析するための手段としても利用が可能です。
■ 1つのシステムでアクションリストを包括的にカバー。薬剤師会DXをワンストップで実現
医薬品情報共有システムは数多く存在しますが、エストのプラットフォームは医薬品だけでなく、麻薬グループ管理、医薬品提供体制リスト管理、お知らせ・イベント情報の管理・周知、資料のクラウド共有、災害対応まで統合。地域薬剤師会の各種業務を1つのシステムで完結させることで、「システム間の連携負荷」「データの二重入力」「複数ベンダーとの調整コスト」を排除し、真の意味での「薬剤師会DX」を実現します。
【エストシステムのACTION別対応機能】
ACTION 1:地域における薬局機能の把握(リスト化)・地域での活用
地域薬剤師会がリソースをかけることなく、地域住民や多職種の方に向けて、リアルタイムで更新される医薬品提供体制リストをWebページの形で提供できます。
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一斉送信できる連絡機能による継続的な情報更新
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主な閲覧端末であるスマートフォンでも見やすく操作可能
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絞り込み機能で目的の薬局をすぐに検索可能
ACTION 2:地域の医薬品情報の把握・共有
非会員を含めた地域薬局の医薬品情報を集約し、地域薬局間の連携を強化。
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地域医薬品集の作成
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地域薬局(非会員含む)間の採用薬情報の共有
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課題のある医薬品に関する薬局間での情報共有
ACTION 4:休日・夜間における医薬品提供体制の構築
行政の広報サイトとも容易に連携でき、地域住民への周知が確実に。
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医薬品提供体制リストの自動更新
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自治体ホームページ上でも公開可能
ACTION 5:在宅医療における医薬品提供体制の強化
在宅医療に関わる医療材料・医薬品(麻薬含む)の多職種間で情報共有。
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医療材料・麻薬の薬局間共有
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医療材料・麻薬の多職種との共有
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在宅対応リソースの可視化
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麻薬譲渡グループ管理
■ 【2025年9月リリース】「操作代行機能」で、リソース格差という構造的課題に終止符を
リソースが不足している地域薬剤師会を支援するため、都道府県薬剤師会がシステム操作を代行できる機能を近くリリース予定です。この機能により、更新作業などを都道府県薬剤師会がサポートすることが可能となり、「人手が足りないから対応できない」という構造的な課題を解決。都道府県単位でのガバナンス強化と、地域薬剤師会とのシームレスな連携を実現し、日本全体の医薬品提供体制の底上げに貢献します。
さらに今後も、調剤報酬改定や関連法令の改正に伴い必要となる項目に迅速に対応し、システムのアップデートを継続してまいります。エストは、テクノロジーの力で薬剤師会の皆様を煩雑な業務から解放し、その専門性が最も発揮されるべき領域でご活躍いただけるよう支援を続けてまいります。
〜 導入実績 〜
東京都、神奈川県、大阪府をはじめ13都府県の地域薬剤師会で導入されています。
現在も多くの薬剤師会様よりお問い合わせいただいており、今後も拡大見込みです。
■ 会社概要
会社名:エスト株式会社
所在地:東京都台東区東上野3-15-14 丸山ビル
設立:2016年
事業内容:三師会・医療団体向けシステム開発、DX支援、ホームページ制作など
ホームページ:https://est-jp.com
■ 本件に関するお問い合わせ先
エスト株式会社
TEL:050-5605-8112
FAX:050-3153-0986
E-mail:est@est-jp.com
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